久住ハル
素敵な記事の数々をマガジンにします🎵
感銘を受けた作品や勉強になった作品です🎵
作品以外のなにかしらを集めました
作品とは関係ないのでマガジンにしました。 なんとなく作品以外のことが気になる方におすすめします。
普通に普通の普通が大好きな 普通な 普通な 懐中電灯で照らすアスファルト 濡れた靴が足跡を後ろに残す スマホから聞こえる 離れたくないの叫び あっちもこっちも手…
機械仕掛けの想像 吹いてもいない風の残像 心のこもっていない 優しさの実像 せせらぎから川になる水 清らかな透明が 少しづつ混濁していく 学ぶわけでも 教えられるわけ…
近寄ってくる 耳に聞こえない音 手を広げて息を殺しても 感じない音 降り注ぐ光 目には見えない線 メガネをかけても見えはしない 全てわかったような顔をする 人間…
少女の目は彼の目を見ていて 彼の目を見ていない 神経を集中している少女 言葉一つ出さず 下を向いて また彼を見る 彼は静まった雰囲気に耐え切れず 不器用に 変な…
魚になりたい 水の中をゆっくりと泳ぐ そんな魚になりたい 喧噪は宇宙に置いてきて ただ流れゆく水の中で 時空を超えてゆく 疲労を背中に乗せた 人型のロボットたち…
娘が空を見ながら 赤い顔をしてグーを作っている おでこを触って わたしはすっと立って 台所へ向かう 保冷剤にタオルを巻いて 首の後ろにつける 39度 体温計は高…
ちらかしたままの部屋 丸めたゴミのように ころがる言葉 ごみ溜めへと 清すぎる嘘は 嚙み心地のいい チューイングガムみたい 噛んでいくうちに 味が無くなる ゴミ…
しだるる枝の先に咲く ピンク色の花 名前が思い出せず 暫くゆらゆらする花を 眺める そう言えばこの花は 祖父が大事にしていた 庭の花壇の横で咲いていた 庭にはメ…
人の目を見られなくて 多くの人が居ると 隅の隅に行きたくなる 一緒に笑わないとならない 話について行かないとならない つまらない顔もいけない アンテナはひろえる…
先の見えない森を見ているようで 足をそこで止めてしまう このまま前に行っていいのだろうか 行けと言われれば それ以外の選択はない 隣に同じ森を見ている人がいる …
ブルーが広がる世界 下へ行けば行くほど ブルーは濃くなる 湧いてきたような透明の泡 わたしはそこで 手を広げ 右へ左へ ただ身をゆだねる 海中で聞こえるのは 静…
感覚は凪 肌で感じる空気は優しい だと言うのに 脱兎のごとく 雷が地を襲うような 激しい金属音が 耳の奥を突き抜ける 爆発は止めることが出来ず 指を鳴らした後には 四…
恐怖体験が含まれますのでそのような内容が 大丈夫な方はお読みくださいませ 夏のこの時期と言うことで 怪談話ではないけれど ひとつ経験した話を ずいぶん昔に住んで…
見えない 触れない ただ思う 意味などないと 手にすることが出来ない 夢見心地なことと 母はこのごろ咳をして 立ち仕事よりも 椅子に座ることが多くなった 背中を…
嵐の前の静けさ じわじわと迫ってくる ぎざぎざの波 轟音を立てる嵐が いま目の前にあり 足を前に出さずとも 近づいてくる 小さい島の小さい噂話 外から見下されて…
予期せぬ音に体が固まる いつならいつ頃 それがわかっていたら 予期は出来ると言うもの けたたましい警報音は 慌てふためく とっさに壁を見て 本棚のそばを離れる …
2024年8月24日 22:22
普通に普通の普通が大好きな普通な 普通な懐中電灯で照らすアスファルト濡れた靴が足跡を後ろに残すスマホから聞こえる離れたくないの叫びあっちもこっちも手つかずのままどれから手を付けていいかわからない助けるための手がいくつも必要ならいくらでも手をくださいあの娘もあいつも面倒な山もひとつひとつ片付けたつもりでも似たようなことが燻って火になるなんでそん
2024年8月23日 22:23
機械仕掛けの想像吹いてもいない風の残像心のこもっていない優しさの実像せせらぎから川になる水清らかな透明が少しづつ混濁していく学ぶわけでも教えられるわけでもない少しづつ汚れれば生きやすくなるなんて風の噂気流に乗る紙吹雪夢に見る未来の先々良いことばかりの鍵歩を進めてみなければわからない労力持っていたはずの未来への地図大きい夢を掲げても小さい山を越えな
2024年8月22日 22:23
近寄ってくる耳に聞こえない音手を広げて息を殺しても感じない音降り注ぐ光目には見えない線メガネをかけても見えはしない全てわかったような顔をする人間をあざ笑うかのように地球はゆっくりとわがままな人間の首をしめていく人間のために地球と言う単位世界を牛耳っているようなそんな話し合いがみんなの知らないところでひっそりと行われて動かす
2024年8月21日 22:32
少女の目は彼の目を見ていて彼の目を見ていない神経を集中している少女言葉一つ出さず下を向いてまた彼を見る彼は静まった雰囲気に耐え切れず不器用に変な空気にしてごめんなさいと和ませようとする恥ずかしそうに下を向く彼は何一つ悪くない少女は彼と別れて謝罪するあの人はとてもいい人少しだけ微笑んだ饒舌で人を惹きつける強いオーラのある彼女少女
2024年8月20日 22:21
