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つらつらと語るフィクション

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頭の中で出来上がったフィクションを形にしていきます。 明るみの布団の中、電車の座席でどうぞレベルの小説です。
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#読み物

あの色の空は綺麗だった【7】

あの色の空は綺麗だった【7】

「今僕らはどこへ向かってるの?」
「隠れる場所もないから逃げるよ!」
「隠れる場所?」

僕の中で聞き覚えのあるワードだった。

そうだ。あの場所なら、この国の人にも
隣国の人にもバレることは絶対ない。

なんてたって、3年間誰にもバレなかった場所だ。

きっと隣国の人にもバレるわけない。
そして、スゥとぺレーダもそこにいるはず。

「隠れられる場所知ってるよ!」

走りながらそう伝えたが、「いい

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あの色の空は綺麗だった【5】

あの色の空は綺麗だった【5】

ケリーはこっちを向かない。
遠くをみている。

「あれなあに?」というケリーの声と同時に
遠くの方でとても大きな音と煙が立ち上がった。

大きな炎と煙が見える。ケリーと顔を見合わせて慌てて展望台を降りた。
よくわからないが、ただ事ではないらしい。

「街に戻ろ!」とケリーの腕を引っ張って
急いで街の中心部に戻る。

街に近づくにつれて人の叫び声と鳴き声が
聞こえるようになってくる。

朝まではなか

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あの色の空は綺麗だった【3】

あの色の空は綺麗だった【3】

まぁいいや。適当にごまかしておけば。
「外で遊んでいたら思ったより暗くなった!お日様が早めに休んだのが悪い」

と言っておいた。

夜ご飯を食べてささっと寝た。
夢の中で大きな雲のなかを移動する夢を見た。

よく分からないけど、静かな恐怖を感じた。
声を叫んでも誰もいない感じがした。

次の日の朝を起きると汗でびっしょりだった。
おねしょじゃなくて良かったよ。

思ったよりも曇り空だ。
学校に行く

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あの色の空は綺麗だった【2】

あの色の空は綺麗だった【2】

帰り道もスゥとぺレーダと、ケリーも一緒だ。
ちなみにケリーは僕の好きな子だ。

金色の髪の毛にピンクのリボンが似合う子で、
ちなみにお姉ちゃんも可愛い。

帰り道にぺレーダに聞いてみた。

「なんで隣国の人たちって火を出してるんだろうね」
「きっと面白いイベントでもやってるのかも」
「なにそれ!隣国行きたくなった!」

そんなことを話していると、ケリーの家についた。
黄色い綺麗な家だ。家の前には愛

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あの色の空は綺麗だった【1】

あの色の空は綺麗だった【1】

遅刻寸前の大慌てだ。
今日は晴天だ。おかげさまで汗もダラダラ。

ランドセルの中身は曖昧だけど、とりあえず走った。

家を出てすぐにちょっと前にいる凹凸のある集団に追いついた。
「おはよ!」「なんとか間に合ったね!」

いつも仲良くしているスゥとぺレーダに合流した。
ちなみに僕の名前はハンク。

今日も寝坊しそうだったけどギリギリセーフだ。
「学校では人気者!」だと思ってる。

スゥは僕より身長が

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