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ワークエンゲージメント向上へ! 強固なビジョンは、メンバーを巻き込むリーダーシップを強化する【リーダーの成長事例 #4 】

管理職のためのメンタープログラム Good Teamの新サービス「チェンマネBOOTCAMP」は、先行きの不透明なVUCA時代に、「チームの笑顔と成果を引き出すリーダー」へ進化するためのプログラム。

他社の管理職と4人グループになって3ヶ月間、リーダーシップ向上にチャレンジします。

第4回目では、杉並PARK在宅クリニックの​院長で、医師として活躍する田中公孝さんの、”ビジョンで周囲を巻き込み変革を加速するリーダー”への成長秘話をご紹介します。

杉並PARK在宅クリニック
院長 田中 公孝さん

職務領域:医療
マネジメント歴:5年
参加前の課題感:
業界を変えたいという強い想いはあるものの、閉じられた業界、個人の限られたリソースのなか、マネジメントへの苦手意識もあり、組織の関係性やメンバーを巻き込むことに課題を感じていました。

チェンマネBOOTCAMPの効果

”ビジョン”を描くと、影響力の高いリーダーシップに

「閉鎖的で非効率な医療業界の構造を変えたい」
田中さんにとってのビジョンの源泉となる想いがそこにありました。

組織の規模が大きくなるにつれ重要視される「巻き込み力」。

かねてから、マネジメントとして「どこまでチームに自分の思いを伝え、相手の意見を聞くべきか?」という点に悩んでいた田中さん。

チェンマネBOOTCAMPを通じて、
マネジメントの苦手意識を克服しました
 
その秘訣は、

  1. リーダーの想いを「ビジョン」として言語化し、発信できるようになった

  2. ビジョンを意識的に発信し続けるための習慣化を楽しみながら行い、巻き込み型のリーダーシップを発揮できるようになった

  3. 自分のリーダーシップを成功体験と共に構造化・言語化したことで自己肯定感が向上し、自信になった。

という3つの成長にありました。

そして、その成長が、「このリーダーに巻き込まれたい!」と思わせる、信頼と影響力の高いリーダーシップにつながった結果、3ヶ月後、組織エンゲージメントの向上に成功しました。


リーダーとして成長

【成長1】
ビジョンを描きマネジメントへの苦手意識を克服!

田中さんは、チェンマネBOOTCAMPの中間で行われる個別コーチングを受けた際に、ビジョンを描き伝える重要性に気づいたといいます。

その結果、MVV経営スタイル(※)を目指し、ストレッチの効いた目標を再設定しました。

ビジョンの言語化を繰り返すことによって、それを周囲に伝え、巻き込む力として加速させていく上での自信となっていきました。

今では、ミッション・ビジョンをクリニック経営にも日常的に取り入れた組織運営を実践されています。

チェンマネBOOTCAMPを受講している間にも、実際にバリューの改定にも挑戦し、従業員がバリューを体現しやすくするための話し合いの場を持つなど、田中さんにとって理想としていたMVV経営の実現に向けて変革を推進しています。

※ MVV経営とは
「Mission(ミッション:企業の使命)」「Vision(ビジョン:企業の目指す姿)」「Value(Value:行動指針)」を経営方針・組織運営に取り入れる経営スタイル。

提唱:経営学者ピーター・F・ドラッカー

【成長2】
リーダーがビジョンを発信し続ける習慣で、メンバーを楽しく巻き込む!

ビジョンを明確に言語化することに加え、意識的に発信し続ける習慣作りにも取り組んだ田中さんのアクションは、組織にも良い変化を生みました。

チェンマネBOOTCAMPは、脳科学の観点からリーダーの変化(成長)を習慣化するプログラム。
田中さんは、プログラムに参加する中で、習慣化のプロセスに楽しく取り組めた結果、メンバーの共感を引き出し、チーム内でビジョンの共有ができる環境を構築。

毎週、挑戦することを繰り返しながら、今までなかったビジョンを発信し続ける習慣を生み出し、定着させていきました

業界内で相談できる相手が少なく諦めそうになる時でも、共にグループコーチングを受ける異業種のリーダー仲間と意見交換をし、励ましあうことで、モチベーションを維持することができたそうです。

そして、ビジョンを意識的に繰り返しメンバーと共有し続けることで、チームに田中さんのビジョンが浸透。日々の業務や会議の場でも、メンバーが発言や判断の指針とするようになっていきました。

田中さん自身の中でビジョンが腹落ちし、よりクリアになったことで、メンバーとコミュニケーションすべきことが自然と湧いてきたと言います。

田中さんの中で軸となる指針(ビジョン)が強化されたからこそ、メンバーもそのビジョンに希望を持ち、共感が強まり「田中先生に巻き込まれたい!」という言葉が出てくるようになったと嬉しそうに話してくれました。


