【レポート】ハツカネズミ――ゲームネズミは健康に過ごすことができるのか

いきもの名:ハツカネズミ
学名:Mus musculus

【登場するゲーム】

Bithdays the Beginning
花といきもの立体図鑑

 ネズミ目ネズミ科のハツカネズミ。実験動物の代表格。精神系の薬を作るときにも実験動物として選ばれるから「鬱病のネズミ」とか「学習性無力感のネズミ」とかなかなかに可哀想なネズミが生まれてしまう。人間の文化的な活動とは切っても切れない関係のネズミだ。
 ゲーム世界でもそういう扱いをされているかというと、正直まだわからない。バイオハザードみたいなゲームとか、それっぽいフリーゲームを探せばそういうハツカネズミもいるのかもしれないが、なかなか食指が動かない。

分布:日本全土、大きさ:尾をのぞいた長さ6~9㎝、体重12~20g、時期:通年
人間といっしょに世界中にすみかを広げた動物で、人家以外には、草地、畑、河川敷などに見られる。乾燥に強く荒れ地にも見られる。野生のものは体長が7㎝ぐらいで全体に茶色いが、品種改良によってさまざまな色のものが作られ、中にはまったく毛のないものもいる。ペットや実験動物として、突然変異によってできた、体が真っ白で目の赤い品種が数多く飼われている。ペットや実験用として使われているハツカネズミは、ヨーロッパで改良されたもので、日本で見られる野生のものより少し大きい。日本でも江戸時代にはすでに飼われていたという。
雑食性で、おもに植物の種や実を食べるが、昆虫なども食べる。生まれたばかりの子どもには毛がないが、成長が早く、生まれて3か月以内に親になる。

『花といきもの立体図鑑』

 『Bithdays the Beginning』では人間を生み出す過程でハツカネズミが生じる。ここで生じるのは野生個体なのだろうけど、ヒトが誕生して、捕まえて、医学を発展させようとして……。ハツカネズミとしてはヒトは誕生しないほうが幸せなのかもしれない。

※このレポートは現在研究員がプレイ・収録した情報を元に書かれている。そのため、新たな情報が更新される可能性がある。

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