魚になりたい水の中をゆっくりと泳ぐそんな魚になりたい喧噪は宇宙に置いてきてただ流れゆく水の中で時空を超えてゆく疲労を背中に乗せた人型のロボットたちのように強すぎる陽射しの下で人間が歩く息を吸うのも厳しい温度別の世界で緑の丘から風を浴びて人差し指の先には山脈が見えそんなところにヘッドホンで水の音を聞きながら魚になる夢を見るわかり
2024年8月19日 22:29
娘が空を見ながら赤い顔をしてグーを作っているおでこを触ってわたしはすっと立って台所へ向かう保冷剤にタオルを巻いて首の後ろにつける39度体温計は高い温度をさす大丈夫 大丈夫と言いながらお腹をポンポンとするぼーっとした目でわたしを見るわたしはその目を見ながら頭に手を置く液体のお薬を一気に飲みこませお布団をかけアンパンマンのぬいぐるみを隣に
2024年8月18日 22:16
ちらかしたままの部屋丸めたゴミのようにころがる言葉ごみ溜めへと清すぎる嘘は嚙み心地のいいチューイングガムみたい噛んでいくうちに味が無くなるゴミは生暖かく発酵しすえた臭いが四方八方に広がっていく純粋そうな顔をした言葉は周りに毒をまいて弱らせる聞き心地のいい言葉の中にこっそりと混ぜる発火装置あたしはそのボタンはおさない周りに押させ
2024年8月17日 22:20
しだるる枝の先に咲くピンク色の花名前が思い出せず暫くゆらゆらする花を眺めるそう言えばこの花は祖父が大事にしていた庭の花壇の横で咲いていた庭にはメダカが泳ぐ小さな池がありあらゆる木花が目を楽しませる季節はその庭で感じた一日に何回か池の前に行きメダカに餌をやる祖父の一日は時間がゆっくり流れその流れが祖父を作っていた穏やかな性格は誰かを責め
2024年8月16日 22:26
人の目を見られなくて多くの人が居ると隅の隅に行きたくなる一緒に笑わないとならない話について行かないとならないつまらない顔もいけないアンテナはひろえる限りの電波をひろって顔はお面のようになる自分のペースは自分で消して相手のペースを探し当てチューニングする違う価値観の中での会話どこをつつけばいいか理解できない永遠に天気の話をする無理だとし
2024年8月15日 22:24
先の見えない森を見ているようで足をそこで止めてしまうこのまま前に行っていいのだろうか行けと言われればそれ以外の選択はない隣に同じ森を見ている人がいるじーっと見ながら座り込み踵を返す背中は遠くに行ってしまうあるべき選択を選ばなかったわたしは恐怖を押さえて目を瞑ったり開けたりしながら前に少しづつ進む本当にこの道でいいのですかと空に聞いてみたくなる
2024年8月14日 22:23
ブルーが広がる世界下へ行けば行くほどブルーは濃くなる湧いてきたような透明の泡わたしはそこで手を広げ右へ左へただ身をゆだねる海中で聞こえるのは静寂の無わたしは地の上で漂う果てしない先に探し物がある気がして心が擦り切れるほど探し求める奪われる水分を補給出来ぬまま乾燥し干からびる皆が行く方へ答え探しをしに小さな公園でダメ
2024年8月13日 22:30
感覚は凪肌で感じる空気は優しいだと言うのに脱兎のごとく雷が地を襲うような激しい金属音が耳の奥を突き抜ける爆発は止めることが出来ず指を鳴らした後には四方八方が粉々になる遠いところでなぜどうしてやめろ脳を揺らすように耳の中に雑音となって入ってくる振り上げた拳はすでに下ろされていて周りは煙だけが静かに上がっている目を閉じ頭の中のスイッチを入れ一
2024年8月12日 22:34
恐怖体験が含まれますのでそのような内容が大丈夫な方はお読みくださいませ夏のこの時期と言うことで怪談話ではないけれどひとつ経験した話をずいぶん昔に住んでいた所での話です場所は繁華街や山奥などではなく一般的な住宅地です間取りも場所もよく条件はいい物件でしたしかし住み始めてすぐに違和感を感じるのです住む前には気が付かなかったのですがもしかしたらその違和感は意味があっ
2024年8月11日 22:29
見えない触れないただ思う意味などないと手にすることが出来ない夢見心地なことと母はこのごろ咳をして立ち仕事よりも椅子に座ることが多くなった背中をさすって飲み物をそっと出す元気になってねと祈りながら小さいことでからかわれいじめが始まる学校にいきたくないなら行かなくていい娘の手を握りそれさえも糧にできますように心が癒されますようにと
2024年8月10日 22:15
嵐の前の静けさじわじわと迫ってくるぎざぎざの波轟音を立てる嵐がいま目の前にあり足を前に出さずとも近づいてくる小さい島の小さい噂話外から見下されてることも知らせず島がその島を保てる線が崩れていく本当はもうすでに崩れている島の話は暗い話と漠然とした不安だけが漂っている外から望遠鏡で見ると白黒の世界が煙を立てて端から零れていくのが見
2024年8月9日 22:23
予期せぬ音に体が固まるいつならいつ頃それがわかっていたら予期は出来ると言うものけたたましい警報音は慌てふためくとっさに壁を見て本棚のそばを離れる5秒間の激しい揺れの後ふっと静けさが来るいつかあると思いながらそれは隙間を突くように突然起こる準備は大事わかっていてもそれは明日でもいいと先延ばしにするこのまま漫然としていてはいけない