ミニマルになった生活のその後。
コロナ禍をきっかけに、自分の生活空間を整えたくて断捨離を繰り返してきました。
元々そこまで物が多い方ではありませんでしたが、ドラマや映画に出てくるような、小さなハンガーラックに全ての服がかかっているような生活がしたいというところから始まり、少しずつ少しずつ整えてきました。
物を減らしてミニマルになったらどうなっていったのか、振り返りつつ、今後のことを考えていきたいと思います。
物を減らした後の生活
断捨離を繰り返し、要らないものを手放した後は、もっと自分の好きなものに囲まれて暮らしたいと思うようになりました。
白で統一していた部屋から、ナチュラルで温かみのあるインテリアにしていくことに決めて、少しずつ家具も買い替えました。
かなりの物を手放したので、もう捨てるのも嫌になっていました。
この頃から、長く使える物を選ぶようになります。
コーティングが剥がれてしまうテフロンのフライパン→鉄鍋
流行っているものに形の似ているプチプラのバッグ→本当に気に入ったブランドの鞄
適当に買い揃えた安い家具→吟味して選んだお気に入りの家具
たくさん物を手放した後は、これから先捨てたり、何度も買い替えなくていいような物選びをするようになりました。
買い物に関してはまだまだ、勉強中で失敗もありますが、自分なりに買う基準を明確にしたことで昔よりは失敗がかなり減りました。
自分と向き合い、生活を整え始める
物を減らして自分の部屋が自分の好きな環境になってきたら、次は自分の生活を整えるようになりました。
食生活
季節を楽しむ
部屋を清潔に保つ
自分に合った仕事に就く
毎日を楽しめるように、健康や清潔に気を使ったり、なんてことない日々が少し楽しくなるように、季節の行事を自分なりに楽しんだり。
物を消費するのが楽しみだったのが、物を手放したことでそれ以外の楽しみを見つけるようになりました。
美術館に行ったり、自然の中でリフレッシュしたり。
こういう時間が自分にとっては幸せで、大切なんだと気がついた時でもありました。
ですが、自分が本当に楽しいこと、心地いいことがわかると、自分にとって辛いこと、許せないことも浮き彫りになりました。
自分は何が苦しくて、どんな状態が心地いいのか、そんな本当の自分と向き合う作業へと進んでいったのだと思います。
カウンセリングにも通い、過去のトラウマとも向き合うように。
今までは目を逸らしていた問題と向き合う、精神的には辛い時期でもありました。
ですがそれがきっかけで、
自分の性格や過去は変えられない
幸せの価値基準は人それぞれ
自分にとって心地いい環境にいることは逃げじゃない
など、いろいろな気づきがあり、
今までは離れられずにいた、苦しかった環境から離れられるようになりました。
ミニマルになった、その後
自分にとって大切なものを残し、苦しかった人や環境から離れられた今。
精神的に100%満たされているかと言われるとそうではありません。
20年以上生きてきた中で植え付けられた価値観や、記憶を綺麗さっぱり消せるかというとそれは難しい。
執着していた分、喪失感のようなものもあります。
ですが、取捨選択を繰り返して、自分で選んだ環境にようやく立つことができました。
「ガラクタ捨てれば自分が見える」という本もありますが、まさにその通り。
要らないものを手放すと、自分の本当の好き・嫌いがわかります。
前までは頑張る=苦しいことでした。
苦しさが成長に繋がると思っていたけれど、ただ単に自分に合わない環境なのであればその辛さは辛さでしかなく、体や心を壊すこともあります。
自分の選んだ環境で、心も体も壊さずに自分なりに成長していくことが、今の目標です。
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