よしいはるき

きがついたら、ものかきのはしくれ歴17年。写真詩集やフォトエッセイの出版など、詩みたい…

よしいはるき

きがついたら、ものかきのはしくれ歴17年。写真詩集やフォトエッセイの出版など、詩みたいなエッセイみたいな思いつきみたいな短文を、小さなしあわせを数えながら綴っております。それ以外にも、絵本作品を書いています。

マガジン

  • うれしぴ

    小さな「うれしい」を見つけられる、コトバと写真の作品集。

  • ちいさなしあわせのみつけかた。

    日常のなかで、小さくて、かわいらしい、しあわせを、みつける、おまじないのような、コツのような、30個のレシピ。 シンプルな写真と短くてやさしいエッセイで。

  • 絵本作品

最近の記事

おたから。

要らないもの、 というけれど そのものは だれかの贈り物かもしれない。 くだらないこと、 というけれど そのことは だれかの誇らしい仕事かもしれない。 知らないひと、 というけれど そのひとも だれかの愛する人かもしれない。 嫌いなコトバ、 というけれど、 そのコトバは 一生物の宝物になるかもしれない。

    • せなかを。

      自分を みてくれてないから 寂しくなる。 自分を みてくれてないから 不安になったりする。 背を向けられると そんなさみしさや 不安がよぎったりする。 自分と 向き合ってくれないから そんな風によぎるのかも。 ただ、 向き合う、 ってもしかしたら 顔をつきあわせる ってことじゃなくて 同じ方向に向きを揃える、 っていうことなのかもしれません。 望む行方は おたがいに 同じなのかもしれませぬ。 自分をみてもらえるのも 安らがしいこと

      • もったる。

        旅荷はできるだけ すくないほうがいい。 持ち物はなるべく もたないでいたい。 手ぶらでいたいし 自由でもいたい。 って思っていたけれど なぜでしょう。 ひとりで懸命に しょってる背中をみると ふさがった両手をみると パンパンのカバンをみると 代わりに持ちたくなるのです。 代わりにもつことで その分、荷物は増えるし 持ち物ふえるし手もふさがる。 のに、 なぜでしょう。 あなたの荷物は ぼくの歩みを 軽やかにしてくれます。

        • いっしょ。

          ぜんぶ一緒じゃなくても、 ずっと一緒にいられる。

        マガジン

        • うれしぴ
          27本
        • ちいさなしあわせのみつけかた。
          30本
        • 絵本作品
          2本

        記事

          まずやさ。

          やさしい、 てのがいい。 だれにでも やさしい てのがいい。 まんべんなく やさしい てのもいい。 だけど みんなにおんなじは ちょいきびしい。 だからまずは やさしくできるひとに やさしくしたいひとに やさしくできるときに やさしくしたいひとに ぼくなりのやさしいを おとどけする。 あなたなりのやさしいを おとどけする。 もらったときに やさしいこともあれば やさしかないこともあるけど それはそのひとなりに だれかにやさしくし

          まずやさ。

          そのまま。

          そのままでいいよ、 なにもしなくていいよ、 がんばらなくてもいいよ、 っていうコトバは、 そのままじゃなきゃだめだよ、 なにかしちゃだめだよ、 がんばっちゃだめだよ、 っていう意味に縮まることがある。 ほんとは そのままでいいし、 そのままじゃなくていい。 なにもしてなくていいし なにかしたっていい。 がんばらなくてもいいし がんばってもいい。 ってことだとも思うのです。 だから、こう思ってもいいし、 もちろん、こう思わなくてもいい。 コト

          めめめめ。

          先に芽が出るだれかを うらやましいと妬んだり、 先に咲くだれかに 置いてかれると焦ったりして、 早く、早く、早くして、 少しでも早く愛されたいと、 憂いては望んだりするものです。 だけど、その芽を花は、 いつ芽が出たとて、咲いたとて、 それぞれに、喜ばれるもの。 同じタイミングじゃなくても、 季節外れでも、周回遅れでも、 いずれも、たっぷり、愛される。 いまさら遅いと項垂れたり、 あいつより遅いと嘆いたり、 遅いと忘れられる、見捨てられる、 遅

