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琴線に触れたnote集

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何度でも読みたくなる。 出会えたことに心から感謝したい、素敵なnote集。
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記事一覧

書店が消えた日

2024年8月18日、書店が消えた。正確に言うと、百貨店のなかにあるフランチャイズの書店が館ご…

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フェムテックの会社を退職しました

8月末をもって、約2年半勤めたフェムテックの会社を退職しました。 会社の事業戦略の変更・組…

Sae
13日前
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20代で死ぬと思っていた長くてくだらない話

20代で死ぬと思っていた。 なんでだかは知らない、女だからかもしれない。 出来るだけ生き急い…

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たなか
1か月前
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南の島の星あかり

東日本大震災があった年の夏、長年の念願であった西表島に行く機会を得た。 ネイチャーツアー…

本田武彦
4年前
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きっと、恋をしていた

「あなた、本当はいい人いるんじゃないの」  祖母の言葉に食べかけの豆苗を詰まらせそうにな…

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人が紡いだ歌詞に、自分の感情が映っている

……と、お昼にツイートしようとした。下書きに入れたまま仕事をしていたら思考が140字を超え…

翠 はるか
3か月前
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見えても見えなくても

週末、ピアノジャズをBGMにゆっくりポテトチップをつまみにワインを飲む。娘が小さい頃は夫と定期的に楽しんでいた。この数年、そこに娘が加わるようになった。 娘はお茶、私と夫はワインでポテトチップを囲むのをいつからか「ポテチ会」と名付けられた。私と娘のどちらかが話始め、のんびりと夫がそれに答える。話したい人が話したいことを話す。日常の夕食での会話ではなかなかできない話題になることが多い。 将来のことを娘が話し、子供時代や学生時代のことを私と夫が話す。 先日そのポテチ会で、こんな話

エッセイストになるまで【3】ボツになった原稿「ルック・アット・ミー」

「人は誰でも誰かに見ていてほしいと願っているのよ。私もだから絵を描き、人形を作るの。私の…

短編小説「新春」(約5000字)

noteを投稿し始めてから5年が経ちました。 5周年記念として初めて有料の小説を投稿します。 …

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幸野つみ
6か月前
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『戦争語彙集』に収められた、代替不可能な「私」の声

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻。 2022年2月24日から、間もなく2年となるタイミングで、…

受取り方の違いへのスタンス

詐欺広告や迷惑メール。 目にした時に「こんなの引っかかる人いるの?」と思いますが、実際に…

海パンヒーローと愉快なピーヤたち

いま、私の中で最もアツい人。 それはお笑い芸人の小島よしおさん。 先日1月21日に放送された…

ひと
7か月前
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寝室のトットットちゃん

先日、「ネントレ(泣いてる子をあえてしばらく放置したりして、1人で寝付けるようにもってい…

坂 るいす
9か月前
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人生という旅路で交わる者たち

2021年の夏から通っていたESL(英語を学ぶクラス)を卒業した。といっても、8月〜翌年5月で1タームの授業はこれからも続くので、この日が最後だと先生に伝えて行かなくなるだけだ。 週に2回、風の日も雪の日も、開講しているシカゴ郊外の図書館へ向かった。すごく頑張っていたように聞こえるけど、仕事や体調を優先してサボることもたくさんあった。低血圧の朝はいつも行くかどうか迷っていた。 通い続けた2年半の月日は、私がシカゴ郊外で過ごした時間とまるまる重なる。なんとなく中学、高校みた