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琴線に触れたnote集

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何度でも読みたくなる。 出会えたことに心から感謝したい、素敵なnote集。
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2020年3月の記事一覧

卒業式のあと、70代の友人とパフェを食べた

卒業式にいい思い出がない。 小学校の卒業式は「やっとこのクラスから解放される」とせいせい…

吉玉サキ
4年前
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"あがり”たくなったら"一回休み”を

20歳を目前に死のうとした人間の提供でお送りします。 私は、現在25歳の人間である。もっと言…

千鶴
4年前
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「書くこと」に疑問を持っていた私が古典に救われた話。

「もうずっと長い間、書き続けていらっしゃいますね」 二月のはじめ、ある企画で全く知らない…

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楽観主義と祈りと

夕食後に食器を洗っていたら携帯電話が震えて着信を知らせる。 右手を拭きながら相手が見知ら…

お母さんへ

1月10日にこの漫画を、福岡にいる母へ直接手渡ししました。母も喜んでくれました。私を育て…

新月ゆき
4年前
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第10回「プリーズ、ミュージック」/びねつラジオ

夜更かしのみなさんこんばんは、満島エリオです。 お久しぶりです(目をそらしながら)。 3月…

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大好きな夫に、改めてプロポーズをすることにした

私事で恐縮ですが、昨年11月に入籍しました。 お相手の方とはもともと一緒に住んでいたため生活に大きな変化はなく、独身時代と同じ毎日が地続きになっているだけでした。 結婚を報告した友人から、お祝いの言葉も早々にこんな質問をされました。 「プロポーズの言葉は?」 この問いかけによってはじめて気づいたことがあります。 プロポーズ、されてないわ そういえば、はっきりとしたプロポーズってされていない。 例の件で「婚約者」と認定してもらえたものの、その後はっきりと結婚を申し込

変わらない味、変わりゆく関係

年末の帰省時、母はおいしいご飯をたくさん作ってくれた。 「これ、新聞にのっていたレシピで…

Maho Okumura
4年前
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夢を武器に、夢を糧に。 #素敵な日本語で言葉遊び

さあ、明日から新年度だ。気持ちも新たに、また一歩ずつ、前に進んでいけたらいいな。 そんな…

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やっぱり、わかりません 〜ゴリゴリの文系の私が 「科学」にぶつかった話〜

スマホの画面を時折確認しながら、授業終わりの教授が現れるのを待っていた。8年間の社会人生…

Sae
4年前
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弱音を封じ込めないで

わずか一週間のうちに住む世界が変わったようだ。 アメリカの国家非常事態宣言を受けて、私の…

Mica
4年前
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その手をつなぐまでの距離が消えたら

昨日、ニュージーランドと東京間の飛行機の運行が閉じた。6月30日まで、私が住んでいる国から…

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採血の針が教えてくれたこと

ケチな先輩がいた。 いや、コスト意識の高い先輩といったほうがいいだろうか。 こんなにガー…

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ふうわり、桜の香り ~フジ子さんの話7~

夜道をひとり、歩いていた。 あてもなく、てくてくと。 ふと目の前に現れた、「桜坂」と書かれた標識。 足が吸い寄せられるようにして、そちらの方へ向かった。 微かに漂ってくる、桜の香り。 和菓子に使われているような人工のものとは違い、気のせいかな?と何度も確かめなければわからないほどひそかな、でも確実に咲き誇る桜の香りが、そこに自らの存在を主張していた。 街灯にぼうっと照らされた先の角を曲がる。 さっきより色濃く漂う香りとともに、満開の桜がわたしを迎えてくれた。