小さなお話

シュガーポット、紙ナプキン

いろいろ6月の末に必死にやってたら、その必死なことじゃない方に頭がいってしまって、それで何個も作れたわけで、必死なことは結局難しかった。わたしはこうやって解られないように書くのがいつのまにか得意になって、日本語がうまく書けなくなってしまったんだとつくづくおもう。

「あのおばあちゃんいつもあそこでクリームソーダ飲んでるよね?」

きっとわたしの話だろう。
おばあちゃんと言われるような歳でもない。

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ありがとうございます、深呼吸します!
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教室

そうたとさやかとこうすけは、窓の外から顔を出し、建物から続々と出てくる同い年くらいの子供を何も言わずに見下ろしていた。

「どうした?まだ帰らないのか?」

3人が振り向くと3人を担当している先生が優しい声色で話しかけてきた。

3人は先生をみた後、そうたは何も言わずにまた窓から外の景色を見下ろした。
さやかとこうすけはそうたを見てから、同じように何も言わず、窓の外を見下ろした。

「なんだよ、み

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スキ、ありがとうございます!
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[00円: 創作的随想] 立ち枯れる人生もまた良し

あれは三二歳のとき、もう四半世紀も前の話だが、四年間一緒に暮らした奥さんと別れて、千葉・市川の安アパートに一人住んでいたことがある。

仕事は平日の午後に五時間だけしか働かず、なるべくお金を使わない暮らしを心がけていた。

食事は自炊、玄米菜食だった。野菜は玉ねぎ、人参、じゃが芋が主で、仕事中の空き時間に食べる軽食は、チャパティ風の無発酵平焼きパンを鍋で焼いて持っていって食べた。

その平焼きパン

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ごっつぁんです。これからもがんばりませんっ!!
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仲良しっていいよね

あまり毎日難しいことを考えておりますと、脳味噌が優しい世界を求めます。

「くまきち」と「うさぎどん」とかどうだろう(笑 ※自作のお話にお付き合い下さい。

くまきちとうさぎどんは本当は仲良しなのに一個だけいつも喧嘩しちゃうことがあるの。

二匹はお互いの好みが違うことをよくわかっていて、くまきちはうさぎどんの良いところをたくさん知ってるし、うさぎどんもくまきちの良いところをたくさん知っている。

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メルシー!
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[00円: 心的随想] 過緊張と低覚醒の戯れ

発達障害とかアスペルガーとか、適応障害とか不安障害とか、いろいろな「症状」にいろいろな「病名」がついているわけですが、人間が一人ひとり別個の存在であるように、「症状」も一人ひとり別個に存在するに違いなく、自分が抱えている「症状」の集まりをどんな「病気」として捉えるのか、それとも「病気」とはみなさないのか、そうした物ごとを見る態度によって人生というものの行く末は変わってくるのだと、いつの間にやら思う

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フォローもよろしく!
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無題5/25

千年前の事よりいま目の前の事に目を向けてよ

彼女が言った事は最もだった。
食べ終えた食器を流し台に持ってゆかない事に怒っているのだろうか。それとも二人の関係性の事を言っているのか…。

昔の文学を彼女は良しと思っていない。

あんなカビくさいもの



大昔のものをいまさら

そう思ってる。いや実際に面と向かって言っている。

彼女はいつも未来に目を向けていて、僕は過去に興味がある。僕のことを

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残り香

それじゃあ、と席を立った彼女のカップには口紅が残っていた。いつも拭き取るのに今日は拭うのを忘れるくらい急いでいる。彼女の残り香で甘い香りを好む男が出来た事を知る。俺との時は柑橘の香りを好んでいたのに、女心はこうも変わるものなのかと変わり身の早さに驚いた。テーブルに置かれた指輪の輝きが鈍くなっていたことで、彼女の心変わりも実はもっと前にあったことに気付く。その輝きがあるうちに軌道修正が出来ていればと

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ぼくは読めない、ほんとだよ。

僕はミーサ、僕は、文字が読めない。

本当だよ。

小学校の友達はみんな文字が読める。僕の2歳年下の5歳の妹リーサも僕より文字が読める。

でも僕は文字が読めないんだ。簡単な絵本も読めない。

本当だよ。

学校の先生は僕のことを心配した。このまま文字が読めなかったらこの先もっと困ることになるって。

パパとママは心配していろいろな病院に僕をつれていった。家の近くの病院もすごく遠くの病院もたくさん

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無題5/19

窓に叩きつけられる雨粒が激しくて目が覚めた。
空気も冷えている。
いつも外で寝てる猫も毛布の中に潜り込んでいた。
…今日から独りなんだな、そう思うと更に冷え込んできた。
昨日まで隣に居た雰囲気が残っている枕の形。
酷い言い争いをした訳でもない、ただ気持ちが離れていった時間が2人共長すぎた。

嬉しいです♡
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