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易とは ~変化すること~
「易(えき)」には様々な側面があります。易占という易の考えを用いた占いもあれば、易について書かれた書物『易経(えききょう)』は儒教の経書の一つ。易の考えは自然観や宇宙観を表したものであり、東洋医学や東洋哲学など古代中国発祥の様々な学問の根底に流れる思想の元になっている、ともいえます。
様々な側面があること、そして長い時の中でそれぞれに発展したり分岐したり(たとえば易占一つとっても「周易」「断易
バランスと発展 ~中する~
易では「中(ちゅう)する」ことを大切に考えます(「中(あた)る」と読むこともあります)。
「中する」とは、必ずしも常にどちらにも偏らない中間がいいということではなく、その時々に合ったバランスを取ること。
人生の時間の中では、全力を尽くして頑張らなければいけない時もあれば、無理をすべきではない時もあります。前面に出て強く主張して改革していくべき時もあれば、大きな行動には向かず足元の小さなことを