【Red Flag🚩#3】宇都宮けんじ先生の講演から市民と野党の共闘を考えよう！

９/26にスタートした、市民と野党の共闘についてお伝えする新シリーズ「Red Flag🚩」。少し間が空いてしまいましたが、第２弾をお届けします。

去る10/４に川崎市で「川崎市政の未来を語るつどい」というイベントがあり、そこで宇都宮けんじ先生が「東京都知事選を闘って」という題で講演をされています。

56分46秒の講演の中に、市民と野党の共闘を推し進めるヒントがたくさんありましたので、今日は宇都宮けんじ先生の講演内容をご紹介しながら、市民と野党の共闘について皆さまと一緒に考えて参りましょう。

※「Red Flag🚩」というタイトルですが共産党だけでなく、広く市民と野党の共闘についてお伝えするシリーズです。

※以下、本稿では合流後（現在）の立憲民主党を「新・立憲民主党」、合流前を「旧・立憲民主党」と表記します。

※ナンバリングはいつものように素数で振っています。

☆市民と野党の共闘が進んだきっかけは都知事選？

ご存じのとおり、都知事選では多くの野党が政党として、または議員個人として、宇都宮けんじ先生を支持・応援しました。

実は、今でこそ新・立憲民主党は共産党と取り組むべき共通課題が多く存在することを枝野党首も公言するに至っていますが、合流前、つまり都知事選のころは、旧・立憲民主党と共産党がともに力を合わせていくような雰囲気はあまりありませんでした。

正直、旧・立憲民主党が宇都宮けんじ先生を支持すると発表したとき、私はかなり意外だと思いました。そういう感じだったんですね。

実際、都内には23区26市５町８村の自治体がありますが、地方議会のレベルでは旧・立憲民主党と共産党は対立関係に立っていたところも多く、宇都宮けんじ先生の支援決定に対してはかなり反対の声が出ていたそうです。

ですが、選挙戦を終えて宇都宮けんじ先生がお礼の挨拶回りをしたときには、雰囲気は一変していて、地方議会の方もみんな「やって良かった」と言っていて、ほとんど異論は出なかったそうです。

宇都宮けんじ先生の都知事選での闘いが、地方自治のレベルで市民と野党の共闘を推進することに繋がったというわけです。

☆新・立憲民主党に集った多くは宇都宮けんじ先生の支持者

野田佳彦議員に対しては、皆さんいろいろ思うところがあるかもしれません。野田議員が宇都宮けんじ先生の応援演説をしたときは、かなり話題になりました。

これは意外に思われるかもしれませんが、野田議員は、かなり宇都宮けんじ先生の著書や主張内容を勉強されていたそうです。考えてみれば当然ですが、応援する気がなければ頼まれたって応援演説なんかやらないですよね。

今回の野党合流劇で大きな役割を果たした小沢一郎議員も、宇都宮けんじ先生を支援していたお一人です。

2009年に政権奪取に成功した際、当時の民主党は「コンクリートから人へ」というスローガンをマニフェストに掲げていました。その言葉は噓ではなく、従来の自民党政権が、ダムや道路、空港など大型建築物（コンクリート）に巨額の税金を充てていたことに対し、民主党は抜本的に予算を組み替え、子育て・教育、年金・医療、地域主権、雇用・経済への予算充実を目指し、政権交代後、大幅な公共事業の削減、事業仕分けの実施やこども手当の創設を決定するなど、多くの成果をあげました。

また2012年には小沢一郎代表（当時）が「国民の生活が第一」という政党を立ち上げたこともあります。（「国民の生活が第一」という言葉は、2007年に民主党が使用していたスローガンと同一の言葉でもありました。）

宇都宮けんじ先生の仰る、「経済的効率ばかりが重視される自己責任社会から人々の命や暮らし、人権を大切にする社会的連帯を重視する社会へ」という主張と、「コンクリートから人へ」「国民の生活が第一」などの言葉は、同じベクトルであるわけです。

今回の野党合流劇を冷めた目で見る人は、その本質がわかっていないと思います。今回、新・立憲民主党に集まったのは、その多くが宇都宮けんじ先生の支持者であるという重要な共通点があるのです。

☆国政を変えるにはまず地方自治から

もちろん、次の選挙で政権交代を実現するべく全力で頑張るという方針に変わりはないのですが、長い目で考えた場合には、国政を変えるにはまず地方自治から変える必要がある、と宇都宮けんじ先生は指摘します。

医療、教育、福祉など住民にとって身近でかつ重要な多くの施策は、実は国政によってではなく地方自治によってもたらされています。

世田谷区がPCR検査体制を拡充して話題になっていますし、10万円が届くのが早かったり遅かったりとか、コロナ感染者数も都道府県によってかなり違います。給食費の無償化も地方自治体によっては実現できています。

「良い政治」というものを体験できないで自民党政治しか知らない人は、消極的に自民党をいつまでもズルズル支持してしまう、というのもあると思います。

良い政治を体験すること。つまり、新しい政治のビジョンを目の当たりにして、政策が変わることによる生活への影響の大きさを実感することがとても大切ではないかと思います。国政はなかなか変わらなくても、地方自治であれば比較的容易に変えることができると思います。最近は地方選挙での共産党の躍進がよく話題になりますね。

しかし残念ながら、地方議員の大半がいまだ自民党系です。47都道府県で2668人いる都道府県議会議員の半分は自民党系です。また、1740市区町村で３万人いる市区町村議会議員の大半が自民党系なのです。

まずはこの状況を変えていかないと、たとえ国政で政権交代が実現できたとしても、前回の民主党政権のように長続きしないで終わってしまう懸念があります。

☆10/11の昭島市長選・市議補選で野党統一候補を応援しよう！

10/11には、東京都昭島市の市長選と市議補選があります。野党統一候補として、市長選には黒川雅子さん、市議補選には山花のり子さんがそれぞれ出馬しています。前日の10/10には、14時から昭島駅北口にて、宇都宮けんじ先生も応援演説をされるということです。

昭島市の皆さん、頼みますよ！政権交代の前哨戦です。みんなで野党統一候補の黒川雅子さんと山花のり子さんを応援しましょう！

※11日に台風接近の予報も出ています。投票できるうちに期日前投票されることをおススメ致します🙇‍♀️

☆まとめ

✅都知事選での宇都宮けんじ先生の奮闘が、市民と野党の共闘を推し進める重要なきっかけになっていた。

✅国政を変えるには国政だけでなく地方自治を変えていくことも重要である。

✅10/11の昭島市長選・市議補選で野党統一候補の黒川雅子さんと山花のり子さんを応援しよう！

今回、久しぶりに宇都宮けんじ先生の講演が聴けて、とても嬉しかったです。この記事で取り上げられなかった話題もたくさんあります。都知事選の振り返りや韓国ソウル市の取り組みなど、大切なお話しがたくさん聴けますので、皆さんもぜひ聴いてみてください。

国政のみならず地方自治にも積極的に関わっていこうと決意いたしました。皆さまと一緒に、日本を男女平等でハートフルでピースフルに変えていけるように頑張りたいと思います！

最後までお読みいただきありがとうございました！またねー！🧡

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