見出し画像

手のひらサイズの夢を広げて

君となら、いつだって、どんな夢も。

どんなに遠く離れていても、私達は同じ夢へ
向かって、真っ直ぐに突き進む。

「ねぇ、やっぱり一緒に雑貨屋さんしたいよね」

毎月一回、遥々やってきてくれる君へ、前々から
温めていた提案をする。

あたかも、昔から決まっていた様に、自然に。

「え!来月ネパール行くよ!やろうやろう!」

私が出会った人の中で一番行動力のある君。

遠い孤島にも、1人でスイスイ飛んでいくし、
些細な誘いや、小さな約束だって見過ごさない。

一緒に旅行へ行った時、私や友達のために、
毛布やタオルを、袋いっぱいに持ってきたっけ。

展示会前に怪我をして、落ち込んでいた私に、
「頑張りすぎちゃったんだね。勲章だね」って、
そっと励ましてくれたよね。

こんなに、利他的で、慈悲深い人見たことない。
お店をするなら、君しかいないって確信したの。

実はね、少しだけ心配だったんだ。

就職してからの君は、日に日にやつれて、疲れて
先輩に、怒られてばかりだって俯いていたから。

あんたの素晴らしさは、私が一番知ってるのに!
悔しい。私が、あんたを輝かせてみせるわよ!

だから、君と雑貨屋を始める。

君の優しさや温かさが滲み出る買い付け品を、
私が、可愛い可愛い服や雑貨に変えてみせるよ。

ネパールの食器に合うテーブルクロスや割烹着、
コースターや、シーツなんかも良いよねぇ。

作るだけ、売るだけのお店にはしたくないから、
繋がりや物語を、めいっぱい大切にしていこう。

日本中を旅しながら、私達の世界、紡じゃお!

そして早く、元気になりますように。

何度も元気をもらってきたんだもん。
今度は私が、君の輝く笑顔を、必ずもう一度
引き出してみせるからね。

この記事が参加している募集

すごい選手がいるんです

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?