南イタリア プーリアを巡る旅 〜おとぎの国のアルベロベッロ 〜
ここまでの旅の記録にお付き合いいただいた賢明なる読者の方々には既に露見しているものと思われますが、ワタクシ、まあまあの天邪鬼です、ハイ。
なので、プーリア州を何度も訪れていながら、恐らく最も有名であろうこのアルベロベッロに、今まで足を運んだことが無かった。とんがり屋根のかわいい町並み(トルゥッリ)と形容されるこの町の画像は、皆さんもどこかでご覧になっているのではないだろうか?
特に、女子の皆様は。
いわゆる、『映える』要素がマンマンの町並みなので、女子ウケ抜群なのだろう、と漠然と感じていた。
しかし!!
こちとら今年で齢43、
初老ですよ初老!
いんすた だなんだとか、こそばゆくてやってらんねえやい!!
出典 ちばてつや/あしたのジョー/講談社
…という普通、いや、普通以下のおっさんなので、当然選択肢にも含めて来なかったわけである。
それが今回、とうとう、足を踏み入れることとなりましたよ!
…えっ、何でかって?
そりゃあなた、
インスタ映えするからですよ‼️(キリッ)
彼女のニーズにだって合わせて、柔軟にやらにゃーならんもんだというのは、付き合って以来、嫌というほど叩き込まれてきました。
・・・地獄の研修のようにねっ!
実戦形式でボッコボコにされて仕込まれる、、、こーいうの、、、
OJTって言うんですかね?
そう、決してパワハラやモラハラなどとは言わないのだ…
湘南ベルマーレサポーターとして… 泣
[1]アルベロベッロ 観光編
だいぶん前置きが長くなったが、アルベロベッロ に到着。マテーラから車で45分程度。
今回の宿は『 La Corte Dell Astore 』
Astoreは『鷹』の意らしい。
ホテルに鷹のマークが付いていることなぞ、全く気にしなかったのだが、レセプションのお姉さんが『私達は、鷹に特別な思い入れがあるのよ』と言っていた。
ふう〜ん(鼻ホジ) くらいに聞き流していたが、
……いる、いるいる!!
こやつら以外にも、ニワトリ、犬、ブタ、馬まで!!
こ、この宿はいったい…
まさか…⁉️
すごい充実ぶり?だったが、
部屋はムツゴロウ感は0で、トルゥッロ感あふれるものだった(当たり前だ)。
町へ繰り出すと、
こんな町並みなわけです。オヤジには少々くすぐったいくらいに、かわゆいのですが、、、
グレーのとんがり屋根を被っている、ずんぐりむっくりとした背の低い白いお家が身を寄せ合っている姿は、オヤジのハートをも鷲掴みにしたのだった…
その日はお祭りだったのか、広場では出店、屋台が並んでいた。
定番の、天津甘栗❗️
いやあ〜、まさか、南イタリアはアルベロベッロ で、甘栗食えるとはねえ〜。
味は… そのぅ…
栗、
そのもの…
落ちてる栗を拾って食ったらこんな感じ?
人間というよりは、動物向きの味付けかな〜。
・・・さて。
そうこうしているうちに、気付けば日も暮れていた。
夜には、ディズニーランドのような光景も❗️
かわいらしい町並みの中を歩き回り、祭りの雰囲気も堪能して。
月並みな言い方になってしまうが、おとぎの国に迷い込んだようだった…
正直なところ、最も嬉しかったのは、町並みに感動し、子供のようにはしゃいで、買い物をしたり、写真撮影に没頭したりしている彼女の姿を見られたことだった。
人のために尽くすことで、これほどの満足が得られることを、歳とともに実感できるようになってきた。
そう、老いは恥ではないのだ…
[2] アルベロベッロ 夕食編
夕食は、広場から5分ほど北へ歩いた『Ristorante La Cantina 』で。
もんのすごい人気店で、予約必須だ。
オープンキッチンなので、店の看板のイラスト通りのシェフが、きびきびと調理している様子が見られる。
ホールスタッフのおっさんが、相当なパニクり具合なのも、微笑ましい❗️笑
一皿目、Spaghetti aglio olio e peperoncino。いわゆるペペロンチーノですな。
旨いことは旨いが、想定内か。
おそらく油通しした菜葉の卵、チーズ和え。プーリアではCima di Rapa (チーマ ディ ラーパ) という、ホウレンソウに似た、やや苦味のある葉物野菜が食されており、それに良く似ており、オツだった❗️(パニくりおやじに聞いたところ、良く似ているが、Rapaではないよ、とのこと)
この野菜が何だったのかは謎だが、Cima di Rapaは、付け合わせ(contorno)の所に載っていることも多いので、見かけたら是非試してみて欲しい。
チーズ盛り合わせ、ハーフサイズ。女子はチーズ好きですな…
出典 荒木飛呂彦/ジョジョの奇妙な冒険/集英社
仔牛のInvoltino(Involtino al sugo di vitello)。ニンニク、チーズ、イタリアンパセリを、薄切りの牛肉で巻いたものに、トマトソースがかかっている。トマトソースは素朴な味わいだが、旨い❗️
『質朴にして、虚飾無し』
うむ。
超ソソられてしまい、ウッカリたのんでしまったメニュー
『自家製ポテトチップ』
これがまあ、噛み締めると油がジュワッとして、背徳的な旨さ❗️
ポテチ、罪深きものよ…
こちらの料理は、意表をつく洒脱さなどは無いが、直球、真っ向勝負といった趣きで、気持ちが良い❗️
某きよ◯ら氏のような心境にはまず、ならないのでご安心を‼️
スタッフの作り出す雰囲気も含めて、楽しく食事ができる、オススメの一軒だ‼️
[3] アルベロベッロ 身も蓋も無いまとめ
ホテル :
La Corte Dell Astore : 町の入り口まで、徒歩10分程度。可もなく不可もなく、か。なぜかやたらに動物がいるので、動物好き、特に『鷹に特別な情熱を持っている』あなたには、オススメだ‼️
レストラン :
Ristorante La Cantina : 料理は奇を衒うことの無い、直球メニュー。スタッフ、満員の客で作られる活気に満ちた雰囲気も楽しい、これぞイタリアンレストラン❗️という一軒。
みどころ :
町並み。地図など気にせず、おとぎの国の世界に迷い込む❗️[ハイライト]
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