バイデン大統領、今こそトランプ前アメリカ大統領の知恵を借りろ

日本の岸田首相が、外交問題等で困った時などに安倍晋三元首相と会談している。
岸田総理は、これまでの経験などを活かしてアドバイスを求めているのだろう。

同じ自民党だから、そういうことも可能なのかもしれない。

アメリカは現在、民主党のバイデン大統領が国家の舵取りを担っている。
アメリカもさまざまな問題が山積しているとはいえ、平時であれば、国民や企業の批判を浴びながら、官僚主導の政治でもどうにか曲がりなりにも国家運営を続けることはできただろう。

しかし今は有事だ。

ウクライナはNATO（北大西洋条約機構）に加入していないとはいえ、世界のリーダーたるアメリカは無視できない。
有事の大統領は、特に機敏にさまざまな自称に対応しなければならない。

しかし、我が国の岸田文雄首相にも言えることだが、バイデン大統領の動きは遅い。
経済制裁にしても、もっとスピーディーにやるべきで、ロシア産石油・天然ガスの輸入を制限する制裁を課すのも送れた。
日本の岸田総理に至っては、ロシア産の原油や天然ガスの輸入禁止に慎重論を唱える腰の重さである。

岸田首相、原油禁輸に慎重　国民生活に影響大きく―対ロ制裁：時事ドットコム

岸田総理が単独で判断しているのではないだろうが、ウクライナがロシアに酷い侵略を受けているこの状況で、ありえないだろう。
日本を含め各国が今すぐロシア産の化石燃料の輸入をストップすべきである。

アメリカの前トランプ大統領も、就任中は中国に制裁を課した。

トランプ前大統領は共和党であるし、大統領選での因縁を考えると、民主党のバイデン大統領がトランプ氏に相談し、アドバイスをもらうことはまず考えられない。
しかし、トランプ前大統領ほど知恵が回るリーダーもいない。
民主党政権で妙案を考えられないなら、トランプ氏でも誰でも有能な人材の知恵を借りて、先手先手で攻めるべき時だろう。

バイデン大統領、恥を忍んで今こそトランプ前大統領の知恵を借りなさい。