永田和宏

『うた新聞』2021年3月号(1)

①汚れたら死ぬ人形の並びをり死なぬ気がするわたしの前に 川野里子 雛人形をテーマに生と死を描く。人形は形代として人間の霊を宿す。死は想定外。しかし商品の雛人形は汚れたらキズ物として捨てられる。死なぬ気がしているだけで、自分は必ず死ぬと知っている主体。生死の逆転。 ②吉川宏志「東日…

河野裕子 没後十年特集

角川短歌2020年8月号「河野裕子没後十年記念特集」を読みました。 河野裕子さんの全歌集についての評を年を追って掲出してあり、河野裕子の人生を知ることができました。 私は河野裕子の短歌と言えば、夫の永田和宏さんに対する恋歌というイメージが強かったのですが、彼女が結婚してからの歌は、母…

作歌のヒント(新版) 〜永田和宏

 歌人の永田和宏さんの著書「作歌のヒント 新版」(NHK出版)を読みました。 短歌を作るための心構えのようなことから、修辞や技法に関すること、また歌会で他人の歌を読み込むことの意味などについても言及されていて、とても幅広い内容になっています。  短歌を作る上で一番大事なのは、永田先生…

あと604日

2月3日(水)朝日新聞夕刊 永田和宏・京産大名誉教授が最終講義  記事には、「自分の仕事と同じように、他の人の仕事を面白がれるか。質問ができるように話を聞こう」「自分のいるこの場所だけが世界だと思わず、確かな一歩を踏み出すために、できるだけ遠くを見よう」が、永田研究室の「家訓」と紹介…

058 メルケルのいない世界に備えよう

今、ボクは自分のことをとても恥ずかしく思っています。 もし一つだけ夢を叶えられるとしたら、ドイツの首相を退任した後のメルケルにインタビューした~い。 え? 勘違いしないでください。そのことが恥ずかしいんじゃないですよ。 Twitter とfacebook 、Youtubeがトランプのアカウントをそれぞれ…

永田和宏先生最終講義

先日行われた永田和宏先生の最終講義を聴講した。COVID-19流行のため会場には限られた人数しか入れず、多くの人はオンラインで聴かざるをえない中、会場に招待頂きありがたいことであった。 永田先生は、世界的な細胞生物学者であり、京大で長く教授をされた後、京都産業大学で学部長、研究所長を歴任…

山の手線、大崎駅周辺1981~

私が大崎駅近くのマンションに引っ越してきたのは1981年の頃だった。その頃、大崎駅前北側(山手線内)には工場が立ち並び、準工業地域の指定がされていた。引っ越し後マンションの中高層階まで「ガッチャンガッチャン」と手前の工場から大きな音が聞こえてきていた。うるさかった。空気もかなり長…

「読書」に意味を見出せない、学生のみなさんへ

初めまして、vegielabです。普段はvegan情報を発信していますが、学生を相手にする仕事柄、悩みを多く聞く「読書の意義」について書こうと思います。「本を読みなさい!」と説教する気はまったくありませんのでご安心を。記事が少しでも気になった学生のみなさん、5分程で読める記事ですのでぜひ読ん…

人付き合いで悩む学生のみなさんへ

初めまして、vegielabです。普段はvegan情報を発信していますが、仕事柄、さまざまな悩みを抱える学生を相手にしているため、今回は悩みの多い、「人間関係」について書こうと思います。記事が少しでも気になった学生のみなさん、ぜひ読んでいってください。 「すべての悩みは人間関係に起因する」(…

『塔』2020年8月号(1)

①充実の一冊。特に河野裕子の特集はやはり『塔』ならではと思う。「肉声」に触れる思いを噛みしめながら読む。 裕子さんの声に触れつつ思い出す 身体を潜らせた言葉が大事 小川和恵 ②背表紙をご覧下さい。左から『短歌』『短歌研究』『塔』各8月号。一番右は永田和宏×河野裕子対談が行われた2001…