数字パウダー
今日は、はじめての洋裁教室。
膝丈のスカートを作るために、製図をした。
最初は慣れなかった50㎝の長すぎる定規も、
なかなか真っ直ぐに引けなかった線も、
ちょっとだけ力の入れ方が分かった気がする。
だけど、不思議なのは、いくら合わせても、
ウェストと丈が微妙に合わないということ。
先生と何度も相談しながら、消しては書いてを繰り返す。
それに、洋裁は想像以上に数字を沢山使う。
いや、むしろ数字と記号しか使わない。
だから、4年ぶりに嫌いな数学と大格闘した。
今まで喧嘩中だった数学も、製図をしている時は、なぜか心がウキウキ踊ってしまう。
まっすぐ綺麗な線を引けた瞬間とか、
綺麗な余白を作れた瞬間とか、
数字が美しさを作ってくれているんだと思うと、
この面倒な公式が少しだけ愛おしくなった。
テスト勉強のための数字は、ただの呪文にしか見えなかったのに、洋裁になると、とたんに魔法の粉になってしまうんだからから、不思議。
魔法使いの弟子、まずは魔法の粉を覚える所から始めます。
はやく先生みたいなキラキラの粉を振り撒いて、可愛いスカート作りたい。
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