ラーメン4.0@開業日記#79 ストループ効果

今日は心理学のストループ効果について考えていこうと思います。この心理学は赤という文字が書いてあるのに文字の色が青。というように文字が持っている意味と違う意味の色がついていたりする時に発生するものです。
それでは今日も最後までよろしくお願いいたします。

「ストループ効果」とは

「ストループ効果」とは、『2つの異なる情報が干渉しあう』ことを言います。この現象を発見した人(ストループ)の名前がつけられました。序文の例がまさにその例えのまんまになっています。

色が与える情報と文字が干渉している例

例えば、「クリスマス」をイメージする色は「赤」と「緑」ですね。
下記の画像を見てみてください。

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「犬がかわいいなぁ」と思いつつ、何か違和感を感じませんか?
クリスマスで、サンタの格好なのに「水色」・・・。ヘンな感じですよね。

この「違和感」がストレスに感じられてしまうということになります。
人は、ストレスからは逃げたいという欲求を持っていると言われているため、こういった違和感が続くことで、見ていて「何かストレスを感じる」という印象を与えてしまいます。

画像2

サンタクロースはやはり、「赤」ですね。

情報内容と文字が干渉している例

色だけでなく、情報をレイアウトする際にも注意が必要です。

画像3

特に問題ないようにも見えますが、パッと見で「問い合わせ」「電話で」という言葉が目にはいると思います。そこで必要になる情報は「電話番号」です。

画像4

電話番号を大きくしてみました。
こちらの方がスッと「電話で問い合わせ」という情報が入りやすいと思います。

画像5

さらに、視覚的に「電話だ」とわかるような記号も追加してみます。より、問い合わせしやすくなりました。
さらに、問い合わせする側になって想像してみると、下記のような疑問が出てきます。

営業時間は何時なんだろう
定休日はあるのかな
ファックスやメールで問い合わせしても良いのかな
会社名なんだったっけ?
担当の人っているのかな?
これらの情報を、関係があるもの同士を並べてレイアウトすることで、より問い合わせしやすく見える、ということになります。

画像6

問い合わせがしやすい看板になったと思います。

このように最初の看板も一見間違ていないように見えましたが、しっかりと考えてみると穴だらけの看板でした。

変えたことは小さなことが殆どですが、小さいことで大きくイメージが変わっきますので、最後の最後まで手を抜かず確認が必要です。

それではまた明日!!

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