羽野京栄

短編小説、現代詩、エッセイを随時公開。カクヨムで短編連載、kindleにて短編歴史小説…

羽野京栄

短編小説、現代詩、エッセイを随時公開。カクヨムで短編連載、kindleにて短編歴史小説出版の経験あり。YouTube漫画動画のシナリオライター。「スカッと」「解説系」「PR系」等を執筆。これまで10チャンネルに関わり20年12月29日〜22年1月1日までの脚本担当動画は136本。

マガジン

  • 羽野京栄note詩集

    羽野京栄による、noteにのみ公開している現代詩を収録。

  • 羽野京栄note短編小説集

    羽野京栄がnoteのみに公開している短編小説です。一話読み切り、文字数4,000字前後です。

最近の記事

【脚本】漫画アニメ脚本制作実績【最新】

これまでに担当させていただいた、 YouTube漫画アニメ脚本の制作実績をご報告します。 公開済脚本動画:330本 うち10万回以上再生:53 (20.12.29~23.11.5) 〈内訳〉 *スカッと系:Vyond217、朗読57、漫画9、2ch3 *感動系:Vyond8、朗読17 *PR系:漫画19 #シナリオライター #YouTube #脚本家

    • 【現代詩】桜ゆらゆら

      街は桜に彩られ ぼくはきみにふりまわされ 心地いいはずの春のそよ風は きみの手にかかれば嵐のよう どうしようもないくらい もうきみとは描けない未来 でもきみの芳香が忘れられない いつもでも消えない残り香さ 心つながる永遠は まばたきのような一瞬の輝き 桜の花が開く前に きみは愛というつぼみを 摘み取ってしまったんだね 桜ゆらゆら微笑みながら ぼくらはゆらゆら散っていく ぼくは待っていたんだよ きみとの桜を咲かせる時を あの日囁いてくれた甘い言葉 ぼくを支えてくれていた

      • 【現代詩】桜の花が咲くときは

        扉の向こうへ足どり軽く 春風があたたかく迎えるとき 今年もそう 桜の花が咲く 薄日でもまぶしい光を照らす 道行く人の瞳きらめき 小鳥があたたかくさえずるとき 今年もそう 桜の花が咲く 舗道にのどやかな若草ゆらす つれない冬の日を越えて 真白なページをめくるとき 今年もそう 桜の花が咲く 過ぎゆく季節に想いをのこす いま辛苦にふける日々と ぼんやりためいきもらすとき 今年もそう 桜の花が咲く 耐えた歳月静かにいやす

        • 【現代詩】これから刻み始める日

          青く澄んだ早春の空が 灰色の雲に染まったあの日 柔らかなその手のひらから 大切な宝物がすり抜けた 時の刻みをかすかに聞いて 心憂い月日を過ごしたあなた ただひたすらに前だけ向いて 希望を探して重ねた歳月 そんなあなたを見つめながら がむしゃらな後ろ姿に憧れていた 心に透けた凍える痛みは あなたにしかわからないのね ホットコーヒーをすすった朝も あなたは遠い光を探していたね ぬるま風が静かにそよぐ部屋 あなたを追いかけられずなわたし 彩の季節が今年もやってきて 「新しい

        【脚本】漫画アニメ脚本制作実績【最新】

        マガジン

        • 羽野京栄note詩集
          11本
        • 羽野京栄note短編小説集
          2本

        記事

          【現代詩】若葉が見つめる光

          心凍える日を越えて 淡いぬくもり風が吹く 悩ましい時に揺れたけど 空に柔らか雲が舞う そっと萌え出す若葉たち 今年もまた出会えたね 薄い緑を光が照らす 命の輝きは春の華 冷たい言葉が身に沁みて 氷の世界に気もそぞろ 耐え忍んだ日々は過ぎ のぞみたたえた明日が来る ふわり芽生えた若葉たち 浴びる光は優しいですか? いつもと変わらぬぬくもりを いま全身に感じてますか? そっと萌え出す若葉たち 今年もまた出会えたね 薄い緑を光が照らす 命の輝きは春の華

          【現代詩】若葉が見つめる光

          自由であるということ

          自由であれ、とはどういうことでしょう? 好き勝手に振る舞っていいと言うことでしょうか? 私たちは、感情に支配されている生き物です。 過去に受けた感情を、今現在も引きずりながら生きています。 しかし時間とは本来、過去も、未来もなく、「今」がただひたすら連続しているだけです。 今この瞬間は、今この瞬間に感じる感情だけで、本当は十分なのです。 過去の感情に引きずられると、今はまだ過去の延長線上となり、 今を素直に楽しむことが難しくなります。 感情を綺麗にリセットして

          自由であるということ

          謙虚と卑屈は違います

          立派な人間を象徴するような言葉は、「謙虚」です。 謙虚=徳がある人、として語られることが多いので、 誰もが、謙虚であろうとします。 しかし、謙虚とは、人気、地位、財産を獲得し、実績を挙げた人に使う言葉です。 実績があるのにいばらないのが、謙虚の本来の意味です。 それに対して、実績がないまま、謙虚のような振る舞いをしていると、「卑屈」になります。 いわゆる、へりくだりすぎです。 必要以上に自分をいやしめる態度です。 卑屈なままでは、上昇することはできません。

