ぐちもん

なぞなぞとかすき。落語と絵本がすき。

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マガジン

  • 水平線理論EA

    水平線理論とメーティスの名の下に私は自動取引プログラムを作る。未来は、黄金の時代を乗り越え、新たな光を持って爆益をちらつかせる。私は蜃気楼を追うために、一歩を踏み出し、住処を離れる。メーティスよ、悪魔であるな。

  • プログラマが自動取引するまで

    仮想通貨バブルで塩漬けしてなんの利益もあげられなかったプログラマがEAを作って自動取引するまでの、調査と実装の備忘録

最近の記事

分ける、痛む、作る

人に優しくありたいと思ってそうな人からもらった仕事のせいでここのところ寝不足になってる。彼の持つ人に対して優しい自分でありたい意志はそこそこ強いと思っている。それなのに私の睡眠時間が削られる理由を優しくするという観点から考えた。 パン1つ食べたい私とパンを1つ食べたい相手がいるとする。パンの数に応じて優しさについて考える。 2つのパン私は2つのパンを持っている。1つのパンを相手に渡すことで私と相手は喜ぶ。分けることがここでは優しさになる。私は分けることが人のためになるこ

    • 自己肯定感なんかにすがるな

      自己肯定感低め この前、同年代と結婚の話をした。私が結婚できないことに対しての考えとして「貧乏や金持ちについては生まれや個々人の違いがあると思う。ただし、結婚や出産は同じ血筋の母や祖母がしてきたことができていない自分は能力の欠如である。さらにそのできないことをできたいがために他人の人生を奪うなんてことしたくない」という話をした。 考えすぎたといういつもの返答があった。それはそれでいい。それに付け加えられた「俺はそれなりに考えている」という言葉が気になった。例の神殿に書かれ

      • 獲得と克服

        二項対立がいかに馬鹿げていることは知っているつもりだ。何かであるか何かでないかなのかそんな簡単な話で世界を表せるわけはない。それでも立ち止まって頭を抱えて、爪を噛むだとか地面を蹴るだとかするくらいなら頭を止めない方が少しだけ賢い気がする。 長男で末っ子として生まれて姉たちよりも常に劣ってる状態で始まったと思っている。算数も国語も姉よりできなかった。絵を描いても走っても姉より劣っていた。それは自分の方が小さいからだとわかっていたけど、中高生になって体が姉よりも大きくなるにつれ

        • いろんなことができるということ

          テストロテンが体を満たしている。 新しい案件の顔合わせをした。そのうちの一人が「幅広くいろいろさせてもらっています」と言っていた。違和感があった。何が違和感なのかわからなくて昔読んだ本のメモを見たけど何も書いていなかった。会議が終わってから30分ほど経ってもわからないまま考えを文字に起こそうとしている。 まず最初に思いついたのは自分を大きく見せようとしている人の態度だと感じた。孔雀が羽を広げる。カワセミが首を高く上げる。ヤギが後ろ足だけで立つ。犬が牙を見せる。自分を相手に

        分ける、痛む、作る

        マガジン

        • 水平線理論EA
          1本
        • プログラマが自動取引するまで
          16本

        記事

          開発者は楽だと言われた

          やっぱり開発者は楽だよね。言われたことをしていたらいいのだから。 一言一句覚えているとは言えない。けれど、「開発者は楽だ」という言葉を言われたのは覚えている。相手は1年以上一緒に仕事をしてきた学生時代の先輩。開発の仕事を半年くらいしたあとは、彼から発注を受ける形が続いている。彼はここ数ヶ月は開発者としてではなくて、開発者を管理する仕事をしている。その仕事に今度参加することになって内情を聞きいているときに彼の口から出た言葉が先のその一言だった。 彼の真意は理解しているつもり

          開発者は楽だと言われた

          朝9時に出社することができない人

          銭湯に行くために借りた車を返した帰りに朝ごはんのパンを買いにスーパーに寄った。どこかで作られて袋に入ったものではなくて、スーパーの中で焼かれるパンが買いたかったのにまだ並んでいなかったり。売り場の横の扉から奥でパンを焼いている人たちの姿が見えたから少し待とうと思って上の階のカフェでコーヒーを頼んだ。帰ってからまたコーヒーを飲むつもりだったから牛乳が入っているものにした。座った席から見える席に座る30代の女性がニーチェの本を読んでいた。 エーリッヒ・フロムの愛するということを

          朝9時に出社することができない人

          午前8時13分 大阪メトロ御堂筋線なんば駅

          午前9時00分に予定してたビデオ会議に間に合わないことが確定したので天王寺のコワーキングスペースで会議することにした。自動改札に向かう途中に白杖を持った人を見かけた。 もこもこのパーカーを着ていて若い女の子に見えた。先入観から珍しさを覚えて目に留まった。もとから、白杖を持った人は目で追ってしまう。奇異な目ではなく、何かいいことをできない自分のせめてもの贖罪なんだと思う。困っているかどうかもわからない人を助けたいという感動ポルノの一種だと自分でも思う。 彼女は今日に自動改札

          午前8時13分 大阪メトロ御堂筋線なんば駅

          健康な精神は健康な肉体から

          疲労が溜まってる。新しい仕事がないから安く仕事を受けたのもあるし、並行した仕事が多かったのもある。とにかく疲れてる。疲れを忘れるために夜遅くまで遊んだりしてまた疲れてる。それはその通りだと思う。もっと休まないといけない。わかってる。不安と癖から休めない。側から見れば休まないやつだし、ともすれば努力家なんてレッテルまで貼られるかもしれない。けれど休めない。 学生の時は日本を変えてこそ日本人だ。みたいな、主人公みたいなこと考えていた。働き始めて、いや働く前からわかってたことかも

