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うれしぴ

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小さな「うれしい」を見つけられる、コトバと写真の作品集。
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#フォトエッセイ

おたから。

おたから。

要らないもの、

というけれど

そのものは

だれかの贈り物かもしれない。

くだらないこと、

というけれど

そのことは

だれかの誇らしい仕事かもしれない。

知らないひと、

というけれど

そのひとも

だれかの愛する人かもしれない。

嫌いなコトバ、

というけれど、

そのコトバは

一生物の宝物になるかもしれない。

まずやさ。

まずやさ。

やさしい、

てのがいい。

だれにでも

やさしい

てのがいい。

まんべんなく

やさしい

てのもいい。

だけど

みんなにおんなじは

ちょいきびしい。

だからまずは

やさしくできるひとに

やさしくしたいひとに

やさしくできるときに

やさしくしたいひとに

ぼくなりのやさしいを

おとどけする。

あなたなりのやさしいを

おとどけする。

もらったときに

やさしいこともあ

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もったる。

もったる。

旅荷はできるだけ

すくないほうがいい。

持ち物はなるべく

もたないでいたい。

手ぶらでいたいし

自由でもいたい。

って思っていたけれど

なぜでしょう。

ひとりで懸命に

しょってる背中をみると

ふさがった両手をみると

パンパンのカバンをみると

代わりに持ちたくなるのです。

代わりにもつことで

その分、荷物は増えるし

持ち物ふえるし手もふさがる。

のに、

なぜでしょう

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せなかを。

せなかを。

自分を

みてくれてないから

寂しくなる。

自分を

みてくれてないから

不安になったりする。

背を向けられると

そんなさみしさや

不安がよぎったりする。

自分と

向き合ってくれないから

そんな風によぎるのかも。

ただ、

向き合う、

ってもしかしたら

顔をつきあわせる

ってことじゃなくて

同じ方向に向きを揃える、

っていうことなのかもしれません。

望む行方は

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