Guchiken

平日の昼間は会社員です。技術系コンサルタント会社でコンサルタント兼プログラマをしていま…

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平日の昼間は会社員です。技術系コンサルタント会社でコンサルタント兼プログラマをしています。 普段は創作活動とはほぼ無縁ですが、休日の趣味である図書館巡りと鉄道旅行を中心に記事を綴っていこうと思っています。

最近の記事

働くことの効用

あらためて働くことの効用を考えると、生活資金が入ること以上に自分の中に無形の資産が増えることかなと思いました。それはスキルだったり、知識だったり、人脈だったりするわけですが、仮に無職で一人でいるときよりも圧倒的に増えるペースが速い実感があります。 自分が身を置く職場が稼ぐことに真剣に向き合っているということが前提ですが、そういうところにはいろいろな分野のスペシャリストが集まってくるし、前よりもうまくやるための試行錯誤が生じるので、一人で暗中模索しているよりも効率よくそうした

    • Flaskことはじめ

      今回は、最近、取り組んでいるFlaskについて書いてみたいと思います。 私は元々、Pythonを使っていましたが概ねデータ分析の用途が中心でした。しかし、まったく別の文脈から簡単なウェブサービスを作ってみることになり、ちょうどよいフレームワークを探していたところ、お世話になっているITエンジニアのコミュニティでFlaskを紹介してもらい、試しに始めてみたという具合です。 さて、Flaskは有名なフレームワークだそうなので、ググればいろいろ「教材」になりそうな素材は出てくるの

      • 勉強の成果を上げるために必要なこと

        勉強の正攻法について考える機会があったので、少しまとめてみました。いろいろ考えていたら長くなってしまったので、それはまた技術系同人誌の一節として新たにまとめたいと思います。 さて、近刊の技術系同人誌の拙著「IT初心者のための資格試験を使った勉強法」でも書いていますが、勉強を成功させる秘訣は「モチベーションを維持すること」だと考えています。何事もやる気を維持できなければ続かないというのは当たり前でもあるので反論はないでしょう。拙著では、モチベーションの維持のための方策として、

        • やりたいことが分からなくなったときの対処法

          好きなことをする、ということが分からなくなってしまった時期があります。やらされ仕事ばかりに時間と精神を注ぎ込み続け、その果てには出せるエネルギーを出し切ってしまった空っぽの自分だけが残りました。自分が好きなことも忘れてしまい、たぶんそれが分かってもそのために動くだけのエネルギーはなかったでしょう。今回はそんな時期に考えたことの一つをまとめたものです。 さて、私はいつの頃からか(たぶん大学で産業連関表を扱うようになってから)「大きなデータ」を扱うことにワクワク感を持つようにな

        働くことの効用

          2021年の年の瀬に一年を振り返る

           今年も年の瀬を迎えて、一年を振り返ると早かったという感想が真っ先に頭に浮かぶ。今年の年始に特段の目標を立てていた訳ではないが、今年一年の間にやりたいと思っていたことがどれだけ実現したか振り返ると、なかなか厳しい現実を突きつけられるような思いがする。  さて、ITエンジニアへの転身を思い立って2年が経とうとしている。どれだけITエンジニアに近付けたか考えてみると、亀の歩みながら実現できたこともいろいろあることが見えてきた。  まず、ITエンジニアが集まるコミュニティに入っ

          2021年の年の瀬に一年を振り返る

          静的サイトジェネレータ Hugo を使ってみました

          先日、お世話になっているエンジニアの方から Hugo という静的サイトジェネレータを紹介していただきました。とても便利なツールですね。 さっそく試してみたのですが、環境を整えるまでにいろいろ手こずってしまいました。なんというか、私は環境構築でつまずくことが多く、今回も例外ではありませんでした。いろいろネット検索しながら試した末に動くようになりました。 公式サイトでも(Git を使った方法ですが)きちんと使い方が紹介されていますし、数多くの方がウェブ上で解説を載せていらっし

          静的サイトジェネレータ Hugo を使ってみました

          同人誌を書くことの効用

          この度、IT分野の技術系同人誌というものを上梓することになりました。既に原稿を書き終え、印刷・製本が進んでいます。今回は、初心者の方向けの抜け漏れのない勉強方法について、日頃から考えていたことをまとめてみました。無事に書き終えてホッとしているところですが、同人誌を上梓するまでの過程で感じたことや分かったことがいろいろあったので、ひとまず書き留めておこうと思います。 まず、良い意味で自分の文章能力の限界を知ったことです。1ヶ月半ほど前、ITエンジニアの仲間から「技術系同人誌の

          同人誌を書くことの効用

          幸せは自分の世界のちょっと離れたところにある、かも?

          このところ、いろいろなチャンスが巡ってきては、自分に合わないものは自ら離れていくように感じています。自分でも人に会ったり話したりして動き回っているからだと思いますが、良い風が吹いてきたように思います。 自分がやろうとしていることがうまくいかないことが続くと、閉塞感や不安感に苛まれることもあります。しかし、そういうときこそ行動した方が良いように感じています。「行動する」とは、自分の行動圏内から外に出るということです。自分の行動圏内に居続けることは、安心感もあり楽でもあるのです

          幸せは自分の世界のちょっと離れたところにある、かも?

