夢を見る。時々(2)
小さな頃から本屋、図書館、美術館、博物館が好きだった。寺や神社の木彫りの装飾物などを見るのもとても好きだった。様々な国の民族衣装や各地の伝統的な祭りなどで使用される幻獣など、言い伝えに触れる事もとても好き。それらの場所や、ものを目にすると自由な気持ちになれた。それはどこかの別の世界の話で、人間の持つ想像力の魅力的な可視化物に感じられた。様々な未知に対する自分達なりの答えに畏怖があり、崇めるそれに美しさを見出している佇まいが何よりも素晴らしい。その人の目を借りてその人の技を借