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159. 集団は個人より賢い。リーダーにとって最も重要な資質は聞いて学ぶ能力です。なぜならば誰も全てを知る事は出来ないからです。〜エリック・シュミット〜

みなさんこんにちは。


今回は、アメリカの技術者でGoogle社の元CEOでもあるエリック・シュミットさんの格言について紹介していきます。


エリック・シュミットとは

1955年にワシントンD.C.に生まれ、
1976年にプリンストン大学で電気工学の理学士号、
1979年にカリフォルニア大学バークレー校で電気工学の修士号、
1982年に同校の計算機科学の博士号を取得します。

パロアルト研究所、コンピュータサイエンス研究所、米ベル研究所米ザイログを経て、
1983年にソフトウェアマネージャーとして米サン・マイクロシステムズに入社、
Javaの開発とインターネット戦略の立案を導き、
後に最高技術責任者と執行役員を歴任しました。


1997年からノベルの最高経営責任者を務め、
重要な経営戦略や技術開発の中心的な役割を果たしました。

2001年にGoogleの会長に就任、
ノベル社の最高経営責任者を辞職し、
米Google社の最高経営責任者に着任、
以来、ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリンの二人と"三頭政治"として経営を行なっています。

2006年に世界で最も成功したインターネット検索エンジン会社の戦略開発に関する功績が認められ、
全米技術アカデミーの会長に選出され、
Appleの取締役に選任されます。


2009年、GoogleがAndroidやChrome OSなどの開発を通じて、
Appleの主要事業と競合するようになってきたことを理由に、
Apple社の社外取締役を辞任することが発表されました。


2011年、Googleが2010年度第4四半期の営業成績とともに、
2011年よりラリー・ペイジがCEOに就任、
エリック・シュミットは会長となることを発表しました。

2015年、Googleの組織再編に伴い、
Googleおよびグループ企業の持株会社として設立されたアルファベット社の会長に就任、
2014年にはIEEEファウンダーズメダルを受賞しています。

2017年にアルファベットの会長を退任すると発表し、
2018年には取締役兼顧問になっています。


集団は個人より賢い。リーダーにとって最も重要な資質は聞いて学ぶ能力です。なぜならば誰も全てを知る事は出来ないからです。

集団と個人の主な違いは考える能力の差だと思います。

単純に色んな経験をしてきたプロが集まると、
それぞれの知見から意見が聞けるので、仕事の幅や次に繋がるものが多くなります。

リーダーという立場でも、
自分がたくさんの知識を持っていることも大事ですが、
コミュニケーションを通してその知識を持っている人に話をしてもらうのがいいですよね。

そして、色んな分野で知識を持っている人がいるからこそ、
自身が知っている人に聞いて知識を得ることも可能です。

そのように最初から自分一人で知識を全てつけようとするのではなく、
それぞれの専門で仕事をしてきた人たちの力を借りることによって、
仕事もあらゆる方面から考えることができます。

お客さんにも違った方向からさまざまな提案ができ、
より専門的な知見での説明が必要な時には何が知りたいのかを把握して、
その専門分野の人に繋げることで、お客さんの問題も解決することができます。


なので、リーダーの仕事は全ての知識を自分一人で付けようとすることではなく、
仲間や集団の力を借りることで、たくさんの知識をチームで扱えるようにし、
その知識をまとめ上げてお客さんに提供する力を身につけることが必要になってきます。


最後に

今回は、アメリカの技術者でGoogle社の元CEOでもあるエリック・シュミットさんの格言について紹介してきました。

シュミットさんは、数々のリーダーの立ち位置を経験してきて、
あらゆる人たちの上に立って仕事をしてきたと思います。

自身にも専門的な知識は十分にあったのでしょうが、
それ以上に、人をまとめ上げる力、
それぞれの専門的な知識をどのように事業に活かして事業を拡張するか、
どのようにお客様に最高の提案をできるようにするか、
を考えながら、それぞれのプロの力をまとめ上げてきたのではないかと思います。

格言にもあるように、誰も全てを知る事は出来ない、
それは様々な分野のプロの上に立って分かった事なのだと思います。

自身の得意分野以外に、
それぞれの分野のプロにはどうしても知識では叶わない、
ならばチームとして知識や経験を貸しあい、力を合わせることで、
様々な分野からの知見で事業を進めることができます。

そうすることで、今まで一つの分野しか対応できなかったものが、
新しい分野に挑戦できたり、
お客さんの悩みに対して新しいアプローチができたりします。

そうやって、困りごとや悩みの中のチャンスを一つ一つ拾っていくことで、
次の新しいチャレンジに挑むことができます。

新しいものに挑戦していくことが事業の拡張に繋がっていくことは分かりますが、
その挑戦をするにも知識を持っていることが必要になっていくと思います。

であれば、その知識を持っている人をチームに加えることで、
話し合いの中でもその分野の知識を取り入れていくことができます。

そうやってリーダーとしてチーム全体をまとめていくことが必要だと思います。


それではまたどこかで。

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