霊界の研究も行っていた国学者・平田篤胤。彼の思想に共鳴したのは全国の庄屋(名主)たちだったという。 稲生物怪録を有名にしたのも彼の力によるもの。 平成の時代に、没落した豪農の家系であるところの自分が、この若武者とお化けたちの物語に熱中したというのは、今考えてみると面白い。