冷却清水膨張タンクの水量が減ったら清水を補給し、機関日誌に補給量を記入します。冷却清水の膨張を吸収するタンクで通常蒸発等により少しずつ減少しますが、その量や増減速さで清水漏れや清水クーラーからの海水侵入を知ることも出来ます。
A重油を使用する中速機関の燃料圧力が安定しない時は燃料油戻りラインの調圧弁がスティックしているかもしれません。症状としては本来どの回転数でも一定圧力であるはずの燃料圧力が回転数によって変化してしまう等です。当機の場合、調圧弁内のバルブとバルブ本体が傷だらけになり固着気味でした。
メタロンでプレフィルター等を洗浄する時は濃いメタロン水(水5ℓに、メタロンを粉洗剤スプーン三杯投入、出来ればぬるま湯)をつくり、そこにフィルターを漬けて揉み洗いします。この時、漬け置き及びこすり洗いは厳禁です‼︎仕上げはこれでもかというくらい水洗いをしましょう!←1番大事‼︎
今日はこの子と格闘。セントラルクーラーはプレート式のイメージだが本船はシェル&チューブ。艤装の資料を紐解くと浅い所を走るのでこの方式にした模様。詰まりが酷いと棒で突いたり薬液洗浄をするが泥だけならエア吹かしでOK。下段約500箇所をエア吹かし!0.11MPa迄しか下がらなかった…
こんなに暑いのにエアコンがトリップするので開放掃除。本船の居住区エアコンのコンデンサーはとても小さいが、この海水冷却式はもう今時流行らないかなぁ〜。そして綺麗に掃除するとトリップしなくなる。機械は正直だ。
今日は逆止玉形弁が逆止しなくなったので点検していく。弁も弁座も決して綺麗ではないが全閉すれば流量は止まるし、そこまで重要なバルブではないので、今回は弁の動きが良くなることだけを考える。全然関係ない摺動部を少し磨いてみたりなんかして…。結局貝殻2枚を摘出して逆止するようになった。
今日はこの子のお相手😄シリンダ上部に漏水が有り、ヘッドを開放して内部点検。ガスケット?当たり面?締め付け不良?とりあえず、ついでに高・低圧弁も綺麗にしたし、またバシバシ圧縮空気作ってね😁※エンジンの始動や制御等に使用する圧縮空気を作る空気圧縮機です。
2,000馬力直列6気筒4サイクルディーゼルエンジンの排気管伸縮継手は取り付け向きに注意です⚠️少し分かり辛いですが、刻印をチェック!※写真はヤンマー
主機燃料入口ストレーナを掃除しました。 このエンジンの燃料はA重油です。 エンジン入口に2つあるうちの、よりエンジンに近い2次ストレーナを掃除しました。 目の細かいノッチワイヤーエレメントです。
オイル補給口からミストが噴射するという事で、空気圧縮機を開放点検。ピストンリングが大丈夫ということは…正解です!悪いのはピストンピンのOリングです。ここからクランクケースへ圧縮空気が逃げていたのです。なんとOリングが完全に無くなっていました…。ついでにピストンリングも全数新替です
主機遠隔操縦装置電磁弁ユニット交換:ブリッジ主機操縦ハンドルのリミットスイッチから電気信号で来た前・後進信号をこの電磁弁でエアーに変換してマリンギヤを遠隔操作します🕹️主機回転数操作はブリッジ主機操縦ハンドル減圧弁から機側ガバナーまで直接導かれたエアーによって行われます(IHI)
インサートペーパーを入れておけば掃除が多少楽になります。純正品も良いですが、同じ形にカットした新聞紙をグリスで貼り付けても良いです👍 ※LOバイパスストレーナ(遠心分離筒掃除) ヤンマー EY26
また海水バラスト配管にピンホール🕳️。 保護亜鉛効いてないのかな…🤔 とりあえずブラシで擦ってオリスチールで応急処置🩹 しかしこの「オリスチール」が便利すぎます😍 デブコンのように、よくあるA剤とB剤を混ぜ合わせて使うパテですが、指先で捏ねるだけなので、場所も道具も必要ありません👍
圧力計や連成計周辺・制御空気・ドレンライン等、船で銅管は多岐にわたり使用されています。特に6・8・10㎜あたりの銅管と銅管用継手・リング玉・チューブカッターは常備しておきたいです😄こういう月間整備予定に無い誰もやらないような所をコソコソやるのが好きです🪛w
主機過給機ブロワー薬液洗浄をすると全体的に排気温度が下がります。ブロワーが相当汚れているという事ですよね?低速エンジンではあまりオススメしていなかったように記憶していますが、中速エンジンなら良いのでしょうか?🤔いずれにしても、薬液投入スピードと乾燥運転時間には注意が必要です。