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250万円手放して、手に入れた暮らし。
この春に、新卒で入った仕事を辞めました。
新しい仕事に就き、収入は約半分以下に。
それに伴って生活もかなり大きく変わったので、まとめてみました。
精神的プレッシャーから解放されて、"普通"の生活ができるように
前職は精神的に負担の大きい仕事でした。
ストレスで体調を崩してしまったこともあり、家事や衣食住が疎かに、というかできなくなってしまいました。
たくさん働いて、クタクタでお惣菜やデリバリーを頼んで食べる。
私はその生活も疑問でした。
自分で作れば安く済むのに、それができないほど疲弊してしまっていることが辛かったです。
今では時間的にも精神的にも余裕があり、料理に掃除もできていて、
自分がやりたかった暮らしができているなぁという感覚があります。
生活レベルは下がった?
収入の変化に伴って、家計管理は今まで以上にしっかりとするようになりました。
すると今までは、なんとなく欲しくてとかSNSで見たからと買っていたものがかなり多かったことがわかりました。
SNSで見つけたかわいい雑貨
便利だとテレビで紹介されていたもの
ふらっと入ったお店で良さそうだった調味料やおやつ
こういった、なんとなく良さそうで買っていたものは買わなくなりました。
ですが、買わなくなったからといって辛いわけではなく、むしろ使わなくなったりうまく使いこなせなくてそのまま捨ててしまうことの方が多かったので、そういった買い物の失敗が減り、気持ち的にはスッキリしています。
コスメはデパコスからプチプラへ
これは人によっては辛いことかもしれません。
元々メイクにそこまで興味はなかったのですが、化粧品がなくなったらたまにデパコスを買っていました。
最近一気にコスメがなくなってしまったのですが、
全てデパコスで揃えるのは厳しい…ということで久しぶりにプチプラコスメを買ってみることに。
結構いいかもしれない
エスティーローダーのファンデ→media
NARSのフェイスパウダー→無印の紙おしろい
に変えたのですが、普通に綺麗にメイクができています。
前まではパウダーとブラシを持ち歩くのが面倒でメイク直しはリップしかしていなかったのですが、
無印の紙おしろいは持ち運びしやすいため、
毎日メイク直しができるようになりました。
必要になったら買う
これもかなり意識しています。
欲しいから買うというよりも必要だから買う。
私はオールシーズンでも服を30着未満しか持っていません。
大体1シーズンに5パターンくらいの服装です。
最近急に暑くなって、衣替えをしたのですが、
今年の夏に着たい服が2着ほどしかない
仕事の変化によって必要な服も変わった
という理由で服が必要になりました。
前までの自分なら、
なんとなく可愛いものが欲しい→買う
という感じだったのですが、
今は必要なものを吟味して買っています。
自分の生活スタイル
その時の好み
今の体型
に合わせて買うことができるので満足度は高いです。
趣味や生活にはお金をかける
私は趣味が旅行や美術館巡りです。
使うところは使って、使わないところは使わない、というようにメリハリをつければ趣味を楽しむこともできています。
また、食費も削りすぎないようにしています。
食事は毎日の楽しみですし、無理しすぎて病気にかかってしまったら莫大な医療費がかかってしまいます。
お肉は100g100円未満のもの、週に2日は魚の日、週に1日は豆腐がメインの日、というように栄養バランスには気を遣いながら、予算内でやりくりできるようにしています。
自分が自分のままでいることを許す
人間関係も自分なりに意識してかなり変えました。
前までは多少我慢してでも学生時代の友人や価値観の合わない家族とも付き合ってきたのですが、
食事、掃除、持ち物などのこだわりが強い自分にとっては
無理して人と合わせることで得られる人間関係よりも自分の好きな生活をすることの方が大切でした。
お気に入りのものにだけ囲まれてスッキリ暮らしたい
人混みや騒がしいところが苦手
→テーマパークやショッピングモール、お祭りが苦手推しがいない。インテリアとかの方が好き
写真も連絡先も少数でいい
最新の家電も興味ない。使えればいい。
ロボット掃除機や食洗機の掃除をする方が手間だと思ってしまう
と言った具合で、物質的な豊かな生活には興味がありません。
ですが、私にとっての生きやすさは世間的には少数派でもあります。
割と若い世代の人たちはすでにモノが溢れた世の中で生まれたのでこういう価値観にも抵抗はないと思います。
(周りでも旅行などの経験にお金を払う人が多い)
けれど親世代やそれ以上の世代の人にはこの価値観は受け入れられにくい。
ミニマリストという言葉も今ではよく聞くようになってきましたが、それでも現実的にそうなっている人は多くはありません。
自分の価値観と合わない環境にいると、
自分はおかしい、直さないと、
という思考になってしまいます。
ですが環境を変えてみれば、そのままでいいんだ、と思えることも少なくありません。
自己肯定感が元々かなり低かったのも、ずっと自分にとって違う環境に身を置いて、それに合わせようと頑張ってきたからなんだろうなと思えるようになりました。
今では、自分のままでいることを認めてくれる人とだけ付き合っています。
それはお互いに尊重し合えるというのが大事で、私も相手の価値観は否定しません。
どう頑張っても合わない…という人とは適度に距離を置くなどして
自分が心地いいと思う環境に身を置くと、かなり生きやすくなったなぁと感じています。
まとめ:自分にとっての"豊かな生活"
人によっては、デパコスやブランドものがバンバン買えないなら辛くても仕事頑張った方がいいと思うかもしれません。
人間関係も、競ってなんぼ、周りより上に立ちたいという人もいるでしょう。
きっとその選択も正解です。
欲は頑張る原動力になります。
けれど、私にとってはそれらは本当に欲しいものではありませんでした。
まともに食事も取れなかったり、趣味も楽しめずに、周りの価値観に踊らされて本当は欲しくもないものにお金を使うというのは、
スッキリ、丁寧に暮らしたいという自分の価値観を否定し続けることでした。
普通に食事を作ったり、食べたり、
夜はきちんと眠れて、日中は働いて家事をする。
そんな日々の生活を"普通"に送れる心の余裕の方が私にとっては大切です。
初めは、こんなに収入が下がったら生きていけない、と思っていましたが、
自分にとってどんな状態が幸せなのかをしっかり考えて、選択した今ではこんな普通の生活が幸せだと思えるようになりました。
仕事を変えるか続けるか悩んだ時に背中を押してくれた言葉があります。
「辞めるのも、続けるのも大きな決断」
その時の自分は仕事を辞めるなんてとんでもない、と思っていました。
周りから止められるくらいボロボロなのに、辞めることだけはダメだと思っていたのです。
ですがその時にこの言葉を言われて、続けると決めることも今後の人生を左右する大きな決断なんだと思いました。
今でも正直、続けていたらどうだったんだろう、と考えることはあります。
ですが少しずつ、あの頃はもう限界だったと受け入れられつつあります。
250万円手放して、今こうして"普通"に暮らせていること、自分にとって心地いいと思える環境に身を置くことができたことが、あの時の決断が正解だったと証明してくれているのかもしれません。
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