【雑記帳】ラヴ・クラフト全集を読み進めている話。

【雑記帳】ラヴ・クラフト全集を読み進めている話。

連日、何か創作できるような能力は、私にはありませんでした。 ので、好きな物について話すことにします。題名からもわかるように、クトゥルフ神話が好きです。 昨今のTRPGの流行の波に乗ってきたので、にわかとか新規勢の域。まぁ、そういうのの境目なんて、人それぞれなんですけれども。 ただ、誕生日にラヴ・クラフト全集をもらってからは、頑張って読んでます。ちょっと前のアメリカ小説にありがちな言い回しや価値観に、ぎょっとしながらも、情景・心理描写にドハマリしました。 丁寧に説明して

ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路(2020年製作のドラマ)

ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路(2020年製作のドラマ)

Lovecraft country 鑑賞:2021/6/12、記事公開:2021/6/13 契約していたU-Nextで見れるようになったので時間はかかりつつもようやく最後まで鑑賞。 ドラマは見慣れないので、途中あきらめかけたけど、ラストにかけての盛り上がりが良かったので最後まで見てよかった。 J・J・エイブラムスとジョーダン・ピールがタッグを組んで、ラブクラフトの現代(ちょっと昔)ドラマ化と奇跡のようなトッピング。どこを切っても美味しい、興奮×3、うれしい楽しい大好き。な

ポストヒューマニティーズとはなんぞや⑩

ポストヒューマニティーズとはなんぞや⑩

前回はカンタン・メイヤスー。 今回はグレアム・ハーマンです。 ハーマンはハイデガーを中心に研究する、アメリカの哲学者。 ハーマンの相関主義の乗り越え方は、「オブジェクト指向哲学」と名付けられている方法。通称「OOP」と呼ばれたりしているらしい。 『現代思想2019年01月』の飯盛元章の寄稿文によれば、 オブジェクト指向哲学とは、個体的対象(オブジェクト)を究極の立場とみなす立場である。(中略)すべての対象を平等に哲学の出発点とみなそうというのが、オブジェクト指向哲学で

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宮沢ましゅまろさんの #クトゥルフBLアンソロジー に、「流人島(りゅうじんとう)」を掲載していただきました。幕末の武士が、ある孤島で体験する不思議な事件。6月5日発売。BL小説やラヴクラフトのファンの方に。

#短編小説 #クトゥルフ #BL #アンソロジー #ラヴクラフト

宮沢ましゅまろさんの #クトゥルフBLアンソロジー に、「流人島(りゅうじんとう)」を掲載していただきました。幕末の武士が、ある孤島で体験する不思議な事件。6月5日発売。BL小説やラヴクラフトのファンの方に。 #短編小説 #クトゥルフ #BL #アンソロジー #ラヴクラフト

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アフリカンアメリカンの作家がラヴクラフトのネタを使って書いた小説 - ブラック・トムのバラード

アフリカンアメリカンの作家がラヴクラフトのネタを使って書いた小説 - ブラック・トムのバラード

167ページの中編でお値段は2,000円なり。高けーよ、もち図書館でレンタルした。 解説によると作者はラヴクラフトの人種差別的な思想を知って失望したそうだけど、1890年生まれの陰気な白人ならまあ、時代と環境のせいか。 物語は黒人のギター弾き語り歌手が主役。路上で歌っていると白人の金持ちからパーティで歌ってくれないかと高額バイトを持ちかけられる。そして納得の宇宙的恐怖が降り注ぐのであった……いかにも映画化しそうな内容だけど、さて。

1冊目 ラヴクラフト『狂気の山脈にて』

1冊目 ラヴクラフト『狂気の山脈にて』

「馬鹿め、ウォレンは死んだぞ!」 ご無沙汰でございます、イマを生きる現代人の皆さま、本当にお疲れ様です。寝て起きて働いてるだけで超人だと思います、ほんとに。当たり前すぎて忘れがちですけど、寝て起きてるだけで偉いんですよ。本当はね。 さてさて、先日お話しした「読んだ本の話」(詳しくはこちら)。記念すべき1冊目はH.P.ラヴクラフト著『狂気の山脈にて』(新潮文庫)です。 作品紹介 ラブクラフトの作品はその狂気的・冒涜的とも形容される世界観が人気を博し、熱狂的なファンを多く

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ラヴクラフトの話を軽く。

ラヴクラフトの話を軽く。

 ラヴクラフトはその巨大な存在感とあらゆるサブカルチャーに影響を与えているが故に、よく引き合いに出される。  例えばかなり前、「作家は経験していないことを書けるか?」というテーゼがツイで再燃していた。確か、最近のラノベを批判して「都合のいい妄想だらけで気持ち悪い」「本当に面白い作家は身についたことしか書かない」的なことを誰かが言い、それに対してオタクたちが大反論した。そこでまたラヴクラフトが引っ張り出され、「じゃあラヴクラフトは異形のものや旧支配者に会ったんですね!?」と言

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ダニッチの怪|シノプシス|2019.01.14

ダニッチの怪|シノプシス|2019.01.14

黒魔術師の老人が、 自身の娘を外宇宙の神と交配させ、 恐るべき兄弟をこの世に生み出してしまう    第一幕 山中深くに存在する廃れた村、ダニッチで、老ウェイトリーの娘・ラヴィニアが、父親の判らぬ子・ウィルバーを産む。ウィルバーは三ヶ月もせぬ内に立ち上がり、三歳になる頃には成人同然へと成長した。それらに対し老ウェイトリーは、「いつか私の子は、センティネル丘の遺跡の上で、父を呼ぶだろう」と、予言めいた言葉を残す。老ウェイトリーはかつて、黒魔術の研究をしていた。    第二幕

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『ブラック・トムのバラード』の読書感想文―どのようにして21世紀にクトゥルーものを書くか

『ブラック・トムのバラード』の読書感想文―どのようにして21世紀にクトゥルーものを書くか

ヴィクター・ラヴァル 著 藤井光 訳『ブラック・トムのバラード』東宣出版、2019(原著2016)  本記事は、上記図書の感想文です。この本を「読んで何を考えたか」タイプの話と、この本は「どのように書かれているか」タイプの話が混ざっています。ご容赦ください。  ネタバレもあります。差し出がましいようですが、もしよければ小説を読んだあとでご覧ください(以下ネタバレ回避のため画像を挿入)。  ラヴクラフトには人種差別という点で批判があります。その批判は、もっともなものです。な

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ラヴクラフトを読んでみよう

ラヴクラフトを読んでみよう

皆さん、「SAN値」「正気度」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか? 今回はそんな言葉の元ネタである「クトゥルフ神話」、その創始者であるラヴクラフトの本とそれに関係する本の合計3冊を紹介します。 インスマスの影 〜クトゥルー神話傑作選〜 H・P・ラヴクラフト 新潮文庫 2019年 ラヴクラフトは不遇のままその生涯を閉じた。しかし彼の‪創造したクトゥルー神話は時代を超えて世界中の読者を虜にしている。頽廃した港町の真実に、大いなる存在に、這い寄る混沌に、きっと

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