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本気で転職したい船乗り必見!そんな時間なくない…?その悩みに元航海士が答えます。Part.2

Part.1はいかがでしたか。まだ読まれてない方はまずはそちらを!

(この記事は投げ銭制です。有料の範囲をかなり少なめにしていますので、少しでも気になる!もっと書いて欲しい!と思っていただけた場合、缶コーヒーを奢る感覚でこの記事を購入していただければ筆者は大変喜びます。)


<やっと下船!休暇に入ってスタートダッシュをキメる具体的な流れ>

さて、乗船中はエージェントからの求人を比較検討したことで、今の会社を辞める妄想がさぞ具体的になったことでしょう!

めでたく下船となり、船乗りらしくセクシーなお姉さんがいる店で吐くまで飲みたい気持ちはわかります(偏見)が、転職活動はここから本番。
次の手順としては、Part.1で触れた採用方法の1と3を本格始動させる必要があります。

1. 転職サイト、SNS等マッチングサイトを使う
3. 自分で直接問い合わせ・応募する

下船直後に転職活動を本格始動させるにあたって最も大切なことは、あらかじめ自分のやりたい業界・職種を具体化させておくことです。
ご想像の通り、休暇中に転職活動を終わらせるためにはスピード勝負になりがち。
そこで、乗船中に転職エージェントから得た求人から自分のやりたいことをあらかじめ明確にしておき、下船直後から自分の意志で自分が求む求人情報を掴みに行くようにすることがマストとなります。

<転職サイトを効果的に使う方法>

1. 転職サイト、SNS等マッチングサイトを使う

転職サイトは、自分で転職サイトを介して応募するパターンや、自分のプロフィールをアップロードしてスカウトを待つパターンなど色々あります。
ここで大切なことは、自分の転職の軸を決めて自ら情報収集することです。

転職の軸とは、自分が今回の転職で何を重要視するかということです。(年収を可能な限り下げたくない、とにかく残業はしたくない、絶対に田舎で働きたい、とか)

下船後もこのような軸を持たずに受け身になっているだけでは、自動で送られてくる自分に合わない求人を眺めている間に次の乗船日になるいつものパターンになります。
私も逆スカウト型のビズリーチに登録して、オイシイ話が降ってくるのをただ待っていた時期がありましたが、経験が浅く年収も低すぎることもあってか、野生の転職エージェント(?)からショーモナイ求人情報が送られてくることがほとんどでした。

(そもそも航海士が陸に転職して年収が上がるはずもなく…無謀でした…)

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転職サイトはその形態に関わらず、常に自分から情報を取りに行き、自分の転職の軸に合った会社を見つけ出して比較検討するために使うことが重要になります。

<自分で直接問い合わせ・応募をすべき理由3つ>

3.自分で直接問い合わせ・応募する

最終的に一番有効となる手段は、転職サイトでも転職エージェントでもなく、3.自分で直接問い合わせ・応募するになります。結局クソめんどくさそうな結論やんけ……と落胆した人も念の為以下の理由とメリットを見てください!
きっとエージェントに頼らずに自分から連絡を取りたくなるはずです。


理由1. 本当に自分の軸に合った会社に入れる可能性が上がる
理由2. 人事に本気度が伝わる
理由3. ホームページの更新が杜撰な海運会社が多いため実際は求人を行ってる場合がある

理由1. 本当に自分の軸に合った会社に入れる可能性が上がる

誰でもググれて情報に溢れているこの時代においては「広告やマッチングサービスなどの自動で流れてくる情報の価値」と「自らの意志で取りに行った情報の価値の価値」の差はまさに月とスッポン。
自分の人生を一変させる次なる会社の情報は自らGETし、面接を申し込みましょう!
具体的には、公式ホームページに加えて「openwork」や、「en Light House」などの評判サイトから情報を集めて会社を絞り込んで行くのがオススメです。
また、海運業界は狭いため互いの会社の噂話は絶えず飛び交っています。そして全国の船乗りはあなた同様かそれ以上の頻度で転職サイトを覗いています。マジで。
乗船中もさり気なく(ガチなトーンで聞くと心配されます)先輩に気になっている会社の評判や求人情報を聞くと、最新の情報が手に入ることはよくあります。あなたのネットワークをフル稼働させて調べてみまくってみましょう。

(openworkはこんな感じ。使いやすいし見やすくてオススメ。めっちゃ世話ンなった。)

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理由2. 人事に本気度が伝わる

これはとてもシンプル。自分が採用担当になったつもりで考えてみましょう。エージェント経由で使い古されたテンプレ履歴書を送ってくる応募者と、明確に自分の意志で電話をかけてくる応募者、どちらに心が動かされるでしょうか?・・・後者ですね。圧勝です。やったぜ。
いきなり電話をかけるのは失礼になりそうで怖い…というのもわかりますが、礼節を持って「御社が魅力的で気になっています!御社に入りたいです!」と言われて不快になる採用担当は滅多にいないと思います。思い切ってやっちゃいましょう!

理由3. ホームページの更新が杜撰な海運会社が多いため実際は求人を行ってる場合がある

転職を考えて各社のサイトを見たことがある人はお分かりでしょうが、大手や有名中堅を除く海運会社の採用ページはどこもマジでガチのクソダサな上、まったく更新されていません。

そんな中でも転職サイト等では募集をしていたり、実際は人材が不足している会社はかなり多いです。クソダサ採用ページで募集が出ていないからと言って諦めずに1本電話を入れてみましょう。
私の場合も

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