白玉

食と旅。 フィルムカメラ| インテリア| 読書|日記

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最近の記事

250万円手放して、手に入れた暮らし。

この春に、新卒で入った仕事を辞めました。 新しい仕事に就き、収入は約半分以下に。 それに伴って生活もかなり大きく変わったので、まとめてみました。 精神的プレッシャーから解放されて、"普通"の生活ができるように 前職は精神的に負担の大きい仕事でした。 ストレスで体調を崩してしまったこともあり、家事や衣食住が疎かに、というかできなくなってしまいました。 たくさん働いて、クタクタでお惣菜やデリバリーを頼んで食べる。 私はその生活も疑問でした。 自分で作れば安く済むのに、そ

    • 6月の疲れに、酸味

      6月に入って、今までとは違う体の疲れを感じる。 4月や5月はまだ新年度が始まったばかりで、緊張からくる疲れがあったが、その緊張も少し解けたのに、なんだか不調が続いている。 頭がシャキッとしない。 仕事中にふらつく。 病院に行くほどではないし、仕事を休むほどではないけれど、いつも通りにできなくてモヤモヤする。 そこまで疲れることはしていないはずなのに、疲労感がものすごくある。 そんな時には体が欲しているのか、酸っぱいものが食べたくなる。 去年作った梅シロップを炭酸水に入

      • 月に一度の切り花習慣

        最近始めた習慣がある。 某大手スーパーでは、毎週火曜日に季節の切り花が107円で手に入る。 あまりたくさんは管理しきれないから一輪だけ。 毎月の初めに切り花を買い、1ヶ月の間はそのお花のお手入れをするのが、最近の習慣だ。 初めて買った時は約1ヶ月花が咲き続けてくれたことに驚いた。 昔花を買った時は1週間もしないで変色してしまったと思うのだが、毎日水換えや枯れた葉っぱを取り除くなどの基本的なお世話を毎晩やっていたところ、気が付けば長持ちしていた。 自然が心にくれるも

        • 自分の衣食住に徹底的に向き合う習慣

          物欲が全くなくなった。 学生の頃や不特定多数の人と関わる前職では、 同じ服を着ていると思われたくない おしゃれに見られたい SNSで流行っているから欲しい 買い物でストレス発散したい そんな気持ちで毎週毎週物を買っていた。 元々物欲は強いタイプだったが、だんだんとそんな生活に疲れてきていたのだと思う。 買う時は興奮状態で買うものの、家に帰るとまた買ってしまったと自己嫌悪に陥る。 また買ったと思われたくなくて、クローゼットに隠したり、前から持ってたと嘘をついたり。 物を

        250万円手放して、手に入れた暮らし。

          ありのままでいられる"習慣"

          朝6時に起きたら枕カバーを裏返し、布団を整える。 緑茶を飲み、水拭きで床を綺麗にし、 2日に1回は洗濯をする。 ベランダの植物に水をやり、 8時になったら朝食と身支度。 毎晩シンクを掃除し、排水溝ネットを取り替えて洗いものを拭き、食器棚に入れて寝る。 金曜日の夜はトイレや排水溝掃除など、普段できないところを念入りに掃除する。 買い物は毎週一回土曜日で、帰宅したら1週間分の献立を考え、食材を切って冷凍する。 初めからやると決めて始めた習慣ではないが、 自分の生活を振り

          ありのままでいられる"習慣"

          家の味を作る。

          麻婆茄子を作ろう、と思った。 長ネギと挽肉を胡麻油で炒める。 長ネギがない時は玉ねぎにしたっていいし、豚ひき肉の時もあれば、鶏ひき肉の時もある。 そこに乱切りにした茄子と、ニラを入れる。 茄子に火が通ってきたら、適当に、醤油、酒、鶏がら、豆板醤、少しの砂糖と山椒を加える。 油と調味料が混ざり合って、湯気がジュワジュワと立ち上っていく。 仕事終わりの夜ご飯は、いかに適当に、満足度の高いご飯が作れるかが重要だ。 一人暮らしを始めた大学生の頃は、麻婆茄子やチンジャオロー

          家の味を作る。

          最近始めた、夜ランニングとその効果

          最近始めた習慣がある。 夕食後少し休んでから、夜8時頃に外へ出る。 軽く走ったり、疲れたら歩いたり。 そんなゆるーいランニングだ。 始めたきっかけはPMSとコレステロール値である。 私は生理前の症状がひどいタイプで、不安や焦燥感、イライラを抑えることができない。 ネットでその解決策を探すと、生活習慣の改善が書かれている。 仕事に行く前には階段を使うようにするなど、意識的に体を動かしているつもりだったが、それでもうまくいかず。 もう少し運動強度が高い方がいいのかもしれ

          最近始めた、夜ランニングとその効果

          誰かにとっての日常は、誰かにとっては眩しくて

          メルカリで、カップとコースターを買った。 グラスに銅製のホルダーがついており、昔ながらの喫茶店に置いてありそうな雰囲気が出ている。 アンティーク調な雑貨が好きな私はすぐに気に入った。 調べてみるとそれは、十数年前に流行ったデザインで、贈り物やノベルティになっていたもののようだ。 流行は繰り返す、とよく言う。 かつては写真を撮るといえば当たり前だったフィルムカメラも、デジタル、スマホと形を変えて、今ではまたフィルムが流行っている。 本州最北の青森の伝統工芸、こぎんざ