【成長3】
”試行錯誤を見せるリーダーシップ”で周囲を巻き込む

さらに、田中さんは、自身の試行錯誤のプロセスを見せることが、リーダーとしての巻き込み力を加速させる循環にも気づいたといいます。

田中さんが発表した「リーダーシップの構造」イメージ

「業界構造を変えるというビジョンを達成するためにも、リーダー自身が楽しみながらインプット〜アウトプットを行うプロセスも含めて、トライ&エラーしている。

決して、完璧な答えをリーダーが持っているわけではなく、常に試行錯誤しながらも楽しく前進するこの姿を見せることそのものが、リーダーシップの在り方を見せることにもつながるのではないでしょうか。

周囲がリーダー自身の試行錯誤の過程を見て、”何か面白そうなものがあるんじゃないか?” ”自分もやってみたい。” ”巻き込まれてみようか”、と熱が周囲に伝播していくように思います。」

と、リーダーとしてのらしさ、強みを構造的に捉えながら、成長を実感していました。


チーム・組織の成長

【成長4】
巻き込み型リーダーシップで組織カルチャーが変化

ビジョンを示しながらも、これまでのチームの関係性を大切にするという、田中さんらしいリーダーシップの発揮によって、メンバー間のつながりが深まり、士気も高まりました。

それによって、メンバーが自律的に働くカルチャーが育ち、今まで以上に良いチームへと成長が続いています。

例えば、田中さんは、組織のバリューの改訂を行なった上で、1 on 1 を通じて、スタッフのリアルな声を聴くことを始めました。

女性のライフサイクルに起こる出来事や価値観について傾聴し、院内の女性スタッフの働き方への理解を深めたといいます。

「このようなアクションを通じて、”話を聞いてくれる経営者だ”とスタッフに安心感を与えることができました。

他にも、”ビジョンを語ることができる経営者だ”と頼り甲斐を感じてもらう契機になったと思います。」


業界変革で「みんなが生きやすい社会」へ

自社や同業界だけでは出会うことができない、他業界の管理職と、12週間連続で、マネジメントで取り組んだ内容と気づきを共有・フィードバックし合えるチェンマネBOOTCAMPは、

人が好きで、好奇心と学習欲の高さを強みとして持つ田中さんにとって、「楽しくインプットしながらアウトプットしながら学ぶ」ことで、マネジメントの苦手意識を克服する場となっていました。

そんな田中さんに向け、3ヶ月間共に成長を支え合ったリーダー陣からも、応援のメッセージが続きました。

「ご自身のパワーで進んでいるように受け取った。強みを全身で伝えていらっしゃる。言葉にしなくても、周りは巻き込まれていきそう。」

「田中さんのリーダーシップの構造を聞いて、自分にないものからも学び成長をし続けること、そのものがリーダーシップだと感じた。」

メンバーからの応援とフィードバックに対して、田中さんは、ビジョンでもある医療業界の姿をメンバーとも共有し、ナレッジシェアの場を締めくくりました。

「医療従事者は、当直があったり、いろんな”べき”が多く、プライベートと仕事との両立が難しく崩れていく医師や看護師が多いが、
いろんな業界の人と交流できたり、業界を越えて出入りできる自由な働き方があることで、”みんなが生きやすくて良い”という業界の構造改革をビジョンとして掲げたい。
そのためにも、業界を超えて同じような悩みを持ち、一緒に刺激し合い、支え合える仲間がいることがとても大事だと気づきました。」

チェンマネBOOTCAMPの仲間と共に、これからも田中さんのビジョンの実現を応援していきます!

高い巻き込み力でチェンジマネジメントを推進するリーダーに成長したい方へ

いかがでしたか?

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チェンマネBOOTCAMPでは、マネジメント経験豊富なコーチ陣、他業種で活躍する現役リーダー陣と共に、コーチングや脳科学に基づいた思考・行動変容に関する学びを経験します。

3ヶ月(毎週1時間×12日間)を通じて、ありたいリーダーシップ像を具体化し、強みやリソースを発掘・見える化。

「チームの笑顔と成果を引き出すリーダー」への進化に必要な自分らしいリーダーシップを身につけていきます。

  • 変革期にある組織を立ち上げ・リードするポジションにある方

  • 周囲を巻き込み組織の成長を加速させたいベンチャー企業のマネジメント

  • 経営層と従業員間の方針のズレや感情のギャップに悩む経営者・人事担当者の方。

チェンマネBOOTCAMPでは、来月以降開始スタートのクラス参加者を募集中です。


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