読了記録03「狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作選」H.P.ラヴクラフト

 コズミックホラーの大家であるラヴクラフトを読んだ。クトゥルー神話じたいは色々な作家が寄り集めて作った神話群だったはずだが、その始祖たるラヴクラフトの小説は本当に面白かった。
 コズミックホラーというものに触れたことがなかったので、いったいどんな話かと身構えていたのだが、わかりづらいということもなく、SFホラーとしてすっきりと読むことができた。
 舞台が日本ではないので、いまいち大きさや広さなど単位に関わってくるところがわかりづらかったが、読み流してしまった。フィートと言われても脳内で変換できないし。
 ネクロノミコンや、ミスカトニックなどの設定が薄っすらとだけ関与してきていて、余りに幅を利かせたりするよりも納得感があった。
 この機会に色々クトゥルー神話を読んでみたいが、多そうで気が進まない。

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