難しそうに見えても諦めない

新しいことに挑戦したいと思う一方で、過去に難しそうに見えて諦めてしまったことがありました。当時の私には、とても高い壁に見えてしまい、どれだけ頑張っても乗り越えることはできないと思ってしまいました。今になって思い返せば、たぶん1年くらい時間を掛けてしっかり取り組めば、それなりのところまで行けた気もするのです。

当時の私は本の読み方も下手で初めに手に取った本が中級編だったという点で悪かったのですが、テキストを読んでみて、とても理解して使いこなせている自分を見通せませんでした。これに手を付けてやりきれると自分を信用できませんでした。「できなかったときに傷つくだろう」ということは意識していませんでしたが、どこかにそういう気持ちもあったかもしれません。

これまでを振り返ると、難しそうに見えても、やってみると意外とできてしまうことも少なくなかったように思います。やり方さえ間違わなければ、どうにでもなることも少なくないように思います。算数の九九だって、始めは81個もの掛け算の組み合わせを覚えるなんて途方もないと思いながら始めました。英語だって分厚い単語帳や文法書を前にギョッとしてしまったことはあったけど、なんとかなっています。もちろん、どうにもならなかったこともありますが、やり方がまずかったという反省が生かせます。攻略する戦術を一つ一つきちんと練って確実にやりきれれば、できることは自分で思っているよりも多いはずではないのかと思うようになりました。

仮に、もしも、そういった成功体験がなければ、ひとまず越えられそうなハードルから飛んでみると良さそうです。大学入試を受験したいと思って、いきなり数学も英語も、と積み上げて恐れおののいてしまうよりも、工程の一段目をよく見て、どうやって乗り越えるかを考えることからやってみると良いと思います。そこから一つずつ自信を積み上げていくのも良いように思います。

初めから一足飛びに何かが成し遂げられることはないので、よく戦術を練って、一つずつの工程に分解して、できるところから、やるべきところから着手していくのが良いだろうな、というのが今の考えです。その上で現実的に見てできるかどうか、やるべきかどうかを判断しても遅くはないように思います。

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