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【作品の物語】九代目猫背屋

作品名:猫背屋
60×50㎜
色紙・アクリルガッシュ
(個人蔵)

「よっ!猫背屋!!」
「九代目!!」

会場に声が響きます。
見栄を切るのは、猫背屋の九代目
猫背村 松之助。

時代物が特に人気で、
どんな猫背も猫背屋の九代目が演じれば
たちまち拍手大喝采。
猫又歌舞伎の看板役者である。

しかし、猫背村松之助には裏の顔がある。
舞台が終わり、ネズミを2匹平らげたら
夜の顔。
それは、巷を騒がす大泥棒。
「猫背野郎」である…

「金に困った貧しい者に、汚職大名や悪徳商家から盗んだ金銭を分け与える」
と噂されるが真相は不明である。

何故、猫背屋の九代目が大泥棒になったのか?
それは、もしかしたら今後出る猫又歌舞伎シリーズにヒントがあるのかもしれません。

猫背村松之助。
朝ごはんは、蜥蜴茶漬け。

この作品は2020年ザ・美術骨董ショーに
出品していました。

https://note.com/haitukuroneko/n/naa7d77c452d6

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