自分の行動の記録を取って検証する

自分の仕事の生産性を向上するために、日々の過ごし方を見直そうと思いました。自分ではもっとできるはずだと思っているのですが、なかなかその日のことがその日のうちに終われません。最近、そんな日が増えてきた気がするので、新年の今、そこのところをしっかり引き締めようと思いました。

今回、参考にしたのは、「実践するドラッカー【行動編】」(佐藤等著、ダイヤモンド社)です。ずいぶん前に読んだ本ですが、とても豊富で様々な示唆を与えてくれます。この本の中の『記録は現実をあぶり出す』という項とそれに続くコラム『時間管理は成果につながる』を思い出しながら、先の問題を考えてみました。

同書の中で、月ごとの時間の使い方を把握するべく57種類のイベントごとに使った時間数を1年分記録して振り返るということをしています。そうすることで、時間を掛けている割に成果に結び付いていない仕事があることやもっと時間を掛けるべきことがあることといった、自分の時間の使い方の癖が見えてくるそうです。それを基に、自分の時間管理を変えることで、成果の向上につなげたということです。

同様にして、私も日々の時間の使い方を数日分だけ記録して振り返ってみました。振り返った結果は恥ずかしいのでここには掲載しませんが、仕事をしていない時間に占めるSNSやネットサーフィンに費やしている時間が意外と大きいらしいことが見えてきました。その原因を探ると、もっといろいろ見えてきたのですが、後に回すことにしてここでは割愛します。ただ、時間の使い方を客観的に見ることで、今まで見えていなかった自分が抱えている課題が見えてきたことは大きな成果でした。

頭の中であれこれ考えていても、印象に残っていることについて局所的に考えてしまいがちですが、記録を取って見直すといろいろな示唆が得られます。記録して客観的に検証することは大事ですね。

【今回紹介した本】
実践するドラッカー【行動編】,上田惇生:監修 佐藤等:編著,ダイヤモンド社,発行年月:2010年04月,ISBN:978-4-478-01293-2
https://www.diamond.co.jp/book/9784478012932.html

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