金子きゅん太郎 千字の犬のお話

金子きゅん太郎です。勝手に金子門下を名乗っています。金子みすゞ先生ごめんなさい。中身は、詩と銘打ってますが、フタを開ければ、愛犬たちのへんてこ話ばかりです。よろしかったら、ご一読の程を。 https://instagram.com/quntaro_kaneko?r=nametag

金子きゅん太郎 千字の犬のお話

金子きゅん太郎です。勝手に金子門下を名乗っています。金子みすゞ先生ごめんなさい。中身は、詩と銘打ってますが、フタを開ければ、愛犬たちのへんてこ話ばかりです。よろしかったら、ご一読の程を。 https://instagram.com/quntaro_kaneko?r=nametag

最近の記事

記念写真に一言あり

本日はお日柄もよく、なので、いぬうた市の、 きゅん君と、ぐーちゃんの家にお友達が来ました。 楽しい時間はすぐに過ぎ、じゃあ、またっ! っとお帰りになる前に、あっ、そうだっ! と、玄関ホールで記念写真を撮ることになりました。 ここで登場したのがオヤツです。 何故なら、わんこ達をおんなじところに座らせて、 視線をカメラの方に向かせるには、 オヤツが1番効果的だからです。 「そんなことはないと、ぐーは思うわ。ぐー、そのお説に反対ー!何故なら、ぐーはオヤツさんなんかになびくお犬じゃな

    • ぐーのシャンプー物語

      「はあい!わたっし、いぬうた市の、ぐーでっす!今日は今日の、ぐーのとてもがんばったーお話を聞いてくらはーい!」 と元気よく登場したのは、 さっきまで全然元気がなかった、ぐーちゃんです。 その元気がなかった理由はというと、 あとは、ぐーちゃんにお話いただきましょう。 「はあい!ではお話しまーす。思えば今日は朝からイヤな予感さんがしていました。ママは妙に、ぐーに気を使う感じがあって、それだけならまだしも、なんと、きゅんまで優しかったのです。そこで、ぐーはぴぴん!としました。これは

      • 薬の効能分かってる?

        いぬうた市の、きゅん君と、ぐーちゃんも、 大抵の人々と同じように定期的に薬を服用しています。 それは例えばフィラリアの予防薬だったり、 今だと、きゅん君にカイカイの症状があるので、 その薬を飲んだりしています。 あっ、飲むと言いましたが、これは人間の場合ですね。 では、きゅん君と、ぐーちゃんは、 どのように薬を服用しているのでしょうか? 大抵はご飯のフードに忍ばせて、 フードを食べる勢いのまま服用させます。 薬だけ、はい。どうぞ。と与えても、 これは何だ?と怪しんで、ぷいっ!

        • ひとりごと

          のどかなのどかな、いぬうた市の午後のひとときであります。 そんな時、きゅん君は何をやっているか? というと、 特に何にもしてなくて、自宅の寝室のベッドの上で、 ぶつぶつと小さな声で喋っています。 きゅん君、そんな声のボリュームでは、 誰にも聞こえないですよ。 もっとはっきりと発声して下さいよ。 「いいんだよ。僕はひとりごとを言ってたんだから」 と答える、きゅん君です。 あっ、そうだったのですか? で、どんな内容をつぶやいていたのですか? 「何言ってんのさ。ひとりごとはひとりご

          ほんのちょっとの留守でも

          いぬうた市の、きゅん君も、ぐーちゃんも、 ママのことが大好きです。 なので、どこでもどんな時でも、いつも一緒にいたい。 と思っています。 なので、ちょっとでも、「あれ?ママがいないな」 と気付くと、すぐに寂しくなってしまうのです。 今日もそんなことがありました。 それは昼下がりの午後、自宅でふたり2階の寝室の、 ベッドの上でのんびりしていると、 きゅん君がふとつぶやきました。 「あれ、そういえばママの姿さっきから見かけないけどママ、家にいるのかな?」 すると隣で寝ていた、ぐー

          フードが別々になったよ

          おやあ、現在、いぬうた市の、きゅん君と、 ぐーちゃんの自宅は朝の散歩が終わって、 ご飯の時間なのですが、ぐーちゃんが、 ママが出してくれたご飯をあんまり気が乗らなそうに食べています。 と、なんだあ、とうとうフードがまだ半分残っているのに、 食べるのをやめてしまいましたね。 きゅん君などは爆速であっという間に全部平らげたというのに。 一体、どうしたのですか? もしや体調でもお悪いのですかね。 食べ終わった。きゅん君も、ぐーちゃんの、 この異変に気付きました。 「ぐー、どうしたん

          きゅん君とぐーちゃんとカラスとその友達

          きゅん君とぐーちゃんとカラスとその友達 「今日の、ラッキーカラーさんはお赤なのよ」 いぬうた市の、ぐーちゃんは嬉しそうに、 隣で歩いている、きゅん君にそう言いました。 「ラッキーカラー?何だ、それ?」 対して、きゅん君はつまらなそうに聞き返します。 「さっきテレビさんで流れていたわ。だから、ぐー、今日はお赤なモノをいっぱい見ることにするー」 と、あんまり感心がない、きゅん君を横目に、 辺りをきょろきょろする、ぐーちゃんです。 今はママと散歩中で外にいるもので、 赤いモノはそ