          謙虚と卑屈は違います

          新聞を全部は読まないように

          毎朝届く新聞は、多くの人にとって、 1年で最も多く目を通す書物でしょう。 しかし、1面から最終面まで、一字一句全て読む人はいないでしょう。 例えばテレビ欄だけとか、スポーツ欄だけといった具合に、 欲しい情報だけを選び、読んでいますよね。 情報を選択することを、難なく普通にやっていることになります。 情報が洪水のように溢れる今の時代には、 新聞を読むように、情報をいかに迷わず選び、苦もなく捨てるか、が大切になります。 不必要なその他大勢の情報に惑わされず、 見

          新聞を全部は読まないように

          財布は自分の手に馴染むものを

          財布をなくしてしまった… 経験した方はわかると思いますが、とても辛いですよね。 現金はもちろん、免許証や保険証、あとカード類も全て失ってしまいます。 二度と経験したくない事でもあります。 財布をなくすとは、財布をしっかりつかみ損ねて、落とすか、置き忘れるかの、どちらかになります。 そのためにも、自分の手に合った財布を使うことをお勧めします。 見た目が良く、高価だけど、大きさや質感が、手の感覚に合わないことがあります。 手と馴染んでないと、落としたり、置き忘れのリ

          財布は自分の手に馴染むものを

          「後回し体質」を嘆かずに活かそう

          あなたは、夏休みの宿題を早く終わらせてましたか? それとも、ギリギリになって慌てて片づけていましたか? どちらも、宿題をしっかり終わらせたことには変わりはないのですが、 後者の場合は、怠け者のように、感じてしまいがちです。 いけないことなのでしょうか? 課題を後回しにして、まずは時間を思いのままに過ごし、 時間切れが近くなってから、自分を追い込み、集中力を高めて、課題をこなす。 これも、立派な仕事術、勉強術、といえます。 そして、怠け癖に悩んでいる人こそ、見に

          「後回し体質」を嘆かずに活かそう

          リーダーは空気のように

          自己顕示欲は、誰にでもあります。 自分がやってきた功績をひけらしたい欲望は、みな持っています。 ちょっといいことをすると、そんな自分に注目して、称えてほしい… 特に、人の上に立つ立場にあると、評価が気になるあまり、自分の行動を強調しがちです。 古代中国の思想家、老子はこう述べています。 「すぐれた行動をとる人は、動いた跡を残さない」 やるべきことをしっかりやっても、ひけらかさないで、 周りに、自分の活躍を意識させない。 まるで空気のように、グループを良い方向へ

          リーダーは空気のように

          最も心が磨かれるのは「誰かに代わって謝るとき」

          自分は何も悪くないのに、他人のミスや過ちに対して、代わりに謝る。 このようなこと、誰もやりたくないですよね。 しかし、社会生活を送っていると、否応なしに遭遇する場面です。 なぜ自分が、頭を下げないといけないのか?と、理不尽な思いに支配されてしまいます。 ここで大切なのは、あなたがどちらの人に焦点を当てるかです。 あいつのせいでこうなった!というはがゆさが強ければ、このような役回りを演じさせられる状況に絶望してしまいます。 それよりも、目の前にいる人の心の安定に貢献

          最も心が磨かれるのは「誰かに代わって謝るとき」

          才能とはゴールではなくスタート

          才能とは、そもそも何でしょうか? ひとつの技能に秀でていること、と考えがちですが、厳密に言えば、 自分が当たり前に出来ることなのに、他人にはなかなか出来ない能力、のことです。 つまり、あなたは、日常的に才能を活かしていることになります。 そして、他人は、そんなあなたの才能を羨ましく思っています。 ですので、あなたの持つ才能が何かわからなければ、他人に聞いてみてください。 自分では案外気づいていないことを、教えてくれたりします。 そして、本当の才能を知ったとき、そ

          才能とはゴールではなくスタート

          「本来無一物」という素晴らしい言葉

          私たちが生まれたときは、もちろん丸裸ですよね。 何も所有してないし、何ひとつ知りません。 まぎれもなく、それが人間の本来の姿です。 禅の言葉で、これを、「本来無一物」(ほんらいむいちもつ)と呼んでいます。 ところが私たちは、生きていくうち、いろんなことを得て、手放せなくなってしまいます。 失いたくないものは、数えればキリがありません。 しかし、この世を去るときは、生まれたときと同じく、裸一貫、何も持っていくことはできません。 そう考えると、私たちは何のために、も

          「本来無一物」という素晴らしい言葉

          愚痴なの?自慢なの?

          旦那さんや奥さん、パートナーの愚痴をよく言う人がいます。 でも、よく聞いてみると、 話が進むにつれ、楽しそうに愚痴っている場合があります。 最初は愚痴からスタートしても、 聞く側にとっては、「色々あるけど幸せに過ごしてる私たち」をアピールしているんだなと、気づいてきます。 愚痴と、幸せ自慢は、実は表裏一体です。 愚痴というネガティブな話題から入った方が、同情を引きつけ、心地よいのです。 ネガティブな話題をふられても、それが前振りなのか本題なのかは、聞き進めないと

          愚痴なの?自慢なの?

          本屋さんは師匠と出会う場所です

          本屋さんに入る時は、すでに何を買うか決めてますか? もしくは、入ってから、買う本を選びますか? もちろん、どちらのケースもご経験があると思います。 どんなにベストセラーとなり世間に騒がれている本でも、 それが、今の自分にふさわしい本であるとは限りません。 逆に、刊行から年月が経っているような本であっても、 今のあなたが欲していることを語っていることもあり得ます。 いずれにしても、あなたにふさわしい本は、あなたとベストタイミングで出会います。 本屋さんは、あなた

          本屋さんは師匠と出会う場所です