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インド旅 ② 【アシュラムで修行】

リシケシュは、ガンジス河の上流に位置し、ヒンドゥー教の聖地・ヨガの発祥地として知られています。

私の好きな The Beatles の曲「Black Bird」や「Mother Nature’s Sun」は、彼らがリシケシュに滞在しているときに作られたものです。

知人に紹介してもらったヒンドゥー教の僧侶(スワミ)のアシュラム(ヨガや瞑想の修行の場)で、グルクラ(師と弟子が寝食を共にしながら学ぶインドの伝統的な教育システム)をさせてもらうことなりました。


デリーからリシケシュヘ

デリーからハリドワールまで電車で移動し、リシケシュ行きのバスを待ちましたが、待てどもバス見あたらず。

周りの人にバス停を聞いてもそれぞれ違う方向を指し示すので、あまりの暑さにギブアップし、リキシャでリシケシュに向かいました。


アシュラムでの生活

お世話になるガンガーラム先生のアシュラムには、ムンバイのアシュラムから来た研修グループも滞在しており、寝食を共にしました。


皆で食べる夕食。ムンバイ一行の女性たちがインド料理をふるまってくれました。
ベジタリアンメニューでもスパイスが効いていて、全く物足りなさを感じさせない美味しさでした。


一方、私も何かふるまえないかと、日本から持ってきていたふりかけを試してもらいましたが、反応は微妙でした(笑)


 
食後の団欒。踊りを披露してくれました。


アシュラムでの生活は、早朝と夕方の瞑想とヨガ以外は皆それぞれ自由に過ごしていて、ゆったりした空気が流れていました。


この日は皆でガンジス河でお祈りをしました。

牛乳を流し込みます。


バラナシのガンジス河と比べて流れが速く、沐浴中、流されそうになりました。


この日は皆で近所の別のアシュラムに赴き、お祈りの後、昼食をいただきました。


「ジャラネティ」という、食塩水を鼻に流し、鼻腔内を洗浄する方法を教わりました。実はこれ、1500年以上も続くヨガ技法の一つだそうです。

ゴム状の紐を鼻から口に通す、「スートラネティ」という技法も教わりましたが、「おえっ」と咽てしまい、私はできませんでした。


ヒマラヤ山脈から昇るご来光を見ることもできました。


まとめ

リシケシュで、ヨガや瞑想、ガンガーラム先生やお弟子さん、ムンバイから来た人たちとの交流を通して感じたことは、「焦らずに、健康に、自分らしく朗らかに、ぼちぼち生きていければいいかな」ということです。

それまでの私は、日本で自分の健康も顧みずにガリガリ働き、いつも時間に追われ、人と自分を比べては焦り、心の余裕が無いため周りの人にやさしくなれず、ごみの分別なども適当にしていました。

そして、そんな自分自身のことが好きではありませんでした。

しかし、リシケシュの風や水、人に触れることで、こころに本来の落ち着きと温かさが戻ったように感じました。

ガンジス河のほとりで瞑想中にうたた寝をしてしまい、起きたときには全身蚊に刺されていたり、体が硬くてヨガのポーズがうまくできなかったり、

私の場合、アシュラムで何かのテクニックを習得した訳ではありません。

ただ、自分と向き合うことができた点において、リシケシュに来てよかったなと思いました。

お互い体調を崩したり、一緒に道に迷ったりしながらも、いろんな経験を共有できたインド旅の友、ヨハネスにも感謝です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



✳︎ 前回の記事、インド旅 ① 【マザーハウスでボランティア】はこちらです。

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