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  • ローグライクハーフ黄昏の騎士リプレイ

    1人用TRPGローグライクハーフの基本ルールに掲載されているシナリオ「黄昏の騎士」のリプレイ。

  • 箱庭ダンス

  • ローグライクハーフシナリオ

    FT書房で展開している1人用TRPGローグライクハーフのオリジナルシナリオ集

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    9/30はヴァンパイアの日にちなんで書いたヴァンパイア小説。ヴァンパイアのイラストを書いたり、コスプレなどが出来ないので文章で表現してみました。 ヴァンパイアの日https://www.vampireday.com/

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ローグライクハーフリプレイ『黄昏の騎士』その4

このリプレイは、FT書房から出版されている1人用TRPG『ローグライクハーフ』の基本ルールの1stシナリオ『黄昏の騎士』のリプレイです。 「ローグライクハーフ」を遊ぶにあたって(ライセンス表記その他) ---------------------------------------------------------------------------------  「ローグライクハーフ」はルールを確認した後に遊ぶゲームです。新ジャンルではありますが、区分するなら「1人用TR

    • ローグライクハーフリプレイ『黄昏の騎士』その3

      このリプレイは、FT書房から出版されている1人用TRPG『ローグライクハーフ』の基本ルールの1stシナリオ『黄昏の騎士』のリプレイです。 「ローグライクハーフ」を遊ぶにあたって(ライセンス表記その他) ---------------------------------------------------------------------------------  「ローグライクハーフ」はルールを確認した後に遊ぶゲームです。新ジャンルではありますが、区分するなら「1人用TR

      • ローグライクハーフリプレイ『黄昏の騎士』その2

        このリプレイは、FT書房から出版されている1人用TRPG『ローグライクハーフ』の基本ルールの1stシナリオ『黄昏の騎士』のリプレイです。 「ローグライクハーフ」を遊ぶにあたって(ライセンス表記その他) ---------------------------------------------------------------------------------  「ローグライクハーフ」はルールを確認した後に遊ぶゲームです。新ジャンルではありますが、区分するなら「1人用TR

        • ローグライクハーフリプレイ『黄昏の騎士』その1

          このリプレイは、FT書房から出版されている1人用TRPG『ローグライクハーフ』の基本ルールの1stシナリオ『黄昏の騎士』のリプレイです。 「ローグライクハーフ」を遊ぶにあたって(ライセンス表記その他) ---------------------------------------------------------------------------------  「ローグライクハーフ」はルールを確認した後に遊ぶゲームです。新ジャンルではありますが、区分するなら「1人用TR

        ローグライクハーフリプレイ『黄昏の騎士』その4

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        • ローグライクハーフ黄昏の騎士リプレイ
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        記事

          ローグライクハーフd33シナリオ「戦乙女の迷宮」Version1.2

          「ローグライクハーフ」d33シナリオ『戦乙女の迷宮』 2024.4.25 Version1.0 2024.4.28Version1.1  2024.4.29Version1.2 作:ghostwriter ---------------------------------------------------------------------------------    1:「ローグライクハーフ」d33シナリオ『戦乙女の迷宮』 ----------------------

          ローグライクハーフd33シナリオ「戦乙女の迷宮」Version1.2

          ローグライクハーフシナリオ『試練の塔を登れ』ver.2.0

          ローグライクハーフシナリオ『試練の塔を登れ』ver2.0 ghostwriter 2023年8月26日 「ローグライクハーフ」 /FT書房 作:杉本=ヨハネ 監修:紫隠ねこ 「ローグライクハーフ」基本ルール入手先URL ftbooks.booth.pm/items/4671946 本シナリオは、下記の作者によって、下記を想定して作成されています。 ・作者:ghostwriter ・作成日:2023/8/26 V2.0 ・プレイヤー(人数):1 ・プレイ時間(分):40

          ローグライクハーフシナリオ『試練の塔を登れ』ver.2.0

          ローグライクハーフd33用シナリオ『幻惑の街ロロリス』ver2.5

          ローグライクハーフd33用シナリオ『幻惑の街ロロリス』ver2.5 ghostwriter 2023年8月25日ver1.0 2023年8月28日ver1.5 2023年8月30日ver2.0 2023年8月31日ver2.5 「ローグライクハーフ」 /FT書房 作:杉本=ヨハネ 監修:紫隠ねこ 「ローグライクハーフ」基本ルール入手先URL ftbooks.booth.pm/items/4671946 本シナリオは、下記の作者によって、下記を想定して作成されています。

          ローグライクハーフd33用シナリオ『幻惑の街ロロリス』ver2.5

          箱庭ダンス第二章「二人の物語」その3

          7. おーおが話をしたDanse macabreという店は、アキムのようなスラム街に住む若者にも知られている実に“悪名高き”店だ。 単純な性的サービスをする場所ではない。所謂高級娼婦で、年収が100億クレジット(アキムが毎日仕事をしても稼ぐのに300年はかかる)を超えるような人間が遊ぶ店で、そこの“踊り子”は街の統治者や企業重役などしか知らない情報を知っていて(理由は簡単。コトを終えてのピロートークで男はベラベラ大事なことを話すからだ。)、さらにアンドロイドやサイボーグの

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          箱庭ダンス第二章「二人の物語」その3

