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ゲームいきものレポート(全記事)

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ゲームに出てきたいきものについてのレポートです。
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2024年5月の記事一覧

【レポート】ハナカマキリ――ランの花に似たきれいなカマキリ

いきもの名:ハナカマキリ
学名:Hymenopus coronatus

【登場するゲーム】

 カマキリ目ハナカマキリ科のハナカマキリ。カマキリの中ではとてもきれいでかわいらしい印象を受ける人が多いかもしれません。ピンクと白の体はランの花を連想させるそうです。そのため、「ランカマキリ」と言うこともあるそうです。
 ゲーム世界でも、このカマキリは人気です。しかし、『あつまれ どうぶつの森』では捕ま

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【レポート】カワウソ――「かわうそ」という妖怪、ご存じですか?

いきもの名:カワウソ
学名:ー

【登場するゲーム】

 食肉目(ネコ目)イタチ科のカワウソ。いわゆるカワウソなので、特定の種ではない。そのせいか、『Cell to Singularity』では「カワウソ」と言いながら画像はラッコになっている(ラッコもイタチ科)。
 ゲーム世界ではやはりかわいらしさからか、コツメカワウソの見た目をしているカワウソが目立つ。それはそれでかわいらしいのだが、よく見てみ

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【レポート】ヒヨドリ――ヒーヨヒーヨといえばヒヨコかヒヨドリ

いきもの名:ヒヨドリ
学名:Hypsipetes amaurotis

【登場するゲーム】

 スズメ目ヒヨドリ科のヒヨドリ。「ヒーヨ、ヒーヨ」と大きい声で鳴いているためヒヨドリと呼ばれるようになったという、わかりやすい鳥。全国で見ることができるので、姿を見たことがない人でも鳴き声を聞けば「あ! 知ってる!」という人もいるのではないだろうか。
 ゲーム世界では鳥の情報を載せるとしたら絶対に載る鳥で

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【レポート】イスズミ――釣られたショックで脱糞するざんねんなおさかな

いきもの名:イスズミ
学名:Kyphosus vaigiensis

【登場するゲーム】

 スズキ目イスズミ科のイスズミ。先日寿司屋に行くと「イスズミ」があると書いてあり、面白くて注文してみた。白身魚でしっかりした味で美味しい魚であったが、後で調べてみると厄介者扱いされる魚らしい。美味いのにと思ったが、理由はちゃんとあった。その話は後述に。
 さて、ゲーム世界ではめっちゃよく見るというわけではな

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【レポート】ハツカネズミ――ゲームネズミは健康に過ごすことができるのか

いきもの名:ハツカネズミ
学名:Mus musculus

【登場するゲーム】

 ネズミ目ネズミ科のハツカネズミ。実験動物の代表格。精神系の薬を作るときにも実験動物として選ばれるから「鬱病のネズミ」とか「学習性無力感のネズミ」とかなかなかに可哀想なネズミが生まれてしまう。人間の文化的な活動とは切っても切れない関係のネズミだ。
 ゲーム世界でもそういう扱いをされているかというと、正直まだわからない

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【レポート】オウムガイ――ゲーム世界で一番人気な気がする「生きた化石」

いきもの名:オウムガイ 
学名:Nautilus pompilius

【登場するゲーム】

 オウムガイ目オウムガイ科のオウムガイ。頭足網であるため、イカやタコの仲間でもある。ノーチラスという船を意味する名前も持っていて、アンモナイトに似たその見た目は「生きた化石」の代表格ともいえる(厳密にはアンモナイトとは別の種)。
 ゲーム世界では……圧巻の登場回数だ。これでもまだ氷山の一角だろう。note

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【レポート】ガラパゴスゾウガメ――あなたの知るガラパゴスゾウガメはどんな見た目?

