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南イタリア プーリアを巡る旅 〜街も、お菓子も、あま〜い!! レッチェ 後編〜

[1] レッチェ後編 観光①

宿は『La Fiermontina Urban Resort』。

サントロンツォ広場や大聖堂といった中心地から、1km弱、北へ上った界隈だ。

繁華街から少し外れるため、敷地は広く、閑静だ。貴族の館をリノベーションしたものであり、館内は非常に清潔で、収蔵品なども展示しており、美術館の中に宿泊しているかのような気分になる。

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朝食は気持ちの良い中庭で食べられる。

自家製のパンやジュース、フルーツの盛り合わせ、オムレツなどの卵料理に加え、チーズは3種類くらい用意され、その場で切り分けてくれる。

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これは大名気分ですな❗️

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朝食後は観光へ。

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大聖堂は、正面だけでなく、側面からも入れるという、ちょっと変わった構造。聖堂前の広場の入口は妙に狭く、見落としそうになるくらいだ。それもそのはず?で、昔は外敵に攻め込まれた場合、レッチェの人々はここにバリケードを作り、大聖堂に立て篭もったという。

[2] レッチェ後編 昼食

昼食は大聖堂近くの『Boccon Divino』

人の流れが多く、立地としても恵まれており、店内も賑わっている。

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一皿目、アーティチョーク、オリーブ、ハムのピザ。

うん… 

まあ、そのぅ…

フツー、かな🧡

近年の日本のピッツェリアの進歩は恐ろしいものがあるので、本場を凌ぎつつあることが、実感されてしまう悲哀…

師のリュウケンを超えてしまったラオウの哀しみが、手に取るようにわかる。

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出典 武論尊・原哲夫/北斗の拳/集英社

二皿目、ひよこ豆のパスタ(ciceri e tria: チーチェリ エ トリーア)。パスタは茹でたものと、揚げたものが混ざっており、味わいも食感も面白い。

が、味に深みが無く、以前立ち寄ったお店のものの方が遥かに旨かった…

当たり外れはあるようだが、このciceri e triaは、この辺りらしい面白いパスタなので、見かけたら是非とも挑戦して欲しい❗️

昼食後、いったんホテルへ。

その際、お土産コーナーでホテルオリジナルのオリーブオイルを見付ける。4種類もあったため、味の違いを訪ねると、中庭で温めたパンとともに試食させてくれるというサービスぶり!

・・・まあ、違いはよくわかんねえな、という感じだったけど!!

どうやら他の2種類より、青臭さ、えぐみが弱そうだ、という2種類を購入した。

旅先でのお土産は、有名なブランド品なんぞより、こういった現地ならではのものの方が印象深く、帰国した後にも旅を思い出すよすがになると思うのは、天邪鬼な私だけだろうか?

[3] レッチェ後編 観光②

腹ごなしの午後の観光。

サントロンツォ広場から程近い通りを歩いていると、パッと視界が開ける。

サン・マッテオ教会である。

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この教会のファサードは一風変わった構造で、一階部分は凸二階部分は凹になっている。このようにすることで、一階部分がより強調されるわけである。

ローマの、ボッロミーニの手によるサン・カルロ・アッレ・クワトロ・フォンターネ聖堂も良く似た造りであり、思い出された。

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このサン・マッテオ教会では、ちょうど結婚式が終わったばかりであり、ライスシャワーを踏みしめながらの鑑賞になったのも良い想い出だ。

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観光中、サントロンツォ広場至近のチョコレート屋『MAGLIO』へ立ち寄り、お土産を買い求める。

こちらのチョコレートは、中に色々な詰め物がしてある。

品数は豊富で、マンダリンオレンジを丸ごと一個包んだものや、イチジクを丸ごと一個包んだものなど、変わり種も充実している。スペシャリテのヘーゼルナッツのプラリネ?などを包んだものが特にオススメ❗️

食通の皆様方にも好評です。

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まあ、ワタクシはよくわかりませんが

なので、コーヒー豆を包んである一品を購入したが、これがかなりオツであった。コーヒー党の方には、是非ともオススメしたい❗️

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[4] レッチェ後編 夕食

夕食は大聖堂から北へ100mほど上った『 I Latini restaurant』で。

やや暗めの照明の、ムーディーな店。他のレッチェのレストランより、落ち着いた雰囲気だ。

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一皿目、ブリ?の刺身( Carpaccio di ricciola)。

ricciolaとはブリ属の魚のことらしい。日本のブリよりさらに脂が乗っており、これを、桃❗️と一緒に、醤油で食べる。

これが、何と旨い‼️‼️ 

いくら過疎っている私のnoteとはいえ(哀)、『またまたあ〜』という読者の声がまばらに聞こえてきそうだが、旨いものは旨いのだ‼️ 

臭みの無い旨味充分の身、日本とは異なるが、果物ならではの穏やかな甘み・酸味を持つ桃、醤油の旨味・塩気… これらが渾然一体となり、得も言われぬ、を通り越してエモい逸品となっていた‼️

実はイタリア語でウニはriccioなのだが、ウニを食べたくて、ricciolaとriccioを勘違いして頼んだという経緯だった。しかし、結果的にとんでもない一品に巡り会えたという… 本来の意味とは異なってくるが、文字通り、縁は異なもの味なもの、ということになった。

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二皿目、 水牛のリコッタチーズののオレキエッテ、菜葉のクルトンがけ(ORECCHIETTE CON RAPE CROCCANTIE RICOTTA DI BUFALA)。

オレキエッテは生のため、モチモチ感があり、旨味も濃い。くだんのrapaとパン粉で作ったクルトンのようなものが、食感と風味に変化を加えていて面白い。

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三皿目、 鶏肉、ズッキーニ、エビのカレー風炒め、インディカ米とともに(RISO BASMATI AL CURRY, POLLO, ZUCCHINE, GAMBERETTI)。

まあ、カレー風味なので旨いは旨いが、想定内、という頼む前からうすうす勘付いていた着地点へ。

下にひいてあるものはインディカ米とのことであったが、クスクスとしか思えなかった。

[5] レッチェ 身も蓋もないまとめ

ホテル:

パトリア パレス ホテル レッチェ (Patria Palace Hotel Lecce):サンタ・クローチェ聖堂至近という好立地で、館内は清潔、かつ風情もある。おまけにそれほどお高くないので、一番のオススメ!

リソルジメント リゾート (Risorgimento Resort):サントロンツォ広場至近の好立地。館内はモダンな雰囲気で清潔。こちらは寝具が素晴らしい!ベッド、枕など、経験したことの無いような寝心地を味わえる。値段も比較的こなれており、非常にオススメ!

La Fiermontina - Urban Resort Lecce:敷地は広く、閑静で、サービスも行き届いているが、サントロンツォ広場などの中心地からは1kmほど離れる。お値段もそれなりなので、オトナのあなたに…

レストラン:

以下の2店は今回は訪れなかったが、外さないお店なので、レッチェでのレストラン選びの際には、是非とも選択肢に含めて欲しい!

cucina casareccia : 中心地からは少し北に外れるが、名物マンマが『これぞレッチェの家庭料理!』という品々を味わわせてくれる、超有名店だ! 昼・夜ともに予約必須なので注意されたし。

Alle due Corti : 中心部にある、家族経営の気さくなトラットリア。典型的な郷土料理を食べさせてくれるうえ、料理は総じてレベルが高く、お値段もお手頃でオススメ! こちらも有名店、人気店なので特に夜は予約すべし。

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