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#私の不思議体験

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音の不思議。UFOの大群に、火の玉の大群。思えば不思議体験を随分したもんだ。
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放浪旅あいまい記憶日記 その8

放浪旅あいまい記憶日記 その8

<<<一匹の蚊で生死をさまよう>>>

1988年 秋ごろ

タオ島でデング熱がにかかった。

旅行者も地元民もほとんどやられたが、大抵は3、4日の熱で治るのだが    

俺は重症化した。

肺炎にもなって、1ヶ月近く40度過ぎの熱が下がらず、食事はおろか最終的に 水さえも喉が焼けるように痛くなり飲めなくなった。    

36キロしかなかった。

命を救ってくれたのは、ココナッツの水だ。若いコ

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蛇使いの笛とツチノコ

蛇使いの笛とツチノコ

これは蛇使いの笛です。インドのラジャスターン地方でコブラを踊らせる楽器で、プンギーと言います。写真のモノは自作で瓢箪と煤竹で出来ています。僕は蛇笛と呼んでいますが、正確には笛ではなくダブルリードの楽器です。スコットランドなどのバグパイプの原型とも言われています。ディジュリドゥと同じように循環呼吸で吹きます。

15年ぐらい前にインドにいった時に、蛇使いの村から蛇笛の名手をゲストハウスに呼んでセッシ

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放浪旅あいまい記憶日記 その2

放浪旅あいまい記憶日記 その2

<<< カリンバを作って売り始めたきっかけ >>>

「まあ、雨降りそうだからなー」と思って空を見上げると

案の定、始めた途端にポツリときた。でも、それほどの雨ではなく、なんとなくかたずけている途中に、雨も止んできたので、その場で腰掛けたまま2台目に作ったカリンバを弾きだした。先日亡くなったおばあちゃんの魂に捧げようと思い、小雨の中しばらくポロポロ弾いていると

「あら。いい音ねー」

と上品そ

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ガムボールと不思議な兄妹

ガムボールと不思議な兄妹

数年前のはなしなんですが、コンビニでコーヒーマシンにカップをセットして コーヒーが入るのを待っていると、

隣においてあるガムボールマシンで9歳くらいの男の子が、
おそらく、一個10円のガムボールを次々と買ってるのね。

しかも2代あるマシーンを使いガムボールを出しているんですよ。

後ろに一歳ぐらいの年下の妹に次々と渡していき、彼女はそれをスカートの ポケットに入れてい

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放浪旅あいまい記憶日記 その6

放浪旅あいまい記憶日記 その6

<<< 仏の鎮座するタオの島 >>>

大きな仏様が、岬の突端に鎮座しているのだ。

結構な距離があり少し霞んでみえる。

憧れの島に着いたのに、目の前で起こっている出来事に困惑していた俺は、あまりの衝撃に、まだ周りをよく見ていなかった。リンダに言われて後ろを振り返って見た光景は、生涯忘れることのできない美しさだった。

岬の突端にある『男岩・女岩』が浜のこちら側から見ると

大きな仏様が座禅を組

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放浪旅あいまい記憶日記 その7

放浪旅あいまい記憶日記 その7

<<<<ブッダの頭から虹が出た!>>>>

ウッドドラムで雨とのガチ共演は、1時間ぐらいはやっただろうか 

もうそれさえあやふやだ。気持ちよすぎて時間の感覚など無くなった

何しろ時計というものを持っていないし全てが体感なのだ。

これが俺の音楽の根源となる出来事になったのは間違ない。         

それからというもの大雨が止まらなくなる。リンダが「へい。ゴロー。雨止めてくれ」と言うがあい

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