          健康な精神は健康な肉体から

          オナラを作った記憶がないように

          人の家でこたつに入って30分か1時間程したらお腹が温まったせいかオナラが出そうになる。このオナラを作った記憶はあるだろうか。その家に着く前に百貨店で買った手土産が机の上にある。これを買った記憶はある。たしかにある。友達の娘の年齢とアレルギーを気にしながら自分で選んで買ったものがそこにはある。 この前の仕事でも、数年前の会議でも私は怒った記憶がある。他人の考えが気に入らなかった。能力の欠如よりも、怠けるその姿に腹が立って仕方がなかった。なぜやるべきことをやる覚悟か、やめる覚悟

          オナラを作った記憶がないように

          ここまでくれば愚かなのは俺だ

          昨日は10時間ほどの肉体労働の後、3時間ほどの知的(肉体)労働をした。今朝は雨が降っていた。朝から体力のいる会議だった。好条件この上ない。小雨の朝マズメ。季節の変わり目のアウトレット。5月の出会い系。疲労からの絶望。自分を愚かだと考えるなら今まさにこの時。狼煙が上がれば、ホラ貝が鳴る。花火が上がりパレードが始まる。悲観がクラウチングスタートを切る。 愚かなのは俺だ。自分の出来もしないこと仕事にしている。仕事でこそ社会と繋がれると勘違いしている。それは絶望以外に何を生み出す。

          ここまでくれば愚かなのは俺だ

          会社で働きたくない理由が積み上がる

          開発の依頼を個人で受けている。時給は2000円で受けた、初めて仕事を受ける人に対しては安く設定している。その代わりに自分の技術的な挑戦とかをするようにして帳尻を合わしてる。 今日は会議で話し合いで衝突した。開発の内容のひとつの用語に対して理解がすれ違っていたのが原因だと思う。その違いの説明を求める時にいくつかの例を出したけど、あまり整理されずに説明された。今回開発している一般消費者向けのシステムの中で重要な用語だったので説明を求めたけどうまく話し合えなかった。 イライラし

          会社で働きたくない理由が積み上がる

          自分ができる仕事

          1週間東京にいた。東京の女子高生のミニスカートの丈は大阪では見れないほど短かった。西から東のこの距離でこれほど短くなるなら、北海道にいったらどうなることやらと日本の治安が気になった。 今回東京に行ったのは、仕事を探すためだった。結果的に直接仕事につながる話はないにしても自分の評価をたくさん聞くことができた。技術力よりかは人柄を褒められて、技術者としての自分の価値の低さは思った通りだった。仕事という意味では人と関わることが大切だとは思っているので嬉しい評価でもあった。属する組

          自分ができる仕事

          自分が思うだろうことと思わないであろうこと

          生まれたところとは違うところに住んで10年くらい立つ。車で30分も経てば帰られるところに住んでいる。数週間前に車で行ったら、校区の関係で渡ってはいけない橋の上に婆さんが立ってた。遠くから見てもわかるくらい目線は遠く口はパクパクと動いてた。表情全体に力が入っていた。自転車が隣にあったから近所には住んでいないのだと思う。 朝起きて、今日もあの橋に行こうと家を出るんだろう。今日もあの場所で言ってやると意気込んでる。あるいは、家でテレビを見ていたけど何かむしゃくしゃすることがあって

          自分が思うだろうことと思わないであろうこと

          仕事探さないとな

          石油ストーブのホコリの焼けるのを嗅いでから何日か経って、11月の月末の経理しないといけないなと考えてるということは今月もほとんど終わりそうになってる。つまり、今年ももう終わろうとしてる。 年が明けて1ヶ月経てば、3年続いた仕事が終わる。会社辞めてから自分の生活を長く支えてた仕事が終わる。とてもお世話になった。本当に感謝してる。予算を用意するのが難しくなったらしい。景気が悪いからしょうがないなと思う。 新しい仕事を探すとなってもすぐに納得いく仕事があるわけではない。同じ環境

          仕事探さないとな

          婆さんと僕の間の自由主義

          11月のはじめに地元の文化祭があって、そこに習いたてのお花を展示した。初心者でもある程度形になる主題を先生に選んでもらって自分で花を選んで買ってきて、展示した。先生の言うがままにいけてそれなりのものができた。それはそれで満足だった。 地元の文化センターには大量の婆さんが集まっていた。婆さんたちは自分とは違う速さで歩き、自分とは違う言葉を使って話す。何もかもが違うようにすら感じる。それでも、一つの目標に向かってみんな必死に取り組んでいた。 婆さんは僕になにも求めないし、僕も

          婆さんと僕の間の自由主義

          アートとか服が好きな人の話

          最寄りの急行の駅まで車で送ってもらってる時に、母が「私は服を作るのが好きやけど、着るのとか別にどうでもいい」といういつもするな話をしてた。俺もプログラマとして働いてて、10年くらい経つけどパソコンに歯興味ない。作るのが楽しい。 学生来の友人が植物を育てたいと言っていたから二十日大根を勧めたら、「アートが好きだから繋がるものがいい」と言っていた。アートにつながる植物ってなんなのかと思いながらも話を流した。実際、生花の流派によってはカリフラワーも長ネギも使うから二十日大根も使え

          アートとか服が好きな人の話