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『白いカラス』シリーズ

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#トートロジー

白いカラス(最終回の3)  平和のアナロジー

白いカラス(最終回の3)  平和のアナロジー

いよいよ最終回。

こんな記事を目にしました(2022.09.22)。

いくら信頼性の高い記事でも、読まれなければ人々の知識とはなりません。

一方、読んでも知識とならない記事もある現実(笑)。

    ◇      ◇      ◇        ◇

スリーパー効果
スリーパー効果とは、情報源の信頼性が低い記事を読んだ直後、一旦は信頼性の低い記事だと判断していても、4週間程度で、信頼性の低

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白いカラス(最終回の1)  平和のアナロジー

白いカラス(最終回の1)  平和のアナロジー

子どもの誘拐と国葬との間には、なんの関係もありません。

脅迫か、そうでないかの違いはあるものの、憲法9条の改正に反対する人と類似点があります。

それは、主張は一貫しているが、論理に一貫性はない(=没論理)ってところ。
まさに、「無知は力 (IGNORANCE IS STRENGTH)」、あるいは、「非学者論に負けず」(笑)。
そして、口を開けば、いつもトートロジー。

オイラは他国に蹂躙されな

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白いカラス(10) ー暗黙の原則ー

白いカラス(10) ー暗黙の原則ー

「平和」という結論を出すための「方程式を巡る旅」もいよいよ最終回となりました、と書くつもりでした。

でも、今までに増して長くなりそうなので、次回を最終回とさせて頂きます。

それでは、お付き合いください。

中国という国家が、東シナ海、太平洋、台湾を重視していることはすでに指摘しました。

https://note.com/gashin_syoutan/n/n6e4067b9c906

「国家」

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白いカラス(番外編) ー箸休めー

白いカラス(番外編) ー箸休めー

「週イチ」ペースで、『白いカラス』シリーズを書いてきましたが、ここでちょっと箸休め。

なにしろ、長い、わからない、つまらないの3拍子揃ったシリーズですから、読者に振り向いてもらえなくて当然。

なるべく一つの学問分野(discipline)に偏らない学際的(interdisciplinary)アプローチにしようと思ったのが、徒(あだ)になったようです。結果として、毎回、冗長な記事となってしまいま

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白いカラス(2) ー神話から人間世界の事象へー

白いカラス(2) ー神話から人間世界の事象へー

2014年5月、安倍首相が目指す集団的自衛権の行使に反対する市民団体や労働組合が「憲法9条があるのに、海外で武力行使する国にしてはいけない」と訴え、通行人にビラを配りました。

参加者の1人は、「北朝鮮や中国の脅威を理由にしているが、日常生活では感じない。脅威を無理やり作る出しているのではないか」と言います。

しかし、現実の社会では、北朝鮮が核開発を行い、中国は南シナ海でベトナムやフィリピンの領

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