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ロシアが言う世界の多極化について

ロシアが、米国主導の世界から、世界の多極化を進めたいと言っていることが、新聞で記載がありました。

ロシアの考える多極化とは恐らく、強い国が一番飛びぬけているのではなく、なるべく横並びの力関係を作りたいと考えていると推察します。

日本の戦国時代を考えると想像がしやすいと思いますが、一強でなく力関係が拮抗している国が多くなるほど、競争が起きやすくなります。

企業経営でもそうですが、力が拮抗している時ほど、一番を目指して競争が激化します。

国際社会に例えると、群雄が割拠するほど、戦争や紛争が起きやすくなると考えます。

それぞれの国の思惑が交錯し、外交に使うリソースも上がり、現状維持をするのも難しい国が増えることが予測できます。

ロシアは軍需産業と資源と穀物が強い国なので、世界が群雄割拠するほど、世界でのパワーを発揮しやすい国であることが考えられます。

最近では穀物を武器にとり、世界中で食糧不足に陥りました。

また、ロシアにガスを依存していたドイツが対応に苦慮したように、資源や穀物に依存している国が多いほど力を発揮しやすいと考えます。

インドがロシアに軍事面で依存していたため、強気な対応ができなかったことも最近ではありました。

世界は温暖化が進み、あと数十年後には世界中で綺麗な水が飲めなくなります。また、温暖化で作物を育てられなくなる国が多く発生し、ソロモン諸島などは水没の危険性も秘めています。

人類は争いよりも、そういった問題に取り組んで解決していくことが今求められていると考えます。

以上、本日はロシアの考える多極的な世界の考察をしました。


※以下に以前投稿した関連記事を載せています。よろしければ読んでいただけますと幸いです。

★地政学でみる、ロシアとの考察


★貿易やビジネスで考える資源の依存などについて


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