《有終の美》という言葉があるように、つまり美しくあるから有終を遂げられるということだと思う。成功して高位に上り詰めると、人は謙虚さを失い傲慢になりたがる。しかし自分はまだまだ事足りてないと分かっていれば、謙虚さを保てる。物事を成しえるには美しい姿勢、向き合い方が大事だと思うのだ。
山口智子さんがVOGUEの記事で「花盛りだけでなく、朽ちゆく姿にも色香を漂わせて、誰かの心を魅了できたら幸せ」と語っていた。人は内面を磨きながら歳を重ねれば、必ずその内面の花は、さらに咲き誇るもの。外面は朽ちてゆけども、内面の花は輝きを増し、滲み出る。そういう生き方をしたい。