          誰かにとっての日常は、誰かにとっては眩しくて

          憧れを手軽に手に入れる。

          初めてメルカリを使ったのは高校生の時だった。 雑誌に出ているようなお店は近くにない地方都市。 スマホやネットショッピングも今ほど普及しておらず、自由に使えるお金もそこまでない学生時代。 週末に家族で大型の商業施設に行き、似ているものを探して、組み合わせるしかなかった。 ある日、メルカリというフリーマーケットのアプリがあると友人に教えてもらった。 ダウンロードして検索してみると、憧れていたブランドの服が、定価よりも安く売っている。 自分が普段買うお店と比べたらそれでも少

          憧れを手軽に手に入れる。

          遊ぶように仕事する。

          仕事中に冗談を言い合っている同僚が理解できなかった。 少しお茶を飲みに行くと、そこで偶然居合わせた人と他愛のない会話が繰り広げられる。 なかなか抜け出すこともできず、やりたいことあるんだけどな、と心の中でモヤモヤする。 話してるくらいなら、手を動かしていたほうが効率的なのに。 いつも周りの同僚に対してそう思っていた。 年末に大掃除をすることがあった。 私のペアの人は休んでしまい、2人で担当する予定のことを1人でやることになった。 黙々と作業を進めていく。じんわりと汗

          遊ぶように仕事する。

          いつかは、唐揚げを食べてる時にレタスが必要になる日が来る。

          小さい頃はナスが食べられなかった。 というよりも野菜全般が受け付けなかった。 味付けにも好き嫌いがあって、シチューなどのクリーム類やマヨネーズもダメだった。 厳しい祖父には怒られ、食わず嫌いはダメだから、一口食べてみなさいとお皿に盛られた。 好き嫌いが多い自分はダメなのだと、幼いながらに自覚していたように思える。 みんなが楽しみにしている給食の時間。 私とっては地獄のようだった。 栄養バランスが考えられた、健康的な食事。 素材の味を活かすか、マヨネーズで仕上げるものも多い

          いつかは、唐揚げを食べてる時にレタスが必要になる日が来る。

          理解したいと思える他人と一緒にいること。

          誰かといっしょに暮らすというのは、驚きと疑問の連続だ。 家にいる時の格好や、歯磨きの時間、掃除の頻度や物をどこかに置きっぱなしなのか、その都度元に戻すのか。 私とパートナーは元からわりと気が合う方ではあったが、それでも意見が食い違うことはしょっちゅうである。 料理に対しては細かく、身の回りの掃除にはあまり神経質でないパートナー。 料理は大雑把だが、整理整頓はきちっとしておきたい私。 私にとってはどうして使った物を元の場所に戻せないのか疑問だが、彼にしたら大きさの違う玉

          理解したいと思える他人と一緒にいること。

          春は、ほろ苦い。~吉本ばなな「キッチン」~

          3月5日は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。 大地が温まり、冬眠をしていた地中の虫が春の陽気に誘われて穴から出てくる頃とされている。 気が付けばもう3月。春が近づいている。 旬のものをたべたい、と思った。 いつもの通りスマホで調べると、3月に旬の物は、ニラ、菜の花、フキノトウ、カブなどが出てきた。 季節の変わり目で、心身の体調が崩れやすいときに、この時期旬の苦いもの、香りの強いものは心を落ち着かせてくれるのだという。 言われてみれば、昨日から少し調子が悪かった。

          春は、ほろ苦い。~吉本ばなな「キッチン」~

          つらさをうまく言葉にできないつらさ

          メンタル疾患は病名こそ認知されるようにはなってきたが、どういう病気なのか、どういう辛さがあるのかということについてはまだまだ知られていないのだろう。 かくいう私自身、まだ自分のことを理解できていない。 もう治っているのかも、治っていないのかも、 この状況は病気のせいなのか、自分の性格のせいなのか、うまく自分の中で折り合いが付けられていない。 病気のせい、環境のせいと思えたらもう少し楽なのかもしれない。 けれども、やはり自分に問題があるのではないか、と責めずにはいられない

          つらさをうまく言葉にできないつらさ

          引っ越し、見積もりしたらかなり安くなった。

          2月に引っ越しをしました 引っ越し業者にお願いしての引っ越しは2回目です。 前回は繫忙期に、しかも1か月前に業者に連絡したため、なかなか決まらなかった。 また、見積もりというものを知らなかったのもあって、今思うとかなり高い額を支払っていました。 この経験から、今回こそは、と引っ越しの見積もりをすることにししました。 使ったサイト 今回使ったのは、「引っ越し侍」という一括見積サイトだ。 一括見積、とあるように、サイトに登録して情報を打ち込めば見積もりが出るものだと思っ

          引っ越し、見積もりしたらかなり安くなった。

          「2度あることは3度あってはならない。」

          防災について考える時にはいつも、この言葉が思い浮かぶ。 これは、岩手県普代村の村長・和村幸得の言葉だ。 普代村は古くから、津波の被害を受けていた地域だった。 和村は普代村を津波から守る、高さ15mの巨大水門、防波堤の建設を計画した。 しかし当初は反対意見が多かったという。 「そんな高さは必要ない。」「15mは高すぎる」 そんな意見があったという。 しかし、和村はその考えを受け入れなかった。 「2度あることは3度あってはならない。」 その熱意を貫き、水門は1984年に完

          「2度あることは3度あってはならない。」