「親分、、なんか・・いつもと様子が違ってやせんか?」 「気が付いちゃったかい? おいらだって・・たまには違う素振りも してみてぇってもんよ!」 「今日は月曜日・・なんか『親分の日』みてぇになっちゃいやしたね~!」 「いつまでも続かねぇよ~☆ さ! お江戸の見回りだい!!」
「親分・・南蛮渡来の『けぇき』ですぜ?!」 「せっかくだ! ないみ姐さんたちの所にも持ってってやろうぜ☆」 「さいでやんすね! 甘党の姐さん・・喜びやすぜ!!」 「そういやぁ、ひろしも欲しがってたなぁ、、」
「親分、、これ・・なんでやんすか?」 「南蛮渡来の菓子で『けぇき』ってたかなぁ、、 とんでもなく美味らしいぜ!!」 「そいつは楽しみだぁ?! あっしもいただいて いいんですかい?」 「おうよ! ないみ姐さんたちにも食わせてやりてぇなぁ、、」 「さいでやんすね!」
「親分・・なんか、、『額』ってんですかい?入っちゃってますぜ? なんか、悪いことでもしでかしたんですかい?」 「ばか言っちゃいけねぇ!お上に背くことなんかしてねぇよ~!」 「めでてえ!!・・ってこってすよね?」 「ないみ姐さんのおかげ・・ってことよ☆」
「親分、、また月曜ですぜ?」 「そうだなぁ・・それがどうした?」 「親分の日!じゃねぇですかい! 今日もオメデタですぜ?」 「ありがてぇが・・・江戸の見回りだい!!」 「さては、、さっさとお勤め終わらせてその後に・・?」 「陽が暮れちまう・・行くぜぇ!!!」
「・・親分? 今日は木曜日ですぜ? こんなところで何してるでやんすか?」 「な、、なんもしてね~よ~! ただの散歩よ! ぷらいべぇとを邪魔すんじゃね~よ!!」 「ぷら・・? な、、なんか・・口元が変ですぜ?」 「気のせいよ~☆」
「親分・・これまた『ばっじ』ですかい?」 「おうよ! おいらの『瓦版』もいつの間にか増えてたんだなぁ、、」 「親分、、いろいろありやしたねぇ、、」 「しんみりしてる暇はねぇぜ? お江戸の見回りだい!!」
「親分、、気のせいかもしれやせんが・・あっしら、その・・ 『額縁』ってんですかい?・・入ってやせんか?」 「気のせいよ~! つまんねぇこと言ってねえで江戸の見回りだい!!」 「親分、、なんか・・顔がほころんでやすぜ?」 「・・・?!」
半七「えっ? ま、、まさか?! また・・頂けるんですかい?! もったいねぇ・・あっしなんかの為に! 世の中、、まだまだ 捨てたもんじゃござんせんねぇ☆ ありがてぇっ!!」
「すげぇものもらっちまったい!」 「親分、、江戸のおなご衆の独り占めは・・ やめておくんなせぇよ?」 「つまんねぇこと言ってないで見回りだい☆」
「前回にはうっかり南蛮渡来の『額縁』なんてのに閉じ込められやしたが 今回はそうはいかねぇ!自由の身のまま・江戸の町を守るのがあっしの務め☆」 「親分、でもまた花街なんかに来ちゃってますぜ? さては、またまた お祝いの準備ですかい?」 「ば、馬鹿言っちゃいけねえよ! お勤めよ~!」