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ホスピタルアート

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ホスピタルアートとは、アートを通した療養環境改善の試みのことです。 患者さんの生活や家族に目を向け、個々に合ったケアを提供とする総合診療とホスピタルアートは親和性が高いとも言える…
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記事一覧

祝✿ヘルスケアアートの日2024~ひろがる、つながる、アートと医療の輪~

祝✿ヘルスケアアートの日2024~ひろがる、つながる、アートと医療の輪~

2月23日に行われたヘルスケアアートの日2024にオンラインで参加しました。

報告会では、魅力的な活動をされている様々なアーティストの実践発表を聞くことができました。とても充実した報告会だったので、~ひろがる、つながる、アートと医療の輪~と、勝手に副題をつけてしまいました^^;

特に印象的だったのは、tona LLC. 代表の河東さんの報告で、医療的ケア児を支援するために開発したというタオル『

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#17 「感情の木」参加型ホスピタルアートをやってみました!~つくって、みて、感じるアート~

#17 「感情の木」参加型ホスピタルアートをやってみました!~つくって、みて、感じるアート~

「病院に行くと緊張してしまう・・・」
「病院の白い壁や廊下で、なんだか苦手・・・」

病院を受診する時、そんな気持ちになったことが、誰でも一度はあるのでないでしょうか?

総合診療医として病院に勤務している私自身、「病院の無機質な雰囲気はあまり好きではないな」と感じていました。そんな病院の雰囲気を花びらシールで彩る活動として、今回は「感情の木」という参加型ホスピタルアート活動についてご紹介します。

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HANASOW(はなそう)での小さな冊子作りイベントに参加してきました!

HANASOW(はなそう)での小さな冊子作りイベントに参加してきました!

こんにちは、今日は、HANASOW(はなそう)での小さな冊子作りイベントに参加してきました!

水戸市の駅前にある健康なんでも相談室HANASOW(はなそう)さん。
何でも話そう、悩みを手放そうという意味が込められたネーミングで、
ガラスの外観、奥に木の温もりのある内装の素敵な建物でした。

HANASOWさんのある、メビウスメディカルのホームページはこちら。

まずは、講師の吉田朝麻先生(浜松か

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#13 筑波大学病院の似顔絵プロジェクトに参加しました!~筑波大学芸術系学生チーム「アスパラガス」のホスピタルアート活動~

#13 筑波大学病院の似顔絵プロジェクトに参加しました!~筑波大学芸術系学生チーム「アスパラガス」のホスピタルアート活動~

病院ってなんだか怖い、緊張すると感じることがありませんか?

診察や治療を待つ間、少しほっとする空間が待合室にあると気持ちが和らぎますよね。

今回、筑波大学芸術系の学生チーム「アスパラガス」の皆さんの企画で、医療者に親しみを感じてもらうことをコンセプトとした似顔絵プロジェクトに参加させてもらいました。

筑波大学附属病院では、アートコーディネーターが活躍しており、病院を挙げてアートを取り入れた療

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#12 Happyな障害者ケアの在り方とは?~福井のオレンジホームケアクリニックの見学で学んだこと~

#12 Happyな障害者ケアの在り方とは?~福井のオレンジホームケアクリニックの見学で学んだこと~

障害者のケアをきくと、どんなイメージがありますか?

先日、福井のオレンジホームケアクリニックを見学に行きました。
私は普段、訪問診療を行っているのですが、医療的ケア児の診療については経験が少ないため、小児の在宅医療や地域でのケアについて勉強したいと思い、訪問させてもらいました。

今回は、見学を通して学んだ、生活者の目線で多職種が関わることの大切さと、地域でBe Happyに暮らすための障害者ケ

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#8 ケアする空間デザインとは?~日本の福祉現場での実践;第2回北欧のヘルスケアアート講座での学び・後編~

#8 ケアする空間デザインとは?~日本の福祉現場での実践;第2回北欧のヘルスケアアート講座での学び・後編~

「北欧の福祉はすすんでいるけど、日本はどうなのか?」

北欧の福祉現場のアートを学んで、日本で実践している、素晴らしいデザイナーさんがいます!
今回は、北欧のヘルスケアアート公開講座で学んだことの後編として、tona代表の河東さんが日本の医療福祉現場で実践されているヘルスケアアートについてご紹介します。

前編の記事は、こちら。

公開講座の主催団体「なごやヘルスケア・アート」についてはこちら。

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#7 北欧の高齢者施設とヘルスケアアート~第2回北欧のヘルスケアアート講座での学び・前編~

#7 北欧の高齢者施設とヘルスケアアート~第2回北欧のヘルスケアアート講座での学び・前編~

高齢者施設って、どんなイメージがありますか?
先日、なごやヘルスケア・アート主催の第2回北欧のヘルスケアアート公開講座に参加しました。tonaの河東さんより、北欧と日本の高齢者施設でのヘルスケアアートについて紹介され、多くの学びがありました。今回は、前編として、空間が人をケアし、「元気でいられる」北欧の高齢者施設についてご紹介します!

tonaの河東さんのお話~北欧の高齢者施設とヘルスケアアート

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#6 わたしだけのプチヒュッゲを見つけよう!~【第2回】学習会からの気付き~

#6 わたしだけのプチヒュッゲを見つけよう!~【第2回】学習会からの気付き~

「HYGGEから考えるヘルスケアアートとウェルビーイング」という名古屋ヘルスケアアート主催のセミナー全5回のセッションのうち、今回は8月22日に行われた第2回学習会で学んだことについてご紹介します。

・わたしにとっての「HYGGE」な環境とは?2回目の学習会では、書籍『ヒュッゲの365日』のCHAPTER 2/ ヒュッゲについて話しましょう(p.22~43)をテーマとして、
「あなたにとって“H

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#3 北欧の「HYGGE(ヒュッゲ)」とホスピタルアートの学習会【第1回】に参加して感じたこと

#3 北欧の「HYGGE(ヒュッゲ)」とホスピタルアートの学習会【第1回】に参加して感じたこと

こんにちは、春カルボナーラです。
今回は、ホスピタルアートをテーマに、なごやヘルスケアアート・マネージメント主催の学習会 「HYGGEから考えるヘルスケアアートとウェルビーイング」【第1回】に参加して感じたことについて書きたいと思います。

北欧の「HYGGE(ヒュッゲ)」やホスピタルアートが好きな方、
ホスピタルアートが日本にやってきたルーツを知りたい方に読んでもらえれば嬉しいです。

「HYG

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