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実行力が未来を変える 経験から学ぶ成長の秘訣とは

社会に出てみると、進むべき道に迷うことは多々あります。
学生時代に、抱いた夢や希望が現実の壁にぶつかって消えてしまうことはありませんでしたか?
そうした困難を乗り越えて自分自身の人生を主体的に歩んでいくためには、適切なメソッドと視点が必要です。
そのヒントとなるものが「自己成長マトリックス」であり、自分の進む道を見つける一つの方法になります。

※本稿は、福成圭司・著『仕事の壁をこえる自己成長マトリックス戦略』(ごきげんビジネス出版ブランディング)より、内容を一部抜粋・編集したものです。

1.自己成長マトリックスとは何か?

「自己成長マトリックス」は、企業の経営戦略、成長戦略、マーケティングの理論を人の成長に置き換えた考え方です。

そして、著者が40年にわたり実践してきたマーケティング理論と成長マトリックス戦略をベースにしています。このメソッドは、「普通の人」でも実践可能なものであり、自分自身の人生を主体的に歩むための具体的なステップを提供しています。約1万人の顧客の課題解決に取り組んできた経験から、このメソッドを構築しました。

具体的には「3つの新(新能力開発・新領域開拓・新価値創造)」を実践することを謳っています。

決して一部の人だけではない、皆誰も一人ひとりが「3つ新」を実践することで、誰のものでもない自分自身の人生を主体的に歩んでいけるような社会になればと願っています。

2.能力を磨くための大切な考え方

「3つの新」について、今回の記事では「新能力開発」を取り上げます。
材料メーカーの営業や新製品開発の事例を通じて、能力を磨くための大切な考え方を学びます。

新能力開発とは、現在の仕事でプロになった能力をさらに磨くことや、新しい能力を獲得することです。まずは課題を発見し、その解決策を考え、トライすることが必要です。課題を見つけるために、現在の仕事を見直し、断捨離の観点からやるべきことに集中します。

たとえば、ある自動車メーカーが日本最高級の車を開発する際、材料メーカーに新しい補強材の開発を依頼しました。試行錯誤の結果、補強材の四隅を丸くすることで、歪みの問題を解決し、薄くて強度の高い鋼板を実現しました。

このように課題を解決する能力を磨くことが新製品開発にもつながります。

新製品開発は、既存技術の改良や試作品の検証を繰り返すことで進められます。メーカーの営業も、顧客の課題を解決するために新製品開発に関わります。営業は顧客から課題を聞き出し、技術陣と協力して解決策を見つけることで、新製品を開発し、拡大戦略を実行します。

スターバックスの例では、コミュニケーションや顧客対応を重視した研修とOJTを通じて、店員が成長しています。企業理念に基づいた行動基準を実践することで、働く人たちが成長し、新たな能力を身につけているのです。

自己成長マトリックスを意識し、自分自身が磨きたい能力や新しく得たい能力を見極めることが重要です。

3.必ずぶつかる壁への対処

本書の第3章では、第1・2章で考えた自己成長マトリックスを実践する際に必ず直面する壁について述べています。
著者はその経験から、思うようにいかない状況に対処する方法を学びました。重要なのは、自分の考えや思いを言葉にして行動に移し、習慣化することです。
マーガレット・サッチャー※の名言「考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、習慣は人格となり、人格は運命となる」が示すように、言葉と行動が重要です。

マーガレット・サッチャー(1925~2013):イギリス第71代首相。「鉄の女」と呼ばれたのは、東西冷戦時代ソ連(現ロシア)と距離を置き、妥協せずソ連に対して徹底的に不寛容であったことから、ソ連側からつけられた。

仕事をするうえで壁にぶつからない人はいません。研修や勉強で知識を得ても、実践できないことは多々あります。計画を立てても予期しない困難に直面します。コロナ禍や災害がその例です。計画どおりにいかないとき、地道な努力と継続的な学びが重要です。

職業は個人の成長を決定しません。成長は自分の努力と工夫次第です。多様な人々が多様な仕事をしているように、個人も多様な可能性をもっています。成長は仕事の意義を理解し、よりよい方向に努力する過程です。壁を越えることは簡単ではありませんが、その過程で学ぶことが大切です。

実行しなければ何もはじまりません。自分が何をするかが重要です。知識を得ても実行しなければ意味がありません。実行することでしかビジネスは成り立ちません。実行することが重要であり、人に頼む場合も納得してもらうことが大切です。

ゆでガエル現象は、徐々に変わる環境に気づかず対応が遅れることを示します。同じことを繰り返していると、変えることへのリスクを大きく見積もりがちです。自分が何をしたいかを明確にし、他の人に動いてもらうにも自分自身が行動を起こすことが重要です。課題や問題は日常にあふれており、それに気づき対応することが求められます。

関連書籍・雑誌

『仕事の壁をこえる自己成長マトリックス戦略』
著・福成圭司/ごきげんビジネス出版ブランディング/発売:2024年07月26日

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