いきもの名:ガラパゴスゾウガメ
学名:Chelonoidis nigra

【登場するゲーム】

 リクガメ科のガラパゴスゾウガメ。最大のリクガメであり、長寿なカメとしても知られています。動物園で見たことがあるという人も多いでしょう。200年近く生きるといわれているそうです。実はダーウィンが進化論を考えるきっかけになったとも言われています。
 ゲーム世界でただ「ゾウガメ」と言われたときは、おそらく

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【レポート】シボリアゲハ――ゲーム世界では2011年より前から発見されていた幻の蝶

いきもの名:シボリアゲハ
学名:Bhutanitis ludlowi

【登場するゲーム】

 チョウ目アゲハチョウ科のシボリアゲハ。ウスバアゲハの仲間だ。ブータンのヒマラヤ山脈で見ることができる「秘蝶」であり、幻の存在として扱われている。2011年にNHKでシボリアゲハを見つけにブータンに行く話が放送された(参考のリンクで全容を読むことができる)が、その後シボリアゲハはブータンの国蝶となったらし

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【レポート】マダイ――日本人なら釣れるとうれしい魚

いきもの名:マダイ
学名:Pagrus major

【登場するゲーム】

 スズキ目タイ科のマダイ。めで鯛で有名な縁起物の魚だ。しかし、鯛自身は自分が縁起物であるなどと考えてはいないだろう。事実、他の国では「貪欲な魚」とも言われることがあるらしい。とはいえ、「美味しい魚なので食べちゃいます」というスタンスは世界共通らしい。
 ゲーム世界でも美味しく食べられているかもしれない。料理系ゲームを探索し

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【レポート】リードシクティス――「史上最大の硬骨魚」の地位は揺らいでも覆らず

いきもの名:リードシクティス
学名:Leedisichthys sp.

【登場するゲーム】

 脊索動物門の条鰭網パキコルムス目パキコルムス科のリードシクティス。『FOREVER BLUE LUMINOUS』では「史上最大の硬骨魚」と言われている。ものすごく大きな魚だ。しかし、これがまるまるそのまま化石として見つかったわけではなく、頭蓋骨の一部や肋骨などの部分的に見つかったものから推定されたもの

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【レポート】カンムリカイツブリ――鳥にとってお気に入りな鳥とは?

いきもの名:カンムリカイツブリ
学名:Podiceps cristatus

【登場するゲーム】

 カイツブリ目カイツブリ科のカンムリカイツブリです。あまり名前を聞かない鳥ですが、そこそこ大き目の水鳥です。越冬のタイミングに青森県で見ることができるらしいです。他にも琵琶湖でも見ることができると言われています。しかし、現在は減少傾向らしいので、なかなか見ることができない鳥かもしれません。

 寿命

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【レポート】アメリカザリガニ――赤い体が美味しそうに思ってしまうのはなんでだろう

いきもの名:アメリカザリガニ
学名:Procambarus clarkii

【登場するゲーム】

 十脚目(エビ目)アメリカザリガニ科のアメリカザリガニ。食べ物の話になるけれど、エビが好きだ。クルマエビとかを加熱すると色が変わって赤くなるのが好き。生より茹でたり炒めたりするほうが好き。アメリカザリガニを見るとそういうエビのことを思い出してしまい、食べたことがないのに「美味しそう」と思ってしまう。

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【レポート】マレーグマ――ハチミツ食べたい系のクマさん

いきもの名:マレーグマ
学名:Helarctos malayanus

【登場するゲーム】

 食肉目(ネコ目)クマ科のマレーグマ。なんとなくサーカスにいるクマという印象があります。クマの中でも小さいサイズであるため、「ドッグベア」と呼ばれるそうです。ツキノワグマに似ていますが、サイズがツキノワグマよりも小さいみたいです。
 ゲーム世界でもけっこう見ることができます。サーカスというよりも動物園で多

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【レポート】オニヒトデ――食べれないし、毒があるし、たくさんいるし

いきもの名:オニヒトデ
学名:Acanthaster planci

【登場するゲーム】

 アカヒトデ目オニヒトデ科のオニヒトデ。ヒトデといえば星型だが、このヒトデは手がたくさんある。もはや森のように手が伸びていて、少し怖くもある。このオニヒトデは毒をもっている上、大量発生し、サンゴを食べてしまうので、現実世界ではなかなかに厄介である。
 ゲーム世界ではABZUのように背景に登場することもあれば

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