          きゅん君とぐーちゃんとカラスとその友達

          色に憧れて

          「や!や!やややややー!」 と、大変ビックリした、 いぬうた市の、きゅん君の叫び声から始まりましたが、 そんなに何をビックリしたか、というと、 今まで見たこともない。ものを見たからで、 そういうものは、普段の変わり映えが、 あまりない自宅の中ではあんまり見られないので、 ではどこで見たか、というと、休日の本日、 ちょっと車で遠出して訪れた大きなドッグランで、 目撃したものでありました。 ドッグランには当然、ぐーちゃんも一緒でしたので、 その光景の目撃現場にも居合わせており、

          雲がいてくれる

          いぬうた市の、きゅん君の日常はいいことがある日もあれば、 悪いことが起きる日もあります。 とっても楽しい日もあれば、 ちょっとイヤなことがある日もあります。 しかし、どんな時も、きゅん君はポジティブですね。 それは何か理由でもあるんですかね?きゅん君。 「えっ、理由?ポジティブに理由なんかあるのかなあ?だいたいみんな僕みたいなんじゃないの?」 いやあ、きゅん君は特別ポジティブだと思いますけどね。 ぐーちゃんはああみえて繊細なところがあるし、 きゅん君とは違いますね。 「それじ

          新しいソファクッション

          「じゃーん、見て!見てー!どうだい!ステキでしょー!ママが僕らのために買ってくれたんだよー!」 と、いぬうた市の、きゅん君がとっても嬉しそうに、 紹介してくれたのは、新しいソファクッションです。 今まで、自宅の1階のダイニングルームの窓辺に置いたいた、 ソファクッションがもうだいぶくたびれてしまったので、 ママがある時ぶらっと入ったペットグッズショップで、 このソファを見かけて、即買いしたのでありました。 「ねっ、いいでしょー!寝心地も最高さ!今までのソファは長方形だったけど

          音があると楽しい

          これは好みなんでしょうけど、 ある程度雑音がうっすら聞こえていた方が、 何だか落ち着いて安眠できるという方、 いらっしゃいますよね。 いぬうた市の、きゅん君もまさにその口で、 お昼寝の時など特にそうですが、 遠くで小さく電車の走る音が聞こえたり、 鳥がさえずる声がすると、つい笑顔になって、 穏やかに眠れるそうです。 ねえ、きゅん君、そうですよね。 でも何で音が聞こえると笑顔になったりするのですか? 「あー、それはね。その方が面白い夢が見れるんだよ」 ほほう、面白い夢ですか?

          シッポを振る時

          ほら、わんこって、感情をシッポの振り方で、 表現したりしますよね。 大きくブンブン振ったり、小刻みに振ったり、 シッポを垂らして左右に振ったりと、 振り方でもそれぞれ感情が違っています。 いぬうた市の、きゅん君と、ぐーちゃんも、 やっぱりそうですか? 「えっ?シッポ?僕のシッポ?どうかなあ?そういえばあんまりちゃんと見たことないからなあ。自分ではよく分からないよ」 と、まず、きゅん君がそう答えました。 そうゆうものなんですかね。 確かに見にくいかもしれませんが。 では、ぐーち

          眠そうなハリネズミ

          急に音を立てて、いぬうた市に冬が近づきつつあります。 風はあっという間に、木枯らしまでとはいかなくても、 ひゅー!と冷たく吹き始めました。 そんなある日、きゅん君と、ぐーちゃんの家に、 風と共に、ある荷物が届いたのです。 ママが1階のダイニングルームのテーブルに、 どさっと置くと、別の部屋にいた、きゅん君と、 ぐーちゃん、ドタドタと駆け寄ります。 「おっ、荷物が来たようだね。僕の感だが、これは冬の訪れの何かではないだろうか」 そう言って、きゅん君の目が光りました。 「えっ、ぐ

          カラビナさん、ありがとう

          「カラビナさん、いつもありがとうございますー!今日も無事に散歩が終わりましたー!」 と声を揃えて誰かにお礼をしたのは、 いぬうた市と、きゅん君と、ぐーちゃんです。 おふたり、ちょうど今、ママとの散歩から、 自宅に帰って来たところですよね。 一体、誰にお礼をしたのですか? カラビナさんって、もしかして外国の方? そのような方、きゅん君と、ぐーちゃんの家に、 いらっしゃいましたっけ? 「違うよ。カラビナさんは人ではないよ」 と、まず、きゅん君が答えてくれました。 続いて、ぐーちゃ

          秋の風のように

          気がつくと、いぬうた市に秋の風が吹いています。 ちょっと涼しくて爽やかな秋の風です。 そんな風を只今、きゅん君はドッグランで感じています。 本日は散歩代わりにママが、ぐーちゃんと共に、 車で連れてきてくれたのです。 日陰が少ないドッグランは、ここのところ暑くて久しぶりです。 今日は平日なので人もわんこも、きゅん君たちだけの、 入場するやいなや、ドッグランのど真ん中に、 すっく!と立って、まず風を存分に味わう、 きゅん君、 近くで、きゅん君が走るのを、今か今かと、 待っている、

          今日のご飯を振り返る

          さて夕食が終わってまったりとした時間が流れているのは、 ここ、いぬうた市の、きゅん君と、ぐーちゃん宅ですが、 それぞれ別の場所でおのおの過ごしています。 きゅん君はご飯が食べ終わって特にあとはやることもないので、 1階のダイニングルームのソファの上で、 早くも寝に入っていますし、 ぐーちゃんは、ぐーちゃんで2階の寝室のベッドの上で、 やはり寝ているようです。 いや、もとい、ぐーちゃんは横になりながらも起きていました。 そしてぶつぶつと何かをつぶやいています。 一体、ぐーちゃん