          箱庭ダンス第二章「二人の物語」その2

          4. 闇医者は動かずに床に横たわっている。生きているか死んでいるかはわからないが、とにかく彼は街のスラム街の寂れたクリニックではなく、この場所にいる。同じように拉致されてきたのだろう。 つまりは、おーお(くどいようだが、サイボーグの女の名はよーこだ)は何か重要な情報を知っているようだ。拉致してまで知りたい情報をアキムに話をしているかどうかが重要で、他は死体(闇医者が生きていないとしたらだが)が増えようがどうでも良いらしい。 アキムはこの1ヶ月の出来事を思い出そうとしたが、

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          箱庭ダンス第二章「二人の物語」その2

          箱庭ダンス 第二章 「二人の物語」その1

          1. 何でおーお(名前がよーことはわかったが、おーおと呼んでいる)をオレのアパートに連れて帰ったのかは、オレにもわからない。 ただ、なんとなく“物語の始まり”だって思ったんだ。 オレが読んでいる“紙の本”で物語の始まりは“男の子が女の子に出会う”というものなんだ。だから、オレもおーおに出会って何かが始まるんじゃないかって思ったんだ。 おーおはサイボーグだった。つまり、“脳ミソ以外は全部機械”ってわけだ。

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          箱庭ダンス 第二章 「二人の物語」その1

          アンノウウン・トラディション第一章【アンガスの墓地跡】 #9/30vampireday #ヴァンパイア文芸部

          1. 私の一番古い記憶というものは、曖昧で、いつの時代か、自分が何歳の頃のものか、何をしていたのかもわからない。 明確なのは、私が目覚めたその場所は、“墓地”だったという一点だけだ。 そこは、仄昏く、湿った土の匂いと腐敗した匂いが充満した、冷たい石の感触のある場所だった。 冷たいぼんやりとした明かり、辺りを見渡すには頼りない月明かりが射し込んでくる場所だった。 その明かりで私の影が朽ちた壁に映っている。 私はそこを感覚的に“墓地”だと認識した。 正確には“墓地跡”だと

          アンノウウン・トラディション第一章【アンガスの墓地跡】 #9/30vampireday #ヴァンパイア文芸部

          箱庭ダンス 第一章「物語の始まり」その2

          第一章 物語の始まり その24. 雨上がりの“森”で両手を上げた女に見とれているアキムはどこからか流れてくる音を聞いた。 流行りのハードなリズムのロックではない。 かといって昔のロックやポップスとも違う。 微かなモスキート音(この森にだけ蚊はいる。街は乾燥と暑さで虫は全部死に絶えた)に似た鼓膜を揺るがすような、路面電車(周囲が砂漠で地下鉄は無い)で設定をミスった時代遅れの“外耳イヤホン”から漏れ出すような音だ。 どこから聞こえてくるのが興味をそそられ、アキムは樹の陰か

          箱庭ダンス 第一章「物語の始まり」その2

          箱庭ダンス 第一章「物語の始まり」その1

          第一章 物語の始まり その11. 雲の上まで伸びるビル群に囲まれたこの場所は、今となっちゃここにしか無い“自然”ってものがある。 この街は確かに超高層ビルがあり、空中を走るハイウェイがあり、(空飛ぶ車はまだまだ夢物語だ)太陽光と核融合で膨大なエネルギーが産み出され、ロボットの労働力により人は働かなくて良くなった。“過去”からしたら“理想郷”なんだろうが、100エーカーの街の外は“砂漠”だ。 この“星”の大半が“砂漠”になっちまった今、国なんてもんはとうの昔に無くなって、

          箱庭ダンス 第一章「物語の始まり」その1

          ローグライクハーフシナリオ『試練の塔を登れ』ver1.7

          ローグライクハーフシナリオ『試練の塔を登れ』 ghostwriter 2023年6月18日4:35 「ローグライクハーフ」 /FT書房 作:杉本=ヨハネ 監修:紫隠ねこ(発売前公開) 「ローグライクハーフ」基本ルール入手先URL ftbooks.booth.pm/items/4671946 本シナリオは、下記の作者によって、下記を想定して作成されています。 ・作者:ghostwriter ・作成日:2023/6/V1.5 ・プレイヤー(人数):1 ・プレイ時間(分):4

          ローグライクハーフシナリオ『試練の塔を登れ』ver1.7

          言葉の色

          また今日も、 嘘を吐いてしまった。 赤い赤い嘘。 そう、血のように赤い「真っ赤な嘘」だ。 「……加奈ちゃん、来年には新しい恋が始まっていますよ」 「えー、ホント?」 「はい、本当です……ほら、カードが暗示しているのは……」 僕は、占いを仕事にしている。 「あれ?“ラバーズ”が逆位置ですけど」 「はは……これはね、“実現する未来”を現すんです。……由梨ちゃん、タロットに詳しいね。でも、僕は正統派とは違う方法を勉強しててね」 「ふーん……」 嘘だ。 僕は、

          言葉の色

          食べる

          あらすじ 食べるという行為が通常の人とは違うものになった青年の犯罪を犯すまでのお話。 1章 かさぶた あれは小学生低学年の頃ですかね。 遊んでいて擦りむいた膝に絆創膏を貼っていたんですが、しばらくするとかさぶたができたんです。 あれって、剥がしたくなるんですよね。それで、爪でカリカリやってかさぶたを剥がしたんです。 不思議ですよね、皮膚の一部なのに皮膚が再生されると剥がれてしまう。 でも、間違いなく自分の一部なんです。 それでぼんやりとかさぶたを眺めていたら、ふいに