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扇浦レミイ@妖怪画家
2020年7月29日 00:13
作品名:黒招き猫又136×121㎜色紙・アクリルガッシュ(個人蔵)商売に携わる看板猫ならどの猫でも知っている。それは、黒招き猫又。黒字の黒猫。身体には魔除けの模様が描かれていて二又の尻尾は、どちらも鍵尻尾でお客さんをどこかから連れてきてくれる。一人前の看板猫になると、先輩看板猫と旅に出て黒招き猫又に挨拶をしに行くのである。そして、商売繁盛をお願いするので
2020年7月27日 22:14
作品名:猫背屋60×50㎜色紙・アクリルガッシュ(個人蔵)「よっ!猫背屋!!」「九代目!!」会場に声が響きます。見栄を切るのは、猫背屋の九代目猫背村 松之助。時代物が特に人気で、どんな猫背も猫背屋の九代目が演じればたちまち拍手大喝采。猫又歌舞伎の看板役者である。しかし、猫背村松之助には裏の顔がある。舞台が終わり、ネズミを2匹平らげたら夜の顔。それは、巷を
2020年7月26日 23:13
作品名:我が家のタマ直径8㎝色紙・アクリルガッシュ、胡粉【個人蔵】 我が家には、タマという猫がいる。恐らく10年以上生きているのだが、正確には何歳か不明であるため、毎年1月に歳を取る事にしているが忘れてしまった。 時折、人の話がわかっているような顔をしているのがなんとも愛らしい。 最近、行灯の油が減るのが早い気がするがまさかタマが舐めているのだろうか?まぁ、妖怪猫又でもあ
2020年7月25日 18:56
作品名:猫又小旅行45×70㎜色紙・アクリルガッシュ・雲母(個人蔵)作品についてこの作品に描かれた猫又は、猫又になってからしばらく経ち、二足歩行や踊りも慣れてきた猫たちです。ベテランの猫又の様に、人の知らない様々な世界の行き来き慣れていないためみんなで小旅行に行って見る事にしました。初めての別世界に、猫目はキラキラと輝きます。金雲の間には花が咲き誇る青空。どこ
2020年7月24日 19:34
「ふわふわの夜守り」とある村にとってもふわふわな黒猫がいました。 黒猫の家族の誰よりもふわふわで柔らかい毛並みを持っていました。 とても細い毛は黒猫が動くたびに美しく揺れ、時に闇にまぎれましたが、黒猫は他の猫よりもふわふわ過ぎないかといつも不安に感じていました。 ある夜、黒猫が闇にまぎれていたところ神様に声をかけられました。「月の下でも闇にまぎれる美しい毛並みを生かして神の使