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K-1後の世界 〜Road to Reintegration〜 高地トレーニング幻想をKOしよう

『高地トレーニング』

・・・いい響きである。

特訓感があるじゃないの!

薄い酸素の中、猛烈に追い込み、

人類を超えた心肺能力

を手に入れ、無限ラッシュする!!

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出典 荒木飛呂彦/ジョジョの奇妙な冒険/集英社

非常識な能力を手に入れるためには、非常識な練習が必要に決まってるッ!!

んなこたあ、小学生でもわかる理屈だッ!!

わかんねえやつはうさぎ跳び1万回!!

・・・という気持ちも大いにわかります、ええ。

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出典 ちばてつや/あしたのジョー/講談社

ワタクシ、昭和の人間ですから

しかし悲しいかな、高地トレーニングは、欧米では既に否定されている

なぜなら、低酸素下ではそもそもパフォーマンスが低下してしまい、平地でのトレーニングのように、充分には追い込めないからである。練習効率が低下し、無意味どころかむしろ有害(平地でのトレーニング以下)とすら考えられているのだ。

ただし、低酸素環境そのものが否定されているわけではない

低酸素環境に身を置けば、総ヘモグロビン量の増加などにより、血液の酸素運搬能力が強化され、持久力は確実に向上する。

なので、平地で思う存分に追い込んだのち低酸素環境で休息すれば良いわけだ。

このような

低地で練習高地で休息

は、海外のトップアスリートには広く取り入れられている。

むろん、練習後にわざわざエベレストに泊まりに行くわけではなく(当たり前だ)、低酸素キャノピーなどで休息するのだ。

国内でも、味の素ナショナルトレーニングセンターなどは、選手の部屋は低酸素環境にしてあるらしい。

ふう、プレッシャーで息苦しい・・・

と選手が思っていたら、ホントに酸素が薄いわけです。

『キミは間違ってなんかいない!!』

と、抱きしめてあげたくなりますな。

なので、格闘家の皆さんも、効率的にこういった手法を取り入れてもらえれば、、、などと思う。

日本の格闘技の世界は、トレーニング理論においては、非常に遅れているところもありそうだからだ。

低酸素マスクをつけてのランニングなどは、日本の格闘界ではいまだに行われているが、海外の選手やスタッフから失笑されている可能性もある。

私は運動生理学の専門ではないので、最先端のトレーニングについてはむろん熟知していないが、トレーニング理論の差が、海外の選手との差につながっている可能性は多いにあるのではないだろうか?

日本人の選手が、生まれ持っての能力面で、明らかに海外勢に劣ってなどいないはずだ。

日本人ファイターの、海外での苦戦を目の当たりにすると、悔しくてならない。

ファンも、スタッフも、選手も、どんどん最新の知見を吸収して、日本の格闘技のレベルを、みんなで上げて行こうではないか!

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