          おわしわ。

          いろいろなことは 幸せに向かいながら 進んでいるものです。 と、同時に、 終わりにも向かいながら 進んでいるものでもあって。 だとすると 終わることと 幸せなこととは 同じ方向に あるのかもしれません。 そして、 いまあるしあわせを 味わい尽くしながら、 つぎなるしあわせに 向かい求めているのですね。 もったいなくて 残しておこうとか いままだ早いから 最後にしておこうとか なんだかしあわせを もったいないもののように 祀ってしまう

          31ふたりだけのひみつ

          ふたりだけの秘密を持ってみる。 ふたりだけの言葉を持ってみる。 だれにもわからないけれど、 ふたりだけが知っているもの。 ふたりだけが大切にしているもの。 そういう秘密のつながりが、 毎日の中にすこしだけ、 小さなしあわせをもたらしてくれる。

          31ふたりだけのひみつ

          30じぶんだけのごほうび

          だれにも教えていない、 秘密のごほうび。 だれにも知られたくない 自分だけのごほうびを持っておく。 恥ずかしいものでも、 だらしないものでも、 かっこわるいものでも、 ちょっといけないことでも、いい。 隠してないフリをするけど、 だれだってきっとほんとは、 自分だけの秘密のごほうびを、 持っているものです。 それを、これからも、 だれにも教えないまま、 こっそり守り続けていく。 自分だけの秘密のごほうび。 それは、自分だけの 小さな小さなしあ

          30じぶんだけのごほうび

          29ありがとにありがとを

          ありがとうって、 いってもらえたら、 つい笑顔になります。 それは、あなただけじゃなくて 相手もおなじです。 だから、あなたからも ありがとうを 贈ってあげてみてください。 その人からの ありがとうに対して、 あなたからのありがとうを贈るのです。 そしたら、そのありがとうを うけとったその人の とびきりの笑顔を プレゼントされるはずです。 ありがとうに対して、 どういたしまして、と返すのではなくて、 ありがとうに対して、 ありがとうを贈りか

          29ありがとにありがとを

          28ぷれぜんとしてみる

          誰かがしあわせになったら、 小さなものでいいから、 小さなコトバでいいから、 プレゼントしてみる。 ひとのしあわせを、 よろこんでみると、 そのしあわせが まるで自分自身の しあわせのようで、嬉しくなる。 そうすることで まわりが幸せになるたびに、 自分がしあわせになれる。 ひとのしあわせを 自分のしあわせとして 感じることができたら だれかがしあわせになるたび、 たくさんしあわせになれるから。

          28ぷれぜんとしてみる

          27きらいなひとをめでる

          出会うひとたちが みんな好きなひとなら、 どんなにか幸せな 時間が過ごせるでしょうか。 だけど、嫌いなひとが 好きなひとへと 変わってくれるわけでは なかなかありません。 嫌いなひとは どうにも合わないひとで、 なんだかわからないひと。 そして、嫌いななにかを持っているひと。 だからほんとうは、 そのひとが嫌いなわけじゃなくて、 そのひとの一部が嫌いなだけ。 探してみたら、 嫌いなところ以外にも その人はいろいろな一面を 持っているはずです

          27きらいなひとをめでる

          26なにもしないぜいたく

          これもしなきゃ、 それもしなきゃ、 あれもしなきゃ、 どれもしなきゃ。               を、全部やめてみる。

          26なにもしないぜいたく

          25ただだれかをまっている

          いつかの、 だれかとの、 やくそく。 思い出して、待ってみる。 待ってる気持ちになってみる。 待っている間は、 願っている時間。 しあわせを 予約している未来を ひとりじめできる時間です。

          25ただだれかをまっている

          24あたたかくてあまいなにか

          「ほっ」としたいときは、 「ほっと」なものがいい。 カラダがあたたまると、 ココロもあたたまるように 僕たちは作られています。 そして、甘いものも、 僕たちのココロをやわらかくほぐしてくれる。 だから、温かくて、甘いものを カラダに注ぎこめたらいい。 カラダに温かさと 優しさが染みこんでくるように、 ポカポカしてくるはずだから。 泣きたいときとか、苦しいとき、辛いときは、 温かくて甘いものがいいのです。 それは、飲み物かもしれないし、 あるいは、

          24あたたかくてあまいなにか