          仕事道具はフルスペックが良い

          このところ、スマートフォンが手狭になってしまいました。 そもそも私にとってはスマートフォン初号機で、それまで使ったことがなくて使用実態がどうなるかよく分からないという理由から、比較的コンパクトな仕様の機種を選んだのですが、それが間違いでした。あっと言う間にメモリがいっぱいになってしまい、使用用途もコンパクトに厳選しなければならなくなりました。 そして、おそらくメモリが満杯だからだと思うのですが、反応が遅いのです。アプリを切り替えようものなら、次のアプリが呼び出されて使える

          仕事道具はフルスペックが良い

          言うまでもなく疲労は身体のサイン

          昨日は丸一日、NumPy と格闘していたせいか、今日は朝から疲労感が隠せません。いつもと違う駅で降りようと思っていたのに、気付いたら通り過ぎていました。 そうした疲労が1日など短期間で解消されれば良いのですが、仕事の繁忙期など長く疲れた状態が続くと、変な話ですがだんだん慣れてきてしまいます。一日中、疲労感を認識していても、「疲れている」とは認識できなくなってきます。疲れているのは当たり前で、すぐにはどうにもできないからコーヒーのカフェインでごまかそう、という発想になってきま

          言うまでもなく疲労は身体のサイン

          侮れない「ITパスポート」

          人材派遣会社でITエンジニアの技術研修をしている会社の人の話を伺う機会がありました。VUCA(※)と言われる時代、技術者も日々の技術の移り変わりと社会や社内のニーズに敏感になって動かないといけないという話は、とても説得力があり納得しました。 そして、その文脈の中で、IPA(情報処理推進機構)が主催する情報処理技術者試験の一区分である「ITパスポート」の話題がありました。なんでも「ITパスポート」の立ち位置が、第四次産業革命を見据えたものに変わって「エンジニアに限らず必須」と

          侮れない「ITパスポート」

          “自分軸”を見失わない

          転職活動をしていると、「どんな会社にも求められる人材になりたい」などという感情が湧いてくることがあります。選んでもらえないと自分の転職活動が終われない事情を考えれば、そういった感情を抱くのも無理はないような気もします。 一方で、そういった感情に任せて、ひたすら相手に考えや判断を合わせてしまうようなことは避けるべきとも思います。これまでの自分の人生を振り返ってみても、ある意味で“自分を犠牲にして”相手に合わせてしまうような判断は、後々、良い結果になった試しがありません。 私

          “自分軸”を見失わない

          仕事の経験とノウハウ

          いわゆる「キャリアの棚卸し」のために自分の経験やスキルをいろいろ書き出してみました。文字にして客観的に見てみると、それぞれ強弱いろいろあるように思いました。つまり、“経験(実践の記憶)”はあるけど“ノウハウ(再現性を伴って他人に教えられる知識体系)”と言えるほど、その方法を体系化できておらず、成功可能性を正確に推し量れるほどになっていないことも相当数ありそうだなと感じたのです。「やったことがあること」は、経験として記憶に残っています。ただ、その時の手順をいつでも再現できて誰か

          仕事の経験とノウハウ

          自分の行動の記録を取って検証する

          自分の仕事の生産性を向上するために、日々の過ごし方を見直そうと思いました。自分ではもっとできるはずだと思っているのですが、なかなかその日のことがその日のうちに終われません。最近、そんな日が増えてきた気がするので、新年の今、そこのところをしっかり引き締めようと思いました。 今回、参考にしたのは、「実践するドラッカー【行動編】」(佐藤等著、ダイヤモンド社)です。ずいぶん前に読んだ本ですが、とても豊富で様々な示唆を与えてくれます。この本の中の『記録は現実をあぶり出す』という項とそ

          自分の行動の記録を取って検証する

          難しそうに見えても諦めない

          新しいことに挑戦したいと思う一方で、過去に難しそうに見えて諦めてしまったことがありました。当時の私には、とても高い壁に見えてしまい、どれだけ頑張っても乗り越えることはできないと思ってしまいました。今になって思い返せば、たぶん1年くらい時間を掛けてしっかり取り組めば、それなりのところまで行けた気もするのです。 当時の私は本の読み方も下手で初めに手に取った本が中級編だったという点で悪かったのですが、テキストを読んでみて、とても理解して使いこなせている自分を見通せませんでした。こ

          難しそうに見えても諦めない

          春のような陽気に包まれて考えたこと

          今日は3月頃のような陽気で、とても暖かかったです。花粉は飛んでいないと思いますが、鼻がムズムズしてきました。 同時に、昨年の春のことを思い出しました。次の段取りに向けて、新しい一歩を踏み出しました。それからまもなく1年が経とうとしています。どう次の春を迎えようか。何を成し遂げていたいか、何に着手していたいか、どんな状況の中に自分の身を置いていたいか。春のような陽気の中でそんなことを考えました。 何をしていても時間はどんどん過ぎていきます。仕事以外だと普段はなかなか時間に対

          春のような陽気に包まれて考えたこと