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海技試験の口述試験 受験申請方法


今回は海技試験の口述試験 受験申請の方法について書いていこうと思います。
筆記試験の受験申請方法はインターネットにありますが、口述試験に関しては無さそうな感じだったので、今回作成してみました。
(特に難しいのが、乗船履歴証明のところですかね・・・?)
海事代理士に委託する方などもいると思いますが、全然難しくは有りません!

必要書類

  • 海技試験申請書

  • 海技士の資格に係る海技士国家試験申請書(二)

  • 受験票

  • 海技士身体検査証明書

  • 手数料納付書(口述試験受験料用、身体検査受験料用)

  • 本籍地記載の住民票1枚

  • 海技免状の写し

  • 海技士国家試験筆記試験合格証明書(筆記試験に合格した運輸局と別の運輸局で口述試験を受験する場合のみ)

  • 乗船履歴を証明する書類

  • 写真3cm×3cm 3枚(受験票用2枚、海技士身体検査証明書用1枚)

それぞれの書類に関して

海技試験申請書

こちらの書類は機械で読み取られるため、折り曲げ厳禁です。
また、記入は鉛筆又はシャーペンです。
記入はピンクで囲われたところをすれば大丈夫です。
学校卒業直後の口述試験の場合は⑨養成施設種別の記入も必要です。

海技士の資格に係る海技士国家試験申請書(二)

記入する事項は、「氏名」、「住所」、「筆記試験合格日(科目4つにすべて合格した日のこと)」、「自分の持つ海技免状の免状番号」、「乗船履歴」です。

記入例を作ってみました。
この例の人は一隻目は員外機関士・三等機関士として平成29年1月8日から平成29年8月12日まで油タンカーに乗船し、二隻目は三等機関士として平成29年11月3日から平成30年3月27日までLPG船に乗船した、トータル1年の乗船履歴を持つ人です。

受験票

生年月日は和暦で記載、写真3cm×3cmを2枚貼り、氏名、住所、生年月日を記入すれば終了です。

海技士身体検査証明書

フォーマットに写真3cm×3cmを貼り、、「氏名」、「生年月日」、「受験する級」、「住所」を記入し、船医指定病院で身体検査を受検し、証明書を書いてもらえば大丈夫です。
医師の名前と「指」のハンコが押されていることを確認した上で受け取ってください。

手数料納付書(口述試験用、身体検査受験用)

記入例です。
僕はこんな感じで記入しました。
口述試験受験料と身体検査手数料は別々の納付書にて、受験料納付する必要があります。

本籍地記載の住民票

戸籍謄本でも大丈夫です。
海技免状の写しでも可と運輸局ホームページには書かれていますが、僕は住民票も入れてしまっています。

海技免状の写し

窓口申請の場合は原本持っていくだけで大丈夫です。
郵送申請の場合は最寄り運輸局で原本証明してもらった海技免状コピーが必要です。

海技士国家試験筆記試験合格証明書

筆記試験に合格した運輸局と別の運輸局で口述試験を受験する場合のみ必要です。

乗船履歴を証明する書類

日本船籍と外国船籍の場合で、用意する書類が若干違います。

<日本船籍の場合>
船員手帳のみで大丈夫です。
船員手帳の雇入契約関係のページを見せることで乗船履歴を証明できます。
下船後は最寄り運輸局で雇止め申請を忘れずにしておいてください。
また、郵送申請の場合は最寄り運輸局で原本証明したコピーを同封する必要あります。

<外国船籍の場合>
下船時に船長のサインが入ったCertificateを貰えると思います。
そのCertificateと会社が運輸局に提出している"派遣認定申請書"、"派遣認定変更届(Certificateにサインした船長が記載されているページ)"、"派遣認定変更届(本人が記載されているページ)"、"派遣認定変更届(乗船した船が記載されているページ)"が必要です。

派遣認定申請書と派遣認定変更届はコピーの提出で大丈夫ですが、郵送申請の場合はCertificateは原本証明したコピーを提出する必要があります。(窓口申請の場合はその場で原本証明されるので原本持っていくだけでOK)。Certificate原本は自分でしっかり管理しておくようにしましょう。


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