伊藤たかみ『八月の路上に捨てる』、芥川賞受賞作。伊藤さんの本は中学生の頃読んだ。読む月とタイトルを合わせるのは良い、脳内と肌で感じる温度がシンクロする。男女ペアでトラックに乗り在庫補填する自販機の金属の手触り、二人の汗のにおい、離婚、全てはあったか~いつめた~い一つの箱の中に。