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僕が思う、物語を書く時に必要なこと

こんばんは!
来週はショートショートを毎日投稿!小栗義樹です!

今日は水曜日ですね!
水曜日は、僕が気づいたことや学んだこと、知ってて役に立ったことをまとめる記事を書いています!

本日書く内容は「僕が思う、物語を書く時に必要なこと」です。

最初に言っておきます。僕が思う!です(笑)
プロではないですので、あくまでこれまでに勉強した内容をまとめるだけになります。

映画・小説・ゲーム・動画・アニメ・ドラマ・ラジオ・音楽・絵など、作品を鑑賞するのが大好きな僕が、これまでの経験の中で得た内容を書いていきます。

よければ最後まで、読んでってください(笑)

まず僕の中で、作品というものは2種類に分けられています。
流行る作品と保存される作品です。

流行る作品というのは、話題になったり、拡散されたり、トレンドが踏襲されていたりして、見つけれてもらえさえすれば人々から高い支持を集めることが出来るものです。沸点が高いと言ってもいいかもしれません。

反対に保存される作品とは、じわじわとその価値が広まり、考察や感想などが語り継がれ、長い期間ずっと愛される作品のことです。流行る作品とは対照的で、爆発力は無いけれど、長い時間忘れられません。

ちょうど投機と投資の感覚に似ていると思ってもらえればいいです。短期的に沢山の利益を得るか、1回でもらえる利益は少ないけど、ずっと一定の利益を得るか。こんな感じの差があると考えてください。

これらの作品には、作るための法則性があります。もちろん例外もありますが、おおよそこれで話はつきます。

流行る作品にはサプライズが必要で、保存される作品は普遍性が必要です。無論、どちらの作品も筋や流れがきっちりしていることが前提となります。筋がしっかりしていないと、受け取ってくれる人には伝わらないでしょう。音楽でいえばコード進行です。

これらを前提とした上で、今回は保存できる作品を作るために必要なことを書きます。

流行る作品、サプライズについては、また機会があればお話ししますね。興味があればコメントください(笑)

そもそもサプライズとは、矛盾の辻褄を合わせる後付けが上手いかどうかで決まります。これは、物語を進行していく上でいつでも付随させることが出来るので、僕が言うのもなんですが、そんなに難しくありません。もちろん、そういう能力が高い人、才能を持っている人は確かにいて、出来る人のことをすごく尊敬しています。お話ししない理由をいえば、これが技術の問題ではないから。一長一短で出来るような代物ではないと思うからです。

さて、前述したとおり、保存できる作品には、普遍性が必要だと書きました。

まず、長い時間をかけて語り継がれる作品の多くには「サプライズ」という概念が存在しません。このサプライズというのはインパクトのある伏線回収などが該当します。

サプライズとは、相手をビックリさせる行為のことです。

ビックリさせるということは、言い換えれば、その部分を強烈に印象付けることだったりします。サプライズの部分以外を犠牲にしてもいいくらいの過激な印象を付ける。ということは、受け取った人はそもそも「作品」を印象付けるのではなく「サプライズ」を印象付けることになります。

サプライズは一度実施した後、効果を失います。もう一度、その作品に触れた時、一度目以上の感動を味わうことは出来ません。

誕生日パーティーをサプライズで開催したとして、翌年、同じ人に同じような手法のサプライズを行うことが出来なくなってしまうあの現象と同じです。

普遍性を持って語り継がれることが目的の保存がきく作品とサプライズの相性が最悪なのはこれです。

落語なんかをイメージしてもらえるといいかもしれません。古典落語の噺には、サプライズ要素なんてほとんど無いでしょう。曲も同じです。20~30年前に流行った邦楽には、人間が聞いていて心地よいとされる「パッヘルベルのカノンのコード進行」、いわゆる黄金のコード進行が使われていることがほとんどです。

これらはすでにネタバレされているにも関わらず、多くの人の胸を打ち、今でも感想や考察がなされています。

保存できる作品とは、サプライズを極力排除した上で、ネタがバレていても面白いと思わせる強固な作りが最低条件です。そこには確かな技術と多面構造、知識が必要になります。サプライズが効かず、ネタバレしているという状態は圧倒的に不利です。相手をびっくりさせることもできないし、そもそもオチが分かっているわけですから。印象も与えにくいし、話しの流れまで分かっている。それは、じゃんけんで次に出す手を宣言しながら勝ち続けるのと同じような感じだと思います。

技術と多面構造、知識。これらは、もう一度作品に触れた時に生まれる新たな発見につながります。保存できる作品に待ちうける最大の壁は、何度も触れてもらうことです。触れてもらい続けなければ、そもそも語り継がれることはないわけです。

もう一度あの作品に触れたいと思わせるには、印象を与える必要があるのですが、サプライズが効かない以上、印象を与えるのは難しい。

別の方法でもう1度触れたいと思わせる印象を与えないといけないわけですが、その時に役に立つのが技術や多面構造、知識になります。

技術を相手に伝えて「凄い」と思わせ、多面構造で「新たな発見」を用意し、知識で「別の視点」を与えます。

この順番で人の興味を煽り、印象を作り出す。これが保存できる作品に求められるものです。

これらが場数で身に着けられるのかどうかは分かりません。確かなのは、ものすごい修業が必要なことと、常に意識しないといけないということ。もともとの才能も絡むのでしょうけど、ある程度のレベルまでは意識した練習でなんとかなるのではないかと思っています。

これらの要素を踏まえた上で、さらに時代や潮流などの外的要因、運を味方につけたものだけが保存できる作品になるわけです。

ワクワクしますよね(笑)

ここまでやって、最後に運ですよ?(笑)

ビジネスなんかよりも圧倒的に難しいじゃないですか?(笑)

僕は今、作品という概念を説明する文章を書いていますが、概念説明は非常に難しいです。ひょっとしたら伝わり切らないかもしれません。

作品作りというのは、それよりもはるかに難しいものだと思っています。

僕がこれから挑む小説というのはそういうものです。

書いていたら、気が遠くなってきました(笑)

だからこそ追いかけがいがあるし、そこにロマンがあるのは間違いありません。不安もありますが、来週のショートショート毎日投稿を全力で楽しみます!

今日書いた文章が伝わること、ちょっとでも何かの役に立つ事を願い、この記事を〆させていただきます。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!

また明日の記事でお会